

もっとパンを学んで、もっと好きになろう。パンにまつわる資格まとめ

パンが大好き。パン作りやパン屋さん巡りを趣味から一歩レベルアップしたい。パンや食品に関する知識を身につけて、暮らしや仕事をレベルアップしたい。自信を持ちたい。
そんなパン好きさんのために、今回はパンにまつわる資格について民間資格と国家資格をまとめました。資格の勉強をして、パン好きさんの暮らしを充実させるきっかけにしませんか?
INDEX
I. 民間資格
1. パンシェルジュ検定
2. パンコーディネーター
3. パン・ブーランジェ
4. ベーカリーインストラクター
II. 国家資格
5. パン製造技能士
6. 製菓衛生師
7. 食品衛生責任者
I. 民間資格
民間の団体等が主催する資格もいくつか種類があります。趣味レベルからパン屋さんの商品開発やパン作りの講師など仕事に役立つものまであります。
1. パンシェルジュ検定

パンシェルジュ検定はパンの知識を深めるための民間資格です。パンについて幅広い知識を習得できる検定として2009年11月に最初の試験が行われました。「パンシェルジュ」とは、「パン+コンシェルジュ」の造語で、「奥深いパン世界の案内人・相談人としての深い知識を持つ人」を指します。食べることだけでなく歴史や器具・材料、マナーや保存方法に至るまでの知識を習得したことを認められた人に対して与えられる称号です。
検定はこれまで年2回行われ、3級、2級、1級に分かれています。

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<公式HP:https://www.kentei-uketsuke.com/pancierge/>
パンシェルジュ検定3級
パンについて学びたくなったら、最初にチャレンジしてみたい資格です。パン作りの知識と楽しみ方が学べます。例えば、パンの歴史や、世界各国の特徴あるパン、材料や作り方など。パン好きならテキストを読み進める中で、これまで持っていた知識の整理にも役立つはずです。
パンシェルジュ検定2級
パンに関する情報と深い理解力が身につきます。パンの市場の移り変わりやトレンド、小麦をはじめとする材料、食品衛生、飲み物とのペアリングや製法なども3級より詳しい内容が範囲となります。
パンシェルジュ検定1級(マスター)
パンの世界を知り尽くした“パンの専門家”=マイスターを目指します。各国の料理とパンの組み合わせや、パンにまつわる健康や世界情勢など、パン屋さんの経営やサービスなど、プロフェッショナルな内容に踏み込みます。3級と2級はマークシートのみですが、1級はマークシートに加えてレポート課題があります。事前にテーマは発表されるのでチェックして準備しましょう。

パンシェルジュ検定の問題は「公式テキスト」を中心に出題しているので、試験対策がしやすいのも特徴。試験会場は、東京、名古屋、大阪、福岡の4都市ですが、会場が遠い人や時間などに制約のある人もチャレンジしやすいオンライン検定もあります。パンシェルジュになると参加できるイベントもあり、参加するとパン好きの仲間が増えるかもしれません。
2. パンコーディネーター
パンの楽しみ方や知識を広めるために誕生した民間の資格で、「パンコーディネーター」「エキスパート」「アドバンス」の3つのレベルがあります。
パンコーディネーターは約3日間の講座を受講後、テストを受けます。オンライン受講も可能です。
パンコーディネーターエキスパートは2日間の講習を受講後、自宅で修了課題に取り組みます。講習は会場でのみ開催。
パンコーディネーターアドバンスは2日間の講習を受講後、認定試験を受けます。試験の内容は、筆記試験と小論文です。会場でのみ開催です。
3. パン・ブーランジェ®
日本能力開発推進協会が主催する検定です。パン教室やカルチャースクールでパンに関する講師をする能力があることを証明する資格です。
試験は、カリキュラム修了後、在宅で受験できます。
4. ベーカリーインストラクター
日本フードベーカリー協会(JFBA)の認定資格です。パンに関する基礎的な知識や技術から、さまざまな製法が体系的に学べる講座をオンラインで受講したのち、修了試験を受けることができます。
II. 国家資格
パンという食品を扱って仕事をするために、食品衛生などの知識を証明する資格があります。パン職人として必須というわけではありませんが、パンにまつわる仕事に就きたい人に有利です。
5. パン製造技能士
パン製造技能士は、パン製造に特化した唯一の国家資格で2級、1級、特級があります。パン屋さんの開業に必須の資格ではありませんが、パン職人として活躍できる技能や知識の証明になります。「中央職業能力開発協会」によって毎年1回、各都道府県の指定会場で、各級学科と実技の試験が実施されます。
学科では主に製パンや安全衛生、関係法規についての知識が問われます。
実技では、決められた条件で製パンを行い、出来映えによって点数が決まります。
2級
受験には2年以上の実務経験が必要。
ただし、専門学校などに通っていれば卒業後すぐに受験することが可能です。
1級
受験には7年以上の実務経験が必要。
専門学校に通っていれば7年より短い実務年数で受験可能。
2級合格者は、2級合格後2年以上の実務経験があると受験可能です。
特級
受験には1級合格後、5年以上の実務経験が必要です。
パンの製造現場で管理職として必要なスキルが試されます。
※受験資格や実務経験年数の条件は、学歴や職業訓練歴などによって異なる場合があります。
6. 製菓衛生師
製菓衛生師は、製菓技術や衛生知識が身についていることの証明となる国家資格です。
試験は都道府県ごとに菓子製造技術のほかに衛生知識も問われます。
製菓衛生師は、名称独占資格と呼ばれ、有資格者以外はその名称を名乗ることを認められていない資格の一つです。
製菓という名称から、お菓子作りを専門とする人が取得したり、目指したりする印象がありますが、製菓の知識をパン作りにいかせることから、パンを専門に作る人も取得しています。
受験資格は:
- 厚生労働大臣の指定する製菓衛生師養成施設において、1年以上製菓衛生師として必要な知識及び技能を修得した者。
- 中学校を卒業した者で、2年以上お菓子店などで製造の実務(助手や見習い)を経験した者。
とされています。
試験の内容は衛生に関すること、食品や営業に関すること、製菓理論、製菓実技の筆記試験です。製菓実技は和菓子・洋菓子・製パンのどれかから選んで、製法を筆記で答えます。
多くの自治体では製菓衛生師を持っていると、飲食店の開業に必要な「食品衛生責任者」を講座を受けることなく取得することができます。
7. 食品衛生責任者
食品を取り扱うお店や施設には、1名以上の食品衛生責任者を置くことが決められています。もちろんパン屋でも必須で、お店の衛生管理という重要な役割を担います。
栄養士や調理師、製菓衛生師などの資格を持つ人はお店や施設の食品衛生責任者になることができます。
それ以外の人が資格を取得するには、地域ごとに設置されている食品衛生協会が実施する食品衛生責任者養成講習会を修了する必要があります。

趣味として大好きなパンのことをもっと知りたいという人から、パンの知識や技術があることを証明して仕事に生かしたい人にも役立つ資格をまとめました。
奥深いパンの世界。学べば学ぶほど、ますますパンが好きになっていきそうです。
※受験方法や条件、実施時期などは変更されることがあります。受験を検討する際は、最新の公式情報をご確認ください。

