愛すべき京都の名店「たま木亭」が祝・東京上陸!有楽町「クニャーネの店」
有楽町駅前に昨年11月30日にオープンした「クニャーネの店」は、京都にある名店「たま木亭」の名物・「クニャーネ」のテイクアウト専門店です。
東京にいながら「たま木亭」のパンが食べられるということで、連日行列のこのお店をぱんてな編集部のライターがレポートしました。
何を食べてもうまい!「たま木亭」の思い出
「たま木亭」というと、京都は宇治にあるパン屋さん。店主の玉木 潤さんは、パン職人のワールドカップ「クープ・ドゥ・モンド」に日本代表として出場し、4位を入賞したことがある日本屈指のシェフとして知られています。
お店はJR奈良線「黄檗」駅から徒歩約5分に位置しており、営業日は週に3日のみ。筆者は学生時代に訪れたことがありました。お店は朝から大行列で、待ち時間をじーっと耐え抜いてようやくゲットしました。大量のパンを抱え、京都大学宇治キャンパス前の芝生で頬張った思い出と、おいしさへの感動は今でもはっきり覚えています。
そして2021年、「たま木亭」が有楽町に上陸!
あれから○年。京都に何度か行くことがあっても、都市部からは遠いのでなかなか「たま木亭」まで行くことは難しい……そう思っていた筆者とみなさんに朗報が!
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玉木さんは、ご自身で生地や工程を管理されている方。そのため百貨店や商業施設への出店は難しいのですが、今回「東京でパン好きの皆さんに喜んでいただきたい」と!これはありがたいことですね。さっそく有楽町へGO!
「クニャーネ」購入&実食
「クニャーネの店」は、JR有楽町駅改札を降りてすぐ右手前、ほぼ、目の前にありました。青い看板が目印です。平日11時ごろですが、2〜3人待ちというところでしょうか。
オープン日はお昼すぎに完売する商品もあったとか。早めに行くのがおすすめです。
クニャーネとは、筒状のパイ生地にカスタードクリームを絞ったもので、フランスのお菓子「クーニャマン(クイニーアマン)」が由来だそう。たまき亭を代表する商品です。
京都の店舗ではあらゆる種類のパンが並んでいますが、この「クニャーネ」の店のメニューは、「クニャーネ」と「チョコクニャーネ」のみ。店のスペシャリテ一本で勝負していく姿勢がうかがえます。
お会計を済ませると、すぐに商品を用意してもらえました。クニャーネは、このような手のひらサイズ。購入したものを食べるスペースはないので、場所を変えます。
まずは「クニャーネ」をいただきました。渦を巻いた筒状のパイは、繊細で密度が感じられます。サクサク、シャッキリとした食感に、濃厚なバターの風味が押し寄せ、その楽しさに口の中が喜びます。筒内に詰められたカスタードはコクがありながら、あと味はさっぱり。パイの油分とあわせても、しつこく感じないのでぺろりといけちゃいます。
こちらは数量限定の「チョコクニャーネ」。ほのかにビターなチョコと、スライスアーモンドがトッピングされています。「クニャーネ」の素晴らしさはそのままに、全体のパリパリ感に磨きがかっています。
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「クニャーネ」の生地について玉木さんは、“ガラスのような食感”と表現されています。ガラスのように繊細で、食べる芸術品のようなクニャーネにぴったりな表現ですね。
有楽町「クニャーネの店」は、長く愛していきたい、“手のひらサイズの幸せ”を提供してくれるお店でした。
「たま木亭」愛好者の方も、有楽町の「クニャーネの店」で初めて知った方も、ぜひおためしください。
■クニャーネの店
- 所在地
- 〒100-0006 千代田区有楽町2-8-5
- 電話
- 03-6206-3905
- 営業時間
- 10:00〜21:00(完売終了)
- 定休日
- 月曜日
- 公式サイト
- https://kougnane.jp/
■たま木亭
- 所在地
- 〒661-0011 京都府宇治市五ヶ庄平野57-14
- 電話
- 0774-38-1801
- 営業時間
- 7:00〜18:45
- 定休日
- 月曜日・火曜日・水曜日(毎週)
- https://www.instagram.com/tamakitei/