1. ホーム
  2. パン記事
  3. 新着記事
  4. 「成城石井」が大阪に初のベーカリー 「成城石井 BAKERY」をオープン。注目のラインナップを紹介
「成城石井」が大阪に初のベーカリー 「成城石井 BAKERY」をオープン。注目のラインナップを紹介
新着記事

「成城石井」が大阪に初のベーカリー 「成城石井 BAKERY」をオープン。注目のラインナップを紹介

野崎 さおり
野崎 さおり

全国20の都府県に展開するスーパーの「成城石井」。駅ビル内や商業施設にあることも多く、クロワッサンやカンパーニュなどパンの種類も豊富で、頼れる存在だと感じているパン好きさんも多いのでは? その「成城石井」が初のベーカリー「成城石井 BAKERY」を大阪にオープンしました。

約50種類のパンと焼き菓子に「成城石井」らしさを総動員

「成城石井」は1927年に創業し、今年で創業96年目。世界各国、日本各地から厳選した食品や、和食からエスニックまで豊富なお惣菜が並んでいるほか、一般のスーパーとはひと味違うパンが充実していてしかも価格もリーズナブルな点が魅力的ですよね。「成城石井」が顧客を対象に行った調査でも、パン・ベーカリーのカテゴリーに魅力を感じるという意見が多数寄せられたのだとか。

大阪 京橋 成城石井 BAKERY

「成城石井 BAKERY」の入り口。

「成城石井」ならではのパンの魅力をもっと届けたいと2023年4月20日に大阪・京橋の駅ビル「京阪モール」内に「成城石井」初のベーカリー専門店「成城石井 BAKERY」がオープンしました。店内で焼き上げるパンや焼き菓子はその数、約50種類と、バラエティ豊か。

大阪 京橋 成城石井 BAKERY

4月18日にはオープンに先駆けて、報道関係者向けの発表会と試食会が行われ、シェフたちが意気込みやこだわりを話しました。

種類豊富なパンの背景には「成城石井」が長年培ってきたノウハウや独自の仕組みがあります。それは、「成城石井」が誇るバイヤー陣による調達力、全国約200店舗の直営店を持つというスケールメリット、パンや惣菜づくりにプロの料理人が指揮を執るセントラルキッチンの存在、さらに今回ベーカリーと同じビル内にオープンした「成城石井」プロデュースのワインバー「Le Bar a Vin 52(ルバーラヴァンサンカンドゥ)」との連携など。

つまり、スーパーとして利用している「成城石井」の品揃えのよさや、おいしさや品質などのこだわりを総動員したパンが「成城石井 BAKERY」に並んでいるというわけです。

「成城石井 BAKERY」おすすめのパンと焼き菓子7選

「成城石井 BAKERY」の約50種類の中から、おすすめのパンと焼き菓子を7つ紹介します。

「ごろっと黒毛和牛と7種野菜と10種スパイスの焼きチーズカレーパン」

スパイシーな香りが食欲をそそる「ごろっと黒毛和牛と7種野菜と10種スパイスの焼きチーズカレーパン」はひとつでお腹いっぱいになりそうなボリューム感。焼きカレーパンの中に、食べ応えのあるサイズの牛肉がゴロゴロっと入っています。カレーとチーズとの組み合わせも、表面のカリっとした食感もたまりません。

うまみもしっかり感じる牛肉は、「Le Bar a Vin 52」の調理過程で出る黒毛和牛の端材などを活用。豊かな香りのカレーフィリングは、セントラルキッチンの料理人が10種のスパイスと7種の野菜を煮込んで作っています。もっちり感が特長の湯種生地にカレーを包み、オリーブオイルをかけて、独特の火山型にして焼成。それからそこに調理した黒毛和牛とモッツァレラチーズをのせて軽く焼いています。

「成城石井 BAKERY×北尾 京丹波大納言と黒豆の塩バターあづきパン」

和の雰囲気もある「北尾京丹波大納言と黒豆の塩バターあづきパン」は、一見すると生地に豆を混ぜ込んだ豆パンのようですが、中にどっさり大納言小豆が入っていて驚かされます。

パンの名前にもなっている「北尾」とは京都で150年続く豆屋さん。「成城石井」のバイヤーの調達力によってコラボレーションを実現させたパンです。上品な味の大納言と黒豆に塩とバターの加減も絶妙で、あんこ好き、豆好きにおすすめ。生地のもっちり感も豆の食感を引き立てています。

「トリュフ香る塩バターロールパン」

大阪 京橋 成城石井 BAKERY

「トリュフ香る塩バターロールパン」(205円)。

「トリュフ香る塩バターロールパン」は巻きがしっかりした密度の高いロールパンです。自家製トリュフバターを北海道美瑛産小麦粉を使用した湯種生地で包んでいて、トリュフオイルとトリュフ塩もトッピング。トリュフの香りを感じながら食べると多幸感に包まれます。

「オランダ産ゴーダ、レッドチェダー入り3種チーズパン」

大きなサイズの「オランダ産ゴーダ、レッドチェダー入り3種チーズパン」は表面にチーズがたっぷり。色味の鮮やかなレッドチェダー、コクのあるゴーダ、ミルクのほのかな甘みが広がるモッツァレラの3種類のチーズが贅沢に使われています。チーズの味を引き立てるパン生地は、あっさりしているものの小麦らしい風味も感じられます。チーズは内部にも入っているので、チーズ好きも満足。

「72時間熟成した生地を銅型で焼き上げたバニラ香る自家製カヌレ」

大阪 京橋 成城石井 BAKERY

「72時間熟成した生地を銅型で焼き上げたバニラ香る自家製カヌレ」(323円)。

甘い焼き菓子も充実。人気のフランス郷土菓子のカヌレは「72時間熟成した生地を銅型で焼き上げたバニラ香る自家製カヌレ」という名前。セントラルキッチンのパティシエが監修しています。グルテンを落ち着かせるための寝かせ時間を72時間もとって、熱伝導のいい銅型で焼き上げることで、外側はカリッと、内部はもっちりしっとりという食感のコントラストと、ラム酒などの風味やバニラの香りを同時に味わえる贅沢なカヌレに仕上がっています。

「田辺農園バナナとクーベルチュール(カカオ分58%)チョコマフィン」

大阪 京橋 成城石井 BAKERY

「田辺農園バナナとクーベルチュール(カカオ分58%)チョコマフィン」(323円)。

南米エクアドルで日本人が栽培していて「成城石井」でも人気の「田辺農園バナナ」と、成城石井が自社輸入するフランスの老舗チョコレートメーカーセモア社の上質なクーベルチュールチョコレート(カカオ分58%)を使ったマフィンです。バナナとチョコレートの味と風味をしっかり味わえます。しっとりと弾力を感じる生地も魅力で、セントラルキッチンの職人が仕上げています。

「カルフォルニア産レーズン50%ぶどうパン」

大阪 京橋 成城石井 BAKERY

「カルフォルニア産レーズン50%ぶどうパン」(ハーフサイズ 215円)。

「カルフォルニア産レーズン50%ぶどうパン」は、切り口を見ただけでレーズンを限界まで巻いて成形していることがわかります。溢れ出しそうなレーズンをしっかりホールドする生地はほどよい固さも魅力。まるでレーズンを食べることが主目的かのようなパンです。

近くに来てほしい!「成城石井 BAKERY」

大阪 京橋 成城石井 BAKERY

今回紹介したパンと焼き菓子は大阪・京橋の 「成城石井 BAKERY」だけで販売されています。1号店の出店地として、パン好きが多い大阪を選んだとのことなので、近くのパン好きさんはぜひチェックを。

せっかく全国各地にお店がある「成城石井」のベーカリーですから、他の地域でも「成城石井」が培った調達力、スケールメリット、パンや焼き菓子作りの技術が詰まったパンが、各地で買えるようになることを期待したいですね。

■ 成城石井 BAKERY京阪モール京橋店

住所
大阪府大阪市都島区東野田町2-1-38 京阪モール本館ノーステラス1階
電話番号
06-4397-4514
営業時間
8:00~21:00
定休日
京阪モールの店休日に準ずる

WRITER

野崎 さおり

野崎 さおり

ライター。2017年パンシェルジュ検定2級合格。カンパーニュなどのハード系とクロワッサンが好き。旅の目的にはパン屋さん巡りとローカルフードの実食を必ず入れ、旅が「パンの仕入れ」になっていると揶揄されることもしばしば。早起きが苦手なのがパン好きとしての最大の弱点。

SPECIAL