あなたならどれを食べる?新進気鋭からレトロまで福岡のホットドッグをご紹介!
公園でひと休みしたり、休日を過ごす機会も増えてくる新緑の季節。片手で気軽に食べられて、ガッツリお腹も満足できる「ホットドッグ」は、そんな時のおともにぴったりのパンではないでしょうか。そこで今回は、公園で食べたら最高!な福岡のホットドッグを、新進気鋭から歴史あるレトロなタイプまで5つ紹介します。
DACOMECCA「ダコメッカドッグ」(福岡市)
博多駅近くの人気店「DACOMECCA(ダコメッカ)」で、お昼ごろ登場する「ダコメッカドッグ」(496円)は、ルヴァンドッグに炭火焼きしたオリジナルソーセージをはさんだもの。パンからはみ出るほど長いソーセージに、鮮やかな赤キャベツが添えられた姿は、思わず手を伸ばしたくなるビジュアル。“買えるかしら?”なんてハラハラするほど、並んでいるうちに次々と売れていきます。
何とか入手して、かわいいデザインの包装紙を開けてさっそくパクリ。ルヴァンドッグは、外はしっかり中はもっちり、独特の甘みを感じます。香ばしく焼き上げられたソーセージは、ハーブの風味豊かでジューシー。マリネした赤キャベツの下には、コールスローも入っています。いろいろな味や食感や香りが奏でるハーモニーも楽しい、そんなホットドッグでした。
お店のある博多駅周辺は、「JR HAKATA CITY」の屋上庭園をはじめ、さまざまな公園が点在しています。都会のオアシスで味わってみては。
■DACOMECCA
- 所在地
- 福岡市博多区博多駅前4-14-1 1F
- https://www.instagram.com/dacomecca/
フォルモント「ホットドッグ ケーゼ」(福岡市)
西鉄平尾駅近くにあるサンドイッチバー「フォルモント(Vollmond)」。店頭のケースにはサンドイッチやオシャレな惣菜、スイーツなど、テイクアウトメニューも充実したお店です。ソーセージは「サイラー」、パンは「ブーランジェリーパティスリーエイジ」と、福岡市内の名店の食材を使ったホットドッグが人気。3種類ある中から、エダムチーズ入りソーセージをグリルしてサンドした「ホットドッグケーゼ」(600円)を購入しました。
袋から取り出すと、ソーセージが半分ぐらいはみだしているワイルド系。はみでているソーセージをパリッと食べると、ジュワッとあふれる肉汁とともに、燻製のいい香りが口の中に広がります。たっぷり入ったエダムチーズは、とってもなめらか。ソーセージの外にあるカリカリッとした“おごげ“のような部分は、グリルした時に中の肉汁やチーズが滲み出てきたのでしょうか。より香ばしさを加えています。パンは外がパリッと香ばしく、中はふわふわもっちり、シンプルな味わい。ケチャップは、甘みと酸味のバランスがよく、パン生地とともにソーセージを引き立ててくれます。
周辺の公園で、住宅地の緑を楽しみながら食べるのもいいですが、お店でビールを飲みながら味わうのもよさそうですね。注文してから作ってくれますので、すぐに買いたい時は、予約しておくのがおすすめです。
■フォルモント
- 所在地
- 福岡市中央区平尾2-14-19
今屋のハンバーガー 西新店「フランクエッグチーズ」(福岡市)
創業から40年以上地元で愛されているホットドッグスタイルのハンバーガーで知られる店。本店は博多湾を望む「西公園」内にありますが、今回は早良区にある「西新店」へ。2020年に誕生した2号店ですが、メニューは本店と同じ。ハンバーガーも気になるところですが、人気No.3の「フランクエッグチーズ」(600円)を購入しました。
注文してから10分ほどで完成。20cmほどあるパンの中に、細かい切込みを入れて焼き上げたフランクフルトや目玉焼きをくるりと巻いたような卵、とろけるチーズ。それらの下には、ひき肉と炒めたキャベツもたっぷり入っています。デミグラスっぽいソースがかかっているので、ホットドッグとハンバーガーを同時に食べているような味わいで、なんだか得した気分に。からしもいいアクセントですが、苦手な人は“からしなし”も注文できます。電話注文してから出かければ、待ち時間なく受け取れます。
