各パン屋さんでシュトーレンの販売・予約受付が始まるこの季節──。今年はどのシュトーレンにしようかな？と考え始めている方も多いと思います！

先日、ぱんてなでは読者のみなさんから“推し”シュトーレンについてのレポートを募集しました（現在は募集終了）。「“推し”のシュトーレンを広めたい！」「パンライターになってみたい！」という方に多数の応募をいただき、選ばれた5名のぱんてな読者さんによるレポートをここに掲載いたします。

パンシェルジュ3級　みほさんの推し！
フロイン堂の「シュトーレン」

創業90年の老舗が作るシュトーレンです。材料のこだわりはもちろん、丁寧な手ごね、そして戦災も震災もくぐり抜けてきたドイツ式のレンガ窯で焼き上げるシュトーレンの香ばしさ、風味は唯一無二です。

ここでしか作れない味わいというか、レンガ窯の火のまわりがすごく柔らかく、シュトーレンの味わいもまろやかな気がします。

パンシェルジュ2級　ゆういさんの推し！
わざわざの「わざわざのシュトレン」

商品名の通り、副材料が少ないのでとてもさっぱり食べられます。それでいて、滋味深さがあり、噛めば噛むほどしみじみとしたやさしいおいしさです。

白ワイン漬けのナッツやドライフルーツが10種類ほど使われています。生地の半分がナッツとドライフルーツではなかろうか、と言わんばかりにぎっしりです。

未開封で半年ほど日持ちがするので、2本買って、1本はすぐ開封していただき、もう1本は熟成させていただきます。毎年必ず購入するほどお気に入りです。

パンシェルジュ2級・りりさんの推し！
デュヌ・ラルテの「シュトーレン」

昨年（2021年）に購入したものですが、私史上いちばんおいしいシュトレンだと思っています！特に好きなポイントは3つ。まず、ナッツ、ドライフルーツが大ぶりでたっぷり入っているので、いろんな食感が楽しいこと。次に、それらの具材が和三盆コーティングでやさしい和風な味にまとまっていること。最後はパンの食感です。

私は催事で購入したのですが、保冷剤付きの冷蔵販売でした。冷蔵シュトレンってかなり珍しいと思います。たっぷり隙間なく彩られたアイシングは、カット中にぽろぽろと落ちることなく生地にしっとり纏っているほど。そのおかげか、生地がかなりしっとり、もはやねっとり食感。パン包丁を入れてみると切れないので、料理用の包丁でぐっと押しながらカットしました。この食感のシュトレンは、私はデュヌ・ラルテでしか味わったことがありません！

これが、生地・具材・味つけ、どれをとっても最高においしい贅沢な私の推しシュトレンです。

パンシェルジュ2級　ちょすさんの推し！
T.SWEETS.LABOの「米粉のシュトーレン」

「添加物や人工的な材料に頼らずに自然の物を自然に加工するのがモットー」という、体にやさしいお菓子を作っているお店。

塩や白あんなどは日本各地のこだわりの食材を使っていて、イチジクやレーズンなどのドライフルーツも様々な国のものをふんだんに使用。米粉スイーツというと、「普通のスイーツより味の質が劣る」というイメージがあったのですが、ここのお店はそれをよい意味で覆してくださいました。

やさしい食感と自然な甘み、だけどフルーツやナッツ、スパイスの存在感がほどよく感じられてとてもおいしいです！朝でもおやつでも夜でも楽しめる、万能なシュトーレンだと思います。

パンシェルジュ3級　みなみさんの推し！
ル・ショコラ・アラン・デュカスの「シュトーレン」

全国に7店舗あるチョコレート専門店「ル・ショコラ・アラン・デュカス」が手掛けるチョコレートの「シュトーレン」がおすすめです。

一般的なシュトーレンは粉砂糖で覆われた真っ白な見た目ですが、こちらはカカオ45%のミルクチョコでコーティングされている、“茶色”のシュトーレンです！推しポイントはなんといっても具材のぎっしり感。

中にはアーモンド、ピスタチオ、オレンジ、レモンなどのナッツやドライフルーツが入っていてとても贅沢♪ラム酒も効いていますが、それでも味がバラけることなく、外側の濃厚チョコとの味のバランスが完璧なんです。

ちょっと変わったシュトーレンなので、クリスマスの時期におもたせで持っていくと喜んでもらえます。

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ぱんてな読者のみなさん、素敵なレポートをありがとうございました！
採用された５名以外の方のレポートも、編集部ですべて読ませていただきました。

パン愛あふれるみなさんのレポートをすべて紹介できず残念ですが、またこのような機会がありましたら、ぜひよろしくお願いいたします。

パン好きさんのレポートが、同じくパン好きのみなさんの今年のシュトーレン選びの参考になりますように。ぱんてなライターの選ぶ今年のシュトーレンについての記事も公開予定ですので、どうぞお楽しみに！