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「パンのフェス2021初夏 in 横浜赤レンガ」初出店6店のおすすめ商品を実食レポート
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「パンのフェス2021初夏 in 横浜赤レンガ」初出店6店のおすすめ商品を実食レポート

野崎 さおり
野崎 さおり

6月18日から3日間、横浜赤レンガで開催される「パンのフェス2021初夏 in 横浜赤レンガ」。一度に色々なパン屋さんのパンを購入できる楽しみなイベントとして、心待ちにしているパン好きさんも多いですよね。

2016年の初回開催時から、来場者は約12万人から14万人以上。各地からたくさんの人が来場して、お目当ての人気店には長い行列ができることはご存知の通りです。売り切れが続出するなか、お目当ての商品を無事に購入できるかどうかは、事前のリサーチにもかかっています。そこで気になる今回初出店のパン屋さん6店舗のおすすめパンをご紹介します。

青森のりんごたっぷり!Little Princessの「りんご食パンキューブ ふじ」

Little Princess

青森に2店舗を構える「Little Princess」。地元の農家が丹精込めて作ったりんごを使って、誰も食べたことがないようなりんごパンを作ろうと開発した「ずっしり贅沢りんご食パン」は、先着や抽選販売など、通販でもなかなか手に入らない人気商品です。

「Little Princess」が「パンのフェス」に送り出すのは、ふじりんごを使った「りんご食パンキューブ ふじ」です。切ってみると驚くほどたくさんりんごが入っています。ノンシュガーセミドライ製法で加工されていて、アップルパイや焼きリンゴとも違うギュッと詰まったりんごの味を感じます。

■ Little Princess
https://www.little-princess.jp

あんこにも生地にも湘南生まれの青摘みかんを使用! サンメッセしんわの「湘南みかんぱん」

サンメッセシンワ

温暖な気候に恵まれた神奈川県平塚市、大磯町、二宮町ではみかんが栽培されています。栽培途中に間引く青摘みかんをパン生地とあんこの両方に使っているのが「湘南みかんぱん」です。第4回全国逸品セレクションの準グランプリを受賞し、「湘南ひらつか名産品」にも選ばれています。作るのは平塚市にある社会福祉法人進和学園の施設「サンメッセしんわ」です。

袋を開けば甘酸っぱい香りがぷーん。やさしい口どけのみかん色のパンには、酸味を生かしたあんこが入っていてパンなのにジューシー。捨てられるはずだった青摘みかんを使ったアップサイクルなパンです。

■ 社会福祉法人進和学園
http://www.shinwa-gakuen.or.jp

添加物不使用!ホテル伝統製法の「クロワッサン」が人気。埼玉県草加市・ベーカリー三日月

ベーカリー三日月

埼玉県草加市にある「ベーカリー三日月」は、長年有名ホテルで修行した店主が、無添加の生地と厳選した北海道バター100%にこだわったパンを作っています。毎日パンを50種類ほど焼くなかで、いちばん人気は「クロワッサン」です。ホテルの製法で作る「クロワッサン」は、バターの風味がじわっ。パンに和の味を組み合わせた「きなこもちデニッシュ」は、その名の通り、デニッシュにおもち入り。食感が楽しめます。

混ぜ込むドライフルーツを季節ごとに変えながら、一年じゅう作るという「シュトレーン」も人気。今の季節は柑橘のピールに加えてドライストロベリーが入っていて、初夏にふさわしいさわやかな味わいです。

■ ベーカリー三日月
https://bakery-mikazuki.com

口溶けのいい「高級生食パン」がおすすめ。千葉県浦安市・LITTLE BY LITTLE

Little By Little

「LITTLE BY LITTLE」は千葉県浦安市に2020年7月18日にオープン。「高級生食パン」が自慢のお店です。
おすすめの食べ方は、翌日までは焼かずにそのままとのこと。触れてみると耳も柔らかく、内部もふわふわながら密度はしっかり、そして口溶けのよさも絶妙です。生地の甘さは蜂蜜、黒糖、練乳など複数の材料を掛け合わせていて、奥行きが感じられるのも魅力。翌々日以降に食べるには、厚めに切って冷凍。トーストしている間もほんのり甘い匂いが漂って、幸せな気分になれます。

シンプルな見た目の「メロンパン」は芳醇なバニラの甘い香り。上にかぶさったクッキー部分のしっとりさも特徴です。紅茶の茶葉を使ったラスクもおすすめとのこと。

■ LITTLE BY LITTLE
https://lbyl.theshop.jp

地元埼玉の名茶をパンに。埼玉県所沢市・Boulangerie EMUの「狭山茶の大納言 ラウンドパン」

Boulangerie EMU

「Boulangerie EMU」は、埼玉県所沢市に本店を持ち、埼玉や東京多摩地区を中心にお店を展開するベーカリーです。「Boulangerie EMU」のたくさんあるパンのなかから「パンのフェス」でおすすめは、「狭山茶の大納言 ラウンドパン」。埼玉の名産、狭山茶を使ったお茶の香る生地とプレーンな生地の2色づかいが美しく、生地はふわふわ。巻き込まれた大粒の大納言小豆はしっかり甘いのもポイントです。ふだんはコーヒー・紅茶派もこのパンばかりは、濃いめの日本茶と一緒に食べたくなりそう。

同じくラウンド型で焼かれた「紅茶ベリーブレッド」は「パンのフェス」限定販売。紅茶の葉っぱが混ぜ込まれたふわふわの生地からは、ロイヤルミルクティーのような香りが漂い、ベリージャムの甘酸っぱさがアクセントになっています。

■ Boulangerie EMU
http://www.ichikawa-bake.com

バターたっぷりの贅沢なキューブ型食パン。パンとエスプレッソと自由形の「ムー自由形」

パンとエスプレッソと自由形

目黒区自由が丘にある「パンとエスプレッソと自由形」は、表参道をはじめとして人気店を繰り広げる「パンとエスプレッソと」からのれん分けしたお店。いちばん人気のキューブ型食パン、「ムー自由形」が「パンのフェス」に登場します。そのままはもちろん、トーストしても、サンドイッチやフレンチトーストにしてもおいしいと評判です。

「ムー」という不思議な名前はフランス語で“柔らかい”という意味。名前の通り、生地はふわふわ。贅沢に使われているバターのおかげか、クラムは舌の上でとろけて、クリームを食べているような感覚に陥ります。

■ パンとエスプレッソと自由形
https://bread-espresso.jp/shop/jiyugata.html

できて間もないお店から100年以上の歴史を持つお店まで、お店のある場所も関東近郊から青森までとさまざまな新規出店の6店舗。「パンのフェス」会場でのパン屋さん巡りの参考になったでしょうか? この6店舗だけ巡ってパンを購入しても、「パンのフェス」に出かける甲斐がありそうです。「パンのフェス」への出店日はそれぞれのお店で異なるのでご注意くださいね。

■イベント情報

パンのフェス2021初夏 in 横浜赤レンガ
公式サイト
開催日
2021年6月18日(金)~20日(日)
時間
10時~18時  (最終日のみ17時まで)
入場料
先行入場 10:00~14:00  電子マネー 600円(税込) / 現金700円 (税込)
   一般入場 14:30~18:00  無料 ※小学生以下無料

WRITER

野崎 さおり

野崎 さおり

ライター。2017年パンシェルジュ検定2級合格。カンパーニュなどのハード系とクロワッサンが好き。旅の目的にはパン屋さん巡りとローカルフードの実食を必ず入れ、旅が「パンの仕入れ」になっていると揶揄されることもしばしば。早起きが苦手なのがパン好きとしての最大の弱点。

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