もし公園で食べるなら、西新店の周辺にも公園はありますが、西公園の本店で買って、目の前に広がる博多湾を眺めながら食べるのがいいかも。本店は不定休のようなので、事前に調べてから行ってみてください。
■今屋のハンバーガー 西新店
- 所在地
- 福岡市早良区高取1-29-2
- 公式ホームページ
- https://imayaburger.com/
ホットドッグ吉河「カレーサラダ」(飯塚市)
緑豊かな山の中に目をひく黄色い建物。それが、50年以上前に創業したという「ホットドッグ吉河」です。こちらは、辛さが選べる特製カレーソースを使ったホットドッグが人気のよう。今回はキャベツのシャキシャキ感も損なわないよう作られているという、特製カレーソースたっぷりの「カレーサラダ」(350円)を購入。3分ほどで、“表面をパリッとなるよう焼き上げているので、熱いですから気を付けて”と気遣いの言葉とともに受け取りました。おお、確かにアツアツです。
小ぶりながらジューシーさのあるウインナーとハム入りで、カレーソースがたっぷり。このスパイシーさが、どこか懐かしい甘めのパン生地とよく合います。辛さ1倍でこれなら、“50倍以上の注文は18歳以上で誓約書を書いて”というシステムも頷けます。そして筆者が気になったのは、たっぷり入ったキャベツ。シャキシャキッとした食感はもちろん、たくわんのようなうまみと酸味を感じ、これが全体のいいアクセントに。ちょっとクセになりそうなホットドッグでした。
駐車場も充実なので、ドライブついでに買うのも便利。休憩できるあずまやなどがある「筑豊緑地」で、鯉のいる池や周囲の緑に癒されながら、味わうのもおすすめです。
■ホットドッグ吉河
- 所在地
- 飯塚市仁保20-2
リバーワイルド「ホットドッグ」(うきは市)
筑後川のほとりで養豚からハム・ソーセージの加工まで行っている「リバーワイルド(RIVERWILD)」。併設するカフェで人気なのが、遠方からこの味を求めて訪れる人も多いという「ホットドッグ」(600円)。お店がなかなかわかりにくく、“ここで合ってる?”と途中で不安になりますが、看板の誘導どおりに車を進めると、無事到着。さっそく購入してみました。
ソーセージは弾力があるものの歯切れよく、脂がすっきりしていてほんのり甘い感じ。豚の臭みも感じない、ジューシーでうまみたっぷりながら、どこか上品な味わいです。このソーセージは、筆者が好きな久留米市・若竹屋酒造場の、大吟醸酒の酒粕を与えた「吟醸豚」を使ったものだそう。時期により、柿・桃など違う餌を与えた豚を使ったソーセージに変わるそうなので、購入する時によって、違う味わいが楽しめるかもしれませんね。
そして、パリッと香ばしいパンは、これまた筆者の好きな久留米市の「シェ・サガラ」製だそう。このソーセージとも相性抜群です。フレッシュな野菜や、ハムがちょこっと入っているのもなんだか嬉しい、ホットドッグでした。
うきは市から久留米市方面へ筑後川沿いに走っていくと、ゆっくり過ごせる公園や緑地もありますので、川や周囲に広がる山々を眺めながら味わってみては。
■リバーワイルド
- 所在地
- うきは市吉井町橘田568
- 公式サイト
- http://www.riverwild.jp/
福岡県内の広範囲にわたってホットドッグを紹介しましたが、みなさんが“食べたい!”と思ったホットドッグはどれでしたか?気になった商品ははぜひ、お試しいただければ筆者も嬉しいです。
※本記事は個人の感想に基づき作成しています。味の感じ方には個人差がありますので、予めご了承ください。
※営業時間の変更や、店内飲食の人数制限をしているお店もありますので、最新の情報はお店のSNSなどでご確認のうえ、おでかけください。