すみだ水族館「チンアナゴパン」&「ニシキアナゴパン」を購入!人気のいきものを近くで愛でたい!
墨田区・東京スカイツリータウン®にある「すみだ水族館」は、今年で開業10周年。開業当初からの人気者である「チンアナゴ」「ニシキアナゴ」をかたどったパンが売られており、人気を呼んでいます。
そこで今回は、すみだ水族館・企画広報チームの大橋諒さんに、「チンアナゴ」「ニシキアナゴ」の魅力について教えていただきつつ、「チンアナゴパン」「ニシキアナゴパン」を購入&実食レポート。見て、愛でて、食べて楽しいいきものの世界にご案内します。
「近づくと、もっと好きになる。」いきものたちが暮らす場所
──すみだ水族館は今年で開業10周年なのですね。
2012年に、東京スカイツリーの開業と同時にオープンしました。「近づくと、もっと好きになる。」がコンセプトで、水族館にくる前とあとでは、お客さまといきものの距離や、飼育スタッフとの距離など、心の距離が近づいたなと思ってもらえる空間をめざしています。
「チンアナゴ」と「ニシキアナゴ」を知って、観察してみよう
──「チンアナゴ」と「ニシキアナゴ」について教えてください。
「チンアナゴ」と「ニシキアナゴ」は、すみだ水族館開業当初からいるいきもので、約200匹が暮らしています。よく見ると表情豊かないきもので、近くにいる個体に向かって威嚇することや、ゴハンのときには、我先にと奪い合うようなことも。臆病というよりは、警戒心が強く、やるときはやるタイプなんです。
観察におすすめの時間帯は、お昼頃と夕方頃の、ゴハンの時間です。からだを前のめりにして、ゴハンを食べるようすが見られますよ。同じニシキアナゴでもよく見ると色が違ったりとか、チンアナゴのなかでもちょっと黒い子がいたり、個体差を観察してみるのも面白いです。
──縦に長いいきものですが、全身が見られることはあったりしますか?
全長は30cmから40cmほどあり、全身が見られることもありますが、レアな姿です。巣穴を移動するときは、へびのようにからだをくねらせて、にょろにょろと泳いでいますよ。どういう間隔で移動しているのかどうかなどは、明らかになっていません。また、ひとつの巣穴に2匹や、3〜4匹がいっしょに入っていることもあります。
館内ペンギンカフェにて「チンアナゴパン」と「ニシキアナゴパン」を購入!
かわいくて不思議ないきもの、「チンアナゴ」と「ニシキアナゴ」の面白さがわかったところで、お目当てのパンを発見!館内の「ペンギンカフェ」にて購入が可能です。
「チンアナゴパン」は、生地にココアビスケットを練り込み模様を再現。「ニシキアナゴパン」はお砂糖の模様で、生地にはオレンジとレモンのピールが使用されています。いずれも全長約40cmと、実際のいきものの長さが再現されています。
「チンアナゴパン」と「ニシキアナゴパン」は、2021年11月11日の「チンアナゴの日」イベントのために開発されました。姉妹水族館である「京都水族館」が期間限定で発売したところ、約1ヶ月の間に1000本を販売するほど好評だったそう。2022年7月現在は、すみだ水族館のみで販売しています。
公園のように休憩できる水族館
──平日でもお子さん連れを中心に賑わっていますね。
日中はお子さま連れ、平日の夜はサラリーマンの方など、様々な世代の方にご来館いただいております。気軽に「公園のように使ってもらいたい」という思いがあり、館内ではどこでも飲食自由です。ふだん使いの延長線として、憩いの場として、のんびりと過ごしていただきたいです。また、ペンギンカフェの隣にはアクアアカデミーがあって、お子さまも体験できるワークショップが毎日行われています。いきものをテーマにしたお絵かきや、パズルなど、月替りで内容が変わるので、毎月来ていただいても楽しめますよ。
──10周年を迎え、今後すみだ水族館はどのようになっていくのでしょうか。
6月末に開業10周年スタートの企画展「10年分のハッピーニュース展」を終え、今後も10周年にからめた企画を発表していければと考えています。
また、毎年11月11日に行っている「チンアナゴの日」イベントまで半年を切りました。「チンアナゴの日」では、今までにいろいろなことを行ってきました。昨年はチンアナゴを眺めながら寝落ちできる配信「チンアナゴとねむリウム」や、館内全てのチンアナゴへあだ名づけを行う「チンアナゴあだ名チャレンジ」を実施しました。また、コロナ禍で休館となった影響で、チンアナゴがなかなか巣穴から出てくることがなくなり、飼育スタッフも心配していました。そこで、“チンアナゴに人間の顔を見せたい”という考えから、「チンアナゴ顔見せまつり」も行いました。
今後もイベントを企画していきますので、ぜひ楽しみにしていてほしいです。
チンアナゴは、表情豊かなところが面白いです。よく動くいきものですので、目の前にきて、ゴハンを食べていたり、からまっていたりと、たくましく生きています。実際に見て、ご自身の好きな個体を見つけるなどして、楽しんでいただけるとうれしいです。
チンアナゴやペンギンなど、海のいきものたちを愛でながらゆっくり過ごせるすみだ水族館。パン好きのみなさんも、この夏は「チンアナゴパン」「ニシキアナゴパン」を買いに行き、ゆっくりと休憩していきませんか。
■すみだ水族館
- 住所
- 〒131-0045 東京都墨田区押上一丁目1番2号 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F
- 営業時間
- 平日 10時~20時、土日祝 9時~21時
- 休館日
- なし(年中無休)※水族館のメンテナンスやイベント等により、ご入場ができない場合があります。
- 一般料金
- 大人2300円、高校生1700円、中・小学生1100円、幼児(3歳以上)700円