Web番組やSNSでパンの魅力を発信中! 上村祐翔さん(声優)
声優 上村祐翔さん
劇団ひまわり所属。幼少よりテレビ・舞台等で活躍。映画「ぼのぼの クモモの木のこと」ぼのぼの役で、声優デビュー。主な出演作品は、「文豪ストレイドッグス」中島敦役、「ヴィンランド・サガ」トルフィン役、「100万の命の上に俺は立っている」四谷友助役、「RE-MAIN」清水みなと役など。
また、音楽エンターテインメントレーベル「Kiramune」の音楽ユニット「SparQlew」の一員としても活動中。2020年10月に開設したニコニコチャンネルの番組「上村祐翔の勇気栽培」でパンの食レポを行うなど、声優界屈指のパン好き&パンシェルジュとして、パンの魅力も発信している。
パンシェルジュ検定を受験したきっかけを教えてください。
ニコニコチャンネルの番組「上村祐翔の勇気栽培」で視聴者さんに、「パンシェルジュ検定」の存在を教えてもらったのがきっかけです。以前より番組でパンの食レポをしたり、Twitterでパンの話題を頻繁に投稿していたので、僕のパン好きは、ファンのみなさんによく知られていたんです。
検定を受けようと決めた時点で、次の試験まで2ヶ月弱しかありませんでしたが、ここまで「パン好き」と公表しているからには、知識をもっと極めたいという思いもありまして、このタイミングで受験することを決めました。
パン好きになったきっかけは、TVアニメ「ACCA13区監察課」(2017年)で演じたキャラクター、マギーの影響です。食パンが大好きなキャラクターで、パンにときめく描写が多いんです。それを表現するうえで、パンにはどういうおいしさがあるのか気になり始め、いろいろ探求するうちに生食パンに出会い、爆発的にパンが好きになりました(笑)。
短い準備期間で受験をするのは大変だったと思いますが、どのようなことがモチベーションになりましたか?
僕の場合、3級・2級の併願受験でもありました。確かに大変でしたが、パン好きにとっては興味深い内容ばかりでしたので、分厚いテキストも楽しく読み進めることができました。また、知識を身に付けることで、これまで“おいしい”としか言えなかったパンの食レポも、いろいろな表現ができたり、より伝えられることも増えてくるはず、そんな前向きな思いも強かったです。でも、いちばんのモチベーションはファンの皆さんの心強い応援でした。番組で受験を公表していたこともあって、“ここはひとつ頑張らなきゃ”と思えましたね。
パンシェルジュ検定のテキスト内容で、ためになったことや新たに知ったことはありましたか?
3級で学ぶ、パン作りの材料や道具、製法や工程ですね。食べているだけでは分からなかった緻密で繊細な製造過程を知り、そこにパンに対する職人さんの愛のようなものまで感じました。
「パンの種類と分類」のページでは、イラストがかわいらしく、“あ、これは食べたことある”とか、“これは知らない”と、楽しみながら情報を得ることができました。
2級で学ぶ「パンとのコンビネーション」も興味深かったです。チョコ系のパンにはコーヒーの中でも「グアテマラ」が合うとか、このパンは紅茶が合うとか、それまで意識しなかった組み合わせの相乗効果を知れたのも、新たな発見でした。
パンシェルジュ検定に合格したあと、仕事などで変化はありましたか?
パンシェルジュ検定合格を公表したこともありまして、僕のパン好きが業界内でかなり広まりました。
また、収録現場にパンを差し入れる時も、“このパンのルーツはこうなんだよ”とパンシェルジュで得た知識を添えられるようになりました。声優にもパン好きが多いので、コミュニケーションをとる意味でも役立っています。あとは、パン好きで知られる声優・花澤香菜さんのラジオ番組に、ただひたすらパンの話をするためだけにゲストで呼んでいただいたり(笑)。最近はいろいろなところで、「声優兼パンシェルジュです」と言わせていただいております(笑)。
新たにチャレンジをされたことはありましたか?また、それを行う上で苦労したことはありましたか?
7月下旬から、オンラインで料理家や俳優などと一緒に料理が楽しめる「cookpad Live」で、パン作りのLive配信を始めました。今度は食べるだけでなく、パンも作れるパン好きとして、パンシェルジュ検定で得た知識をさらに形にできたらいいなと思っています。まだ始まったばかりですので、今のところ難しいと感じたことはないですが、仕事としてパンを作るなかで、壁にぶち当たることがあるかもしれません。その時には、パンシェルジュ検定に合格し、自信を持てた経験を糧に、また立ち戻って、テキストを読み返したいと思います。
今後の目標を教えてください。
ありがたいことに声優・俳優として人前に出ることが多くなり、パンシェルジュとして、パンの奥深い部分をみなさんにお伝えできる機会もたくさん増えました。ですから、パンに興味がない人にもパンを好きになってもらえるよう、「上村祐翔」としてパンの魅力をお伝えしていきたいと思っています。
そして、遠い未来にですが、「パン屋兼声優」になりたいとも思っています。手軽に栄養補給ができてバリエーションも豊富なパンは、収録現場の差し入れとしても前々からありがたいと思っていました。もはや自分で作って自分で差し入れればいいのでは、なんて考えたりしています(笑)。
これからパンシェルジュ資格の取得を目指す人たちにメッセージをお願いいたします。
ただテキスト内容を詰め込むのではなく、自分の生活の中にパンシェルジュの知識を取り入れる感覚でやっていただければ、試験に楽しく臨めるんじゃないかなと思います。今はYouTubeなど、視覚的に学べるものが身近にたくさんありますので、それらを活用するのもひとつの方法ではないでしょうか。個人的には、3級・2級併願受験もおすすめです。土台となる3級の知識を学びながら、そのプラスαとなる2級の知識を同時に学ぶ方が、理解が早いように思いました。これから2級を受験する人も、まずは3級の内容をしっかり見返してから勉強してみてください。
取得資格
・中学校教諭一種免許状(国語)
・高等学校教諭一種免許状(国語)
・漢検2級
・英検2級
・イルミネーション検定2級
・パンシェルジュ2級
執筆記事
KIKI by VOICE Newtype 「上村祐翔のゆうゆうレポート」
Web・SNS等
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