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旬のフルーツとバターロールで!夏のさわやかスイーツパン
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旬のフルーツとバターロールで!夏のさわやかスイーツパン

辻 美穂
辻 美穂

夏休みもいよいよ終盤。楽しんだ疲れが溜まったり、猛暑続きの日々でぐったりなど、少しゆっくり過ごしたいと考える人も増えてきたのでは。

今回は、まったりおうちタイムに食べたい、スイーツパンを紹介します。旬のフルーツとバターロールで、大人の自由研究さながらにいろいろためしてみました。

「桃とチーズクリームのスイーツパン」

フルーツバターロール

パティスリーなどでも今の時期には「桃」のスイーツが並びます。バターロールともよく合うチーズクリームを加えて、さわやかな果汁があふれるスイーツパンを作ってみました。

1.バターロール3個は縦半分に切込みを入れて開き、オーブントースターで1~2分焼く。
2.チーズクリームを作る。ボウルにクリームチーズ約33g(「Kiri クリーミーポーション」3個分)を入れ、ヘラでやわらかくする。グラニュー糖3gと生クリーム50mlを加えて泡立てる。
3.桃1/2個はカットし、レモン水(レモン果汁2.5ml・水200ml)に10分ほど浸す。
4.バターロールにチーズクリームを塗り、水けを拭いた桃をのせる。

あふれる桃の果汁を余すことなく味わえるよう、上部の果肉をフォークで食べて、残りの果肉をパンではさんで食べるスタイルにしました。

缶詰の白桃でも作ってみました

桃の最盛期はそろそろ終わりを迎えそう。缶詰の白桃でも作ってみました。作り方はフレッシュな桃と同じですが、クリームチーズを減らしたほうが、缶詰の白桃とはよく合うようです。

フルーツバターロール

缶詰を使用すれば手軽に、季節を問わず作ることができるので、こちらもおすすめです!

デラウェアのさわやかクリームサンド

フルーツバターロール

「ぶどう」も夏に最盛期を迎えるフルーツのひとつですが、その種類はさまざま。今回は皮ごと食べられる「デラウェア」と「カルピス®」を使ったクリームをたっぷり詰めた、フルーツサンドを作ってみました。

フルーツバターロール

子どもの頃から「カルピス®」と言えば水玉デザインのイメージ。デラウェアのトッピングもそれをイメージしてみました。

1.バターロール2個は横から切込みを入れる。デラウェアは房から24粒はずし、水洗いしておきます。
2.クリームを作る。ボウルに「カルピス®」希釈液20ml、100mlの生クリームを入れて泡立てる。
3.バターロールにクリーム、デラウェアを適量詰める。

デラウェアと「カルピス®」、2種の酸味が奏でるさわやかなクリームは、甘みあるバターロールとも好き相性。デラウェアの皮独特の味わいや食感がアクセントになっています。

皮むきバージョンも作ってみました

デラウェアの皮は非常に食べやすいものですが、皮をむいたバージョンも作ってみました。

包丁も使わず簡単に作れる「デラウェアのさわやかクリームサンド」。今回は1個につき12粒を使いましたが、もっとデラウェアをたっぷり入れたい!など、お好みでクリームの量と調整しながら、自分好みのサンドに仕上げてみてはいかがでしょうか。

キウイのバラ咲くチョコクリームパン

フルーツバターロール

キウイは比較的1年を通じて購入できるフルーツですが、夏に多く販売されているのが、ニュージーランド・ゼスプリ社の「グリーン」や「サンゴールド」。キウイをバラの花に見立てたカット方法があることを知り、キウイと相性が良いと言われるチョコを加えたクリームでスイーツパンを作ってみました。

フルーツバターロール

サンゴールドをバラの花に、グリーンを葉っぱに見立ててみました。

1.バターロールは縦半分に切込みを入れて開き、オーブントースターで1~2分焼いて、冷ましておく。
2.チョコクリームを作る。ボウルに生クリーム50mlを入れてホイップし、チョコレートシロップを適量加える。
3.バターロールにチョコクリームを塗り、キウイを飾る。

チョコクリームはどれが合う?3種類作ってみました

今回使用したチョコクリームは、生クリームに市販のチョコレートシロップ加えたもの。チョコレートの濃さが異なる3種類を作ってみました。

左から、10ml、15ml、30mlのチョコレートシロップを加えて泡立てたものです。

筆者個人的には、甘みが強いキウイにはチョコレートソースが少なめ、酸味が強いキウイにはチョコレートソース多めのクリームが合うと感じました。

みなさんも、購入したキウイの味をみて、チョコレートソースの濃さを調節してみてくださいね。ちなみに、あまり完熟しすぎていないキウイのほうが、バラは作りやすいようです。


今回紹介したスイーツパンは、幅広い世代に楽しみながら作ってもらえるのではないかと思います。家族や仲間と一緒に、休日のおやつや夏の思い出づくりにいかがでしょうか。

WRITER

辻 美穂

辻 美穂

とにかく食べること、飲むことが好きで、異業種から食の業界へ転職をとフードコーディネーターの学校へ。複数の調理現場でバイトしたあと、菓子とパンの会社で商品企画の仕事に就く。自社パンのおいしい食べ方をあれこれ試しているうちにパンの魅力にハマり、その後ライター活動を始めてからも、そして活動拠点を福岡に移した2013年以降も、仕事のついでに気になるパン屋へ立ち寄り、新たなパンとの出合いを求め続けている。最近気になるのは、自分の体重と屋根で勝手に居候するスズメたちのこと。

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