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あの「ちいかわ」がパンになった! 作品の世界観そのままの「ちいかわベーカリー」が東京・原宿にオープン
パンのあれこれ

あの「ちいかわ」がパンになった! 作品の世界観そのままの「ちいかわベーカリー」が東京・原宿にオープン

野崎 さおり
野崎 さおり

2024年10月29日、東京・原宿の東急プラザ表参道「オモカド」3階に「ちいかわベーカリー」がオープンしました。「ちいかわ」が本当のパンになって販売されています。お店のインテリアは、作品の世界を再現したかのようで、「ちいかわ」のグッズもかわいいものだらけの「ちいかわベーカリー」。オープン直前に行われた内覧会にお邪魔してきました。

「ちいかわ」のキャラクターたちに会える! 期待を胸に東急プラザ表参道「オモカド」3階へ

豊富なラインアップ!

「ちいかわ」はイラストレーター・ナガノが描くX(旧Twitter)発の作品です。ちいかわ、ハチワレ、うさぎを中心とした個性的なキャラクターたちによる楽しくてちょっぴり切ない日々が描かれます。
漫画やアニメは見たことがないという人も、「ちいかわ」という作品名は聞いたことがあるのではないでしょうか。書籍やアニメは大人気。関連グッズもバラエティ豊かで、子どもたちはもちろん、たくさんの大人からも愛されています。ストーリーでは、いろいろな食べ物を食べるシーンも多く、アニメの主題歌には朝の様子としてパンも登場します。

お店の入り口も「ちいかわ」のシルエットです。

「ちいかわベーカリー」がオープンしたのは東急プラザ表参道「オモカド」3階です。エスカレーターで3階まで上がって、いよいよお店へ! お店の広さ、そしてインテリアのかわいらしさ、グッズの豊富さはどれも予想以上です。キャラクターたちと一緒に写真を撮りたくなるディスプレイもいろいろ。ちいかわの世界に浸れます。

ご存知ない方のために、上からメインキャラクターの「ちいかわ」「うさぎ」「ハチワレ」です。

作品から抜け出してきたような「ちいかわパン」「ハチワレパン」「うさぎパン」

「ちいかわパン」(540円)

かわいいディスプレイやグッズが並ぶ中、何よりも実物のパンを見たい!とショーケースのある店内奥へ。
メインキャラクターがまるで作品からそのまま出てきたような表情の「ちいかわパン」「ハチワレパン」「うさぎパン」が整然と並ぶ姿に歓喜!

カスタードクリームがつまった「ちいかわパン」、チョコレートクリームがつまった「ハチワレパン」、キャラメルクリームがつまった「うさぎパン」(各540円)

「ちいかわベーカリー」のパンは、愛知県にある「BAKERY HANS-PETER(ベーカリーハンス・ペーター)」と「BREAD IWASAKIDAI(ブレッドイワサキダイ)」のオーナーシェフ、澤田淳一さんの指導のもとで作られています。

澤田さんは2026年にフランス・ユーロパンで開催されるパン職人の世界大会「Coupe du Monde de la Boulangerie 2026」の飾りパン部門に日本代表選手として本大会に出場する飾りパンのエキスパートです。

顔の形やふっくらした感じはもちろんですが、チョコレートの目やまゆ、ピンクのほっぺまで、キャラクターが持つかわいらしさをこんなにも表情豊かにパンやチョコレートで表現できるなんて、さすがのひとことです。

キャラクターのイメージにぴったりなソフトフランスとコロネ

左から「モモンガソフトフランス」「ハチワレソフトフランス」「ちいかわソフトフランス」「うさぎソフトフランス」「ラッコソフトフランス」(各540円)

ソフトフランスのシリーズは、5種類。3つのメインキャラクターに加えて、モモンガとラッコが描かれたクッキー付き。コック帽を被ったキャラクターのクッキーが、クリームをサンドしたやわらかい食感のソフトフランスに挟むようにトッピングされています。

いちばん左は「くりまんじゅうパン」(400円)。栗あん入りです。

小さな球状のチョコレートを使って、キャラクターたちがパンから顔を出しているように見える演出が、かわいすぎて悶絶。ちいかわとモモンガにはカスタードクリーム、ハチワレとうさぎ、ラッコにはチョコレートクリームがサンドされています。ラッコだけ手が茶色いチョコレートで表されているところにも惹かれてしまいます。

コロネのシリーズは3種類あります。クッキーに描かれた表情にも注目を!

キャラクターのクッキーとイメージにあったチョコレートを組み合わせたコロネは、「ちいかわコロネ」「モモンガコロネ」「古本屋コロネ」の3種類があります。

「ちいかわコロネ」はデコレーションにレモンチョコレート、コロネの内部に入っているのがチーズクリームです。ちいかわは泣いているような、何かに挑んでいるような豊かな表情。「モモンガコロネ」はデコレーションを抹茶チョコレートで施し、抹茶クリーム入り。「古本屋コロネ」はストロベリーチョコレートでデコレーションしていて、内部にはカスタードクリームが入っています。


どんぶりもかわいい「郎パン」(2200円)

「ちいかわ」に登場するお店「郎」で提供されるラーメンをイメージした食事系パン「郎パン」は、屋台を模した商品棚に並べられていました。

どんぶりの中にパンが入っていて、その上に中華麺、チャーシューなどがのっています。ラーメンとパンを形も含めて組み合わせるなんて、「ちいかわベーカリー」以外で誕生したでしょうか!

黒板風のメニュー表もあります!

ほかにも「ちいかわ食パン」「ちいかわ