軽井沢の人気ベーカリー「ブランジェ浅野屋」の“生スプレッド”5種を食べ比べ!
軽井沢に3店舗、首都圏に9店舗を構える老舗ベーカリー「ブランジェ浅野屋」。「軽井沢ブルーベリー」「軽井沢レザン」など、地域に根ざした独自性のある商品でおなじみですが、その実力はパンだけではなく、自家製の生スプレッドでも感じることができます。今回は、パン好きさんにもっと注目してほしい「浅野屋生スプレッド」についてをお伝えします。
※店頭では「スプレッド」ではなく、「ディップ」と表記されている場合もあります。
※詳しい販売状況は、各店舗にお問い合わせください。
伝統的な製法にこだわったベーカリー「ブランジェ浅野屋」
1933年の創業以来、「基本に忠実であること」、「手作りの味わいを大切にすること」、「お客様に安心と安全をお届けすること」の3つを大切に、伝統的なヨーロッパスタイルのパンを作り続けている「浅野屋」。「軽井沢旧道本店」は軽井沢の観光地としても有名で、必ず訪れるというパン好きさんも多いのではないでしょうか。店内にあるスペイン製の石窯で焼き上げたパンをいただけるのは、この「軽井沢旧道本店」のみ。軽井沢の水と気候、そして本格石窯で生まれたパンは、その味を想像するだけで幸せになれますね。
浅野屋は“生スプレッド”にも注目したい!
浅野屋ではパンはもちろん、パンのお供として最適な、自家製の生スプレッドも販売しています。甘いものからお食事向きのものまで種類が豊富で、年間を通して10種類ほどが販売されています(季節限定商品を含む)。また、“自家製”で”生”というだけあって、保存料は使わず、シンプルな原料にこだわって作られているそう。今回は、そんなスプレッド商品の中から定番的人気の5種類を紹介します。
ふんわりミルキーな「練乳バタークリーム」(389円)
まずは、甘い系スプレッドの中から「練乳バタークリーム」です。何のスプレッドを買おうか悩んでいる人には迷わずこれをおすすめしたい、浅野屋スプレッドの定番中の定番です。一般的なバターと同じように、冷蔵庫から取り出して常温に置いておくと、ふんわりとしたテクスチャに変化します。バタークリームなので、なめらかで塗りやすく、温めたパンの上ではするりと溶けます。
原料は、バター、練乳、加糖練乳のみというシンプルさ。ミルキーな練乳のコクがありながらも、甘さは控えめで、後味はすっきり。ついついあとをひくおいしさです。浅野屋さんがおすすめするのは、やわらかめのパンや、「軽井沢レザン」とのペアリングです。レーズンの酸味で、練乳の甘さがより引き立ちそうです。
メープルがふわっと香る「メープルバタークリーム」(411円)
甘いスプレッドのなかでは、濃いめの味わいがお好みの方もいることかと思います。そんな方におすすめなのが「メープルバタークリーム」。「練乳バタークリーム」とはうってかわって褐色です。塗っているそばからふんわりと立ってくる、メープルのほろ苦い香り。口に含むと、メープルシュガーとメープルシロップのWメープルのコクがしっかりと感じられます。
また、決してきつめの甘さではないので、あえて甘めのパンに塗って食べる方もいるのではないでしょうか。浅野屋さんも「ショコラブレッド」とのペアリングをおすすめしていました。メープルの味わいの後でチョコが追いかけてくる罪悪感と幸福感の入り交じる味わいとのこと。なんて罪深いんでしょう。
ラム酒がほんのりときいた「はちみつラムレーズンバター」(486円)
こちらは冬季シーズンの限定商品ですが、隠れたファンも多いことかと思います(筆者もそのひとり)。はちみつとラム酒の香るバタークリームに、小さくカットされたラムレーズンが練り込まれており、レーズンの食感も相まって、塗るだけでパンがぐっと豪華に感じられます。ただでさえおいしいラムレーズンに、さらにはちみつまで加わってしまう、この組み合わせの完璧さ。これぞ大人の贅沢スプレッドです。
浅野屋さんがおすすめするのは、人気商品「フルーツライ」とのペアリング。ライ麦粉を30%ほど配合した生地に、ラム酒漬けレーズン、オレンジピールのシロップ漬け、ナッツが入った浅野屋の代表作ですが……「はちみつラムレーズンバター」で“追いレーズン”することで、さらにおいしさアップ。ライ麦入り生地の酸味とスプレッドの甘みのコントラストも楽しめますね。他にも「ラム酒漬レーズン香る 軽井沢レザン」への“追いレーズン”や、クッキーに挟んでみるなど、おいしさの妄想は広がるばかりです……!
