定番から新商品まで!博多駅おすすめの“パン”土産8選
九州の主要ターミナル駅である「博多駅」は、博多を訪れる人だけでなく、ここを起点に九州各地へ向かう人も多く利用する駅です。当然ながら駅直結の各施設では、博多はもちろん、九州各地のグルメが集結しています。種類豊富なお土産が揃っているからこそ、“何を買えばいいのか迷ってしまう……”そんな人も多いかもしれません。そこで福岡県在住の筆者が、パン好きのみなさんに博多土産としておすすめしたい、パンやジャムなどをセレクト。定番商品から今年新たに登場したものなど、8つの商品を紹介します。
トランドール「祇園山笠明太子フランス」345円
“やっぱり博多ならではのパンをお土産に”そんな人におすすめなのが、この「祇園山笠明太子フランス」。福岡発祥といわれる明太フランスを、「博多祇園山笠振興会」認定デザインのパン袋に入れた、「ザ・博多土産」といった商品です。外はパリッと香ばしく、中はもっちりとした全粒粉使用のフランスパン生地に、辛さほどよく粒もしっかり感じる「まるいち」の明太子たっぷりのフィリングが入った、パン好きさんも納得の味わいです。
お店が博多駅1Fコンコースにあるので、“あ、家へのお土産を忘れた!”なんて時にサッと購入できるのがポイント。袋の全長が42㎝ほどと少し大きめですが、まるごと収まる持ち手穴の付いた袋(3円)も販売しています。袋にも書いているように、余熱したトースターで2~3分温めると、さらにサクサクッと香ばしさが増すのでおすすめです!
海千「明太フランス」388円
こちらは福岡県宗像市に本店を構える辛子明太子屋さん「海千」の「明太フランス」です。中がふんわり、幅広い世代が食べやすいほどよい硬さのフランスパンの中には、風味豊かな明太子とミルキーな無塩バターがたっぷり。中の粒は一見“明太子なの?”という薄めの色みですが、これは無着色の明太子を使っているからと知って納得。小麦、バター、明太子それぞれの風味をしっかり楽しめます。
オリジナルのバゲット袋はもちろん、専用手付きポリ袋も付いてくるので、お土産としてそのまま渡せるのもポイント。ただし、消費期限が当日中なので、家族や近所の方へのお土産にどうぞ。バゲット袋は、切り取り線が2箇所に入っているので、帰りの車中でちょっとつまみ食い、なんてこともしやすいかも!?こちらも、食べる前にオーブントースターで温めれば、さらにパリッと香り豊かになります。
※明太フランスは公式サイトでも購入可能
アペティートカフェ「酒種博多あんぱん」150円
こんがりツヤツヤでまん丸なあんぱん。ほどよくしっとりふんわり、そして酒種の風味を感じる生地の中には、北海道産小豆を使用した粒あんが入っています。また、真ん中のおへその下にひっそり隠れているのは、塩けがアクセントとなる桜の花の塩漬け。桜の香りもふわ~っと楽しめる上品な味わいのあんぱんは、パン好きはもちろん、スイーツ好きにもきっと満足してもらえる、そんな博多土産です。
博多ならではの祭りを思わせるイラストをさり気なくあしらった、和紙の風合いある上品な袋にひとつひとつ包まれているので、幅広い層へのお土産としても使えます。また、ちょっとしたものを配りたい、そんな時にもピッタリなサイズ感です。消費期限が翌々日まであるので、当日中にバタバタと渡さなくていいのもお土産向きではないでしょうか。
シロヤ「とろ~りしたたる練乳 サニーパン」210円(2個入り)
地元の人々に長年愛されている、北九州の名物パン。一見、ロールパンのようですが、実は香ばしく、ほどよい噛み応えのあるソフトフランスです。“とろ~りしたたる練乳”とあるように、中には練乳がたっぷり。食べる前から外にあふれているほどですので、パクッとかぶりついた途端にジュワッと飛び出すことも。練乳を注入する時の穴がある方からゆっくり食べ進めていくのが、上手に味わうコツです。
博多駅の店舗では、持ち歩いても潰れにくいパック入り。2個入りがちょうど入るサイズのロゴ入りレジ袋も、1円で販売しています。こちらも消費期限が翌々日まであるので、当日でなくてもお土産として渡せるのが魅力です。「サニーパン」のほか、同じく長年愛されている「オムレット」など、他の人気商品も販売しているので、興味のある方は、一緒にどうぞ!
※電話注文で地方発送可能
三日月屋 カツサンドの店「九州ブランド豚 からしマヨネーズ」850円
北九州発クロワッサン専門店の「三日月屋」が、博多駅のみに出店する九州ブランド豚のカツサンド店。まずはいちばん人気の、この商品を味わうのがおすすめ!特製ソースをまとった豚カツは冷めていてもやわらかく、じわっと広がるうまみも楽しめます。北海道産小麦「春よ恋」の石臼挽き粉を使用した食パンも、耳までやわらかく、しっとり。キャベツもたっぷり、粒マスタード入りのからしマヨネーズがアクセントのサンドイッチです。
具だくさんながら、カツとパンのなじみがよく、最後まで崩さずに食べやすいのも特徴。旅の思い出に浸りながら、車中で味わってみては。切り口を合わせる形でしっかり箱詰めされ、紙袋の中でも安定。保冷剤付きなので、ある程度は持ち歩きも可能ですから、当日帰るのであれば、家族へのお土産にもいいですね。一緒に販売している「国産鶏ゴトウもみじ鶏」の濃厚な卵を使用した「たまごサンド」もおすすめです。
ナカマル醤油「パンかけ醤油」(150ml)410円
パン好きには見逃せないこの商品は、宗像市で江戸時代から続く老舗醤油醸造元「ナカマル醤油」の商品です。リンゴ果汁をブレンドした醤油で、見た目はあめ色のシロップという感じ。口に入れた瞬間はなめらかで甘みのある醤油だれといった感じですが、後味がとってもフルーティーで、これまでに体験したことのない味わいです。デニッシュ系やクロワッサンなど、さまざまなパンと合いますが、特におすすめなのがバターやとろけるチーズをのせて焼いたトースト。よりコクや香ばしさが増しますが後口はさわやか。クセになる味わいです。
持ち帰りにちょうどいいサイズで、未開封なら賞味期限は常温で約1年。すぐに会えない友だちへのお土産にもいいですね。バニラアイスそのものやトーストのバニラアイスのせ、ヨーグルト、お餅などともよく合うので、パン好きさんだけでなく、幅広い層へのお土産に使えるのもポイントです。筆者が見つけた「博多マルイ」2Fにある福岡のアンテナショップ「DOCORE」のほか、JR博多シティや「博多銘品蔵」、博多阪急などでも販売しています。
※全国の取り扱い店は公式サイトを確認。通販サイトでも購入可能です
メーカーさんからのコメント
“パンに合う醤油を”と約10年前に開発し、今では定番商品です。一般的な醤油よりも塩分が5分の1程度なので塩辛くなく、リンゴ果汁の甘みを加えたフルーティな“醤油ジャム”です。パンはもちろん、いろいろなものにかけて、“おいしい味の変化”をお楽しみください。
(ナカマル醤油醸造元 代表者 永嶋多知さん)
福太郎「THE MENTAI チーズ(40g)」570円
福太郎といえば明太子や「めんべい」が人気ですが、店頭にズラリと並ぶ、瓶入り明太子「THE MENTAI」も注目の商品。なかでもパン好きさんにおすすめなのが「チーズ」です。口に入れるとホイップクリームのようにふんわり食感。まろやかでコクのあるチーズにピリッと明太子。柑橘系のさわやかな風味にパセリも香る、明太子をスマートに味わえる商品です。バゲットなどハード系パンと相性抜群!カナッペやスモークサーモンとサンドイッチにしたり、パスタにも合うそうなので、食卓のさまざまなシーンで活躍しそうです。
スタイリッシュな小瓶入りなので、こちらも自分用だけでなく、幅広い層へのお土産としてもOK。ギフトボックスも用意されています。10種以上そろう「THE MENTAI」。今回紹介した「チーズ」のほかに「バジル」もパンにおすすめ。気になるものをいくつか購入して、自分なりの楽しみ方を見つけてみるのもいいかも。
※公式サイトで購入可能
メーカーさんからのコメント
福太郎の明太子は、“ご飯に合う明太子”として製造を開始しましたが、THE MENTAIは“さまざまな世代の方に食べていただきたい!”との想いで作った、皆さまに気軽に楽しんでいただける明太子です。パン好きの皆さまのお口に合えば幸いです!
(株式会社山口油屋福太郎 広報担当 平尾リサさん)
日向利久庵「栗じゃむ(90g)」550円
「栗利久-雅-」で有名な宮崎の栗菓子専門店「日向利久庵」。今年8月の博多店オープンを機に誕生した、栗そのものの香りと風味が楽しめるジャムです。その秘密は、九州産の和栗を使い、風味を最大限に活かすよう、低温真空調理法で作られているからだそう。さらに栗本来の甘みを楽しめるよう、低糖度で仕上げているのも特徴です。なめらかなペースト状でなじみよく、食パンからハード系まで幅広いパンと楽しむことができます。栗の風味がしっかりしているので、甘めのクロワッサンにもよく合いました。
上品で高級感がありながら手頃価格。サイズ感もちょうどよく、常温で持ち運びできるので、パン好き仲間に配ったり、大切な方への贈り物としても使えます。また、アイスクリームやヨーグルトに加えるなど、パン以外のあらゆる方法でも楽しめます。未開封なら賞味期限は約1年。ただし、販売開始から1ヶ月ほどながら、すでに品切れすることもある人気商品ですので、見つけたら即買いがおすすめです。
※公式サイトでは2個セットで購入可能
メーカーさんからのコメント
お客様においしく味わっていただけるのはもちろん、その方が贈る先の方までご満足いただけるものをご提供したいと、手間を惜しまず、心を込めて作り上げております。九州産和栗そのものの風味と香りを、お好みの食べ方でお楽しみください。
(株式会社 日向利久庵 専務 弓削美智さん)
博多駅の“パン”土産を、筆者の個人的嗜好も交えながら8つ選んでご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ほかにもまだまだ、パン好きの心を刺激するお土産がたくさんあります。各施設が駅直結で、天候にかかわらずゆっくり買い物も楽しめますので、旅の途中、博多駅に立ち寄ることがあれば、ぜひいろいろなお店を巡ってみてください。