

パンの奥深き知識を従業員教育にも役立てています!佐々木 新さん(株式会社 いなげや)

佐々木 新さん(株式会社 いなげや)

「株式会社 いなげや」に入社して23年間、ベーカリー部門に携わり、チーフやスーパーバイザーを経て、現在は管理本部人事グループ ベーカリー部門のインストラクターとして、従業員教育を担当している。パンシェルジュの知識を活かしつつ、従業員の更なるスキルアップに向けて邁進している。
「株式会社いなげや」について教えてください。
1900年に東京都立川市で創業した食品スーパーマーケットチェーンで、「新鮮さを、お安く、心をこめて」を経営目標に、首都圏1都3県に131店舗(※)を展開しています。
そのうち90店舗には、リテイルベーカリー「Bon Matin(ボンマタン)」があります。
※2025年12月現在

若木の成長する姿を表した「いなげや」のロゴは、日常的に目にする方も多いのでは。
──「Bon Matin」についても詳しく教えてください。
「Bon Matin」はフランス語で「おはよう・良い朝」という意味です。朝いちばん、開店からお客さまに焼き立てのおいしさをお届けしたいという想いから、1984年に名付けられました。
当社の人気商品は「塩フランスパン」と「たっぷりレーズンロール」です。また、一部店舗では、専用石窯を導入し、店内で焼き上げた「石窯ピッツァ」がご好評いただいています。
パンシェルジュ検定を受験されたのはなぜですか?
ベーカリー部門に携わって20年以上になりますが、年々パンへの関心が高まっています。特に好きなのは、「塩フランスパン」と「パンスイス」です。仕事と趣味を合わせて年間約50社のリテールベーカリーを訪問しており、ブーランジェリーでは、つくばの「ブーランジェリー アンキュイ」や墨田区の「パン・メゾン」 、三鷹の「トーホーベーカリー」がおすすめです。
パンの組成や仕組みを学ぶほど、新しい発見があり、知れば知るほど奥深さを感じます。店舗の担当から教育する立場になってからは、学んだ知識を現場の従業員に分かりやすく伝える必要性を強く感じるようになりました。理解を更に深め、学びを指導に活かしたいと思い、まずは私自身が受験しました。

現場で教育指導をすることが多いそう。
パンシェルジュ検定受験を社内で導入された経緯は?
より知識を深め、作業に理論的な裏付けを持たせることで、従業員のレベルアップを図りたいと思っていました。また、同じ店舗の先輩・若手が同時に参加し、OJTとOFF-JT(※)を連動させることで、より効果的な人財育成につながると考えたからです。
※ OJT………必要なスキルが身に付くよう日常業務の中で行われる計画的な教育
OFF-JT………研修等を活用して、より専門的なスキルアップを図ること
社内研修の際に、受験者を募りました。受験者には、参考図書として配布したテキストや、初回受験料を会社負担とするなど支援も行っています。
──現在まで、何名の方が受験されましたか?
2025年9月から12月現在までに17名が受験しました。今後も現場トレーニング(OJT)と研修(OFF-JT)を連動させるために、新入社員(教わる側)と担当チーフ(教える側)は受験を必須とします。
元上司がよく「パンは人を幸せにする」と話されていました。私自身も、「パンは食べものにとどまらず、人を幸せにしてくれるもの」だと考えています。
パンづくりにおいて、原料や工程にはすべて意味があります。「なぜこの原料を使うのか」「なぜこの作業が必要なのか」をしっかり理解し、お客さまをはじめ、従業員やお取引先さまにも幸せを届けられるよう指導してまいります。
これからパンシェルジュを目指す方たちへメッセージをお願いします。
パンシェルジュ検定のテキストは非常にわかりやすい内容で、若手社員にも伝えやすかったです。合格したことで、より深い知識を習得できたことが確認できました。皆でステップアップしながら、おいしいパンを作って販売し、たくさんの人に幸せを届けていけるよう、努めていきます。
皆さんもこれまで以上に知識を深めて、おいしいパンを作っていきましょう!

皆さんの技術アップが集結した「Bon Matin」が、さらに“おいしいパン”であふれる売場へと進化していくのが楽しみです。
■株式会社 いなげや
- 本社所在地
- 東京都立川市栄町6-1-1