お料理にも使いたい!香味豊かな「ガーリックバター」(508円)
ここからは、甘くない“お食事系”のスプレッドをご紹介。お食事系のなかで定番でといえるのは、「ガーリックバター」ではないでしょうか。蓋を開けると、さっそく香味野菜がふわっと香ってきます。シンプルにバゲットに塗ってトーストすると、しっかり濃厚なガーリック感と、バターのコクが口いっぱいに広がりました。生でも食べられますが、少しトーストしたほうがカドがとれるので、つい朝にも食べてしまいそう。粉チーズを少し振るのもおすすめです。
こちらの原材料もシンプルで、「バター、にんにく、エシャロット、パセリ、食塩、胡椒」のみ。にんにく&エシャロットという香味豊かなコンビネーションは、市販のガーリックバターではなかなか味わえない奥行きを感じられます。パセリが練り込まれたやさしい緑色も上品で、作り手の愛情を感じますね。浅野屋さんがおすすめするのは、「フランスパン」や「パンドカンパーニュ」とのペアリングですが、こちらはパスタやアサリのワイン蒸しなど、料理に使うのもよさそうです。加えるだけでお料理上手になれるかも!?
特別な日のごちそうに。ねっとり濃厚な「信州黄金シャモのレバーペースト」(735円)
お酒が好きな方はおつまみで、そうでない方もサンドイッチなどでおなじみのレバーペースト。レバーペーストというと、レバー特有のあの臭みが気になる方もいると思いますが、こちらは臭みがほとんど感じられず、濃厚な風味がしっかり立っていました。その秘密は、なんといっても、その原料のよさにあるのではないでしょうか。レバーは、信州ブランドの地鶏「信州黄金シャモ」のものを使用。父鶏に「シャモ」、母鶏に「名古屋種」をかけあわせた鶏で、深いうまみと甘みがありながら、脂肪分は控えめという素材のよさが、しっかりとレバーペーストにも生きています。
他のスプレッドに比べるとお値段はやや高めですが、人が集まるときのお持たせや、ちょっと特別な日のタパスとして使うのならば、お手頃なのではないでしょうか。また、プラスチック製容器ではなくきちんと陶器に入っているので、見た目においても食卓を華やかに演出してくれますよ。浅野屋さんおすすめのペアリングは、「ヴァイツェンミッシュブロート」 。白いパンではペーストに負けてしまいますので、ライ麦入りのパンがおすすめとのこと。レバーが苦手な方も、ぜひ一度はお試しください!
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バラエティ豊かな浅野屋の“生スプレッド”は、もともと「ハード系のパンのおいしさを伝えたい」という思いで誕生したのだそう。いざ試食してみると、浅野屋のパンはもちろん、パンそのものの可能性までもぐっと広げてくれるような気がしました。こちらのスプレッドは一部ECサイトでも展開予定とのことなので、お近くに浅野屋の店舗がない方でも入手することができるようになります。ぜひ、お気に入りの味を見つけてみてくださいね。
今回、ぱんてな読者のために「はちみつラムレーズンバター」のプレゼントをご用意いただきました。是非ご応募ください。応募はこちら
■ブランド情報
- ブランジェ浅野屋ECサイト
- https://b-asanoya.com/
- ブランジェ浅野屋instagram
- https://www.instagram.com/boulangerie_asanoya/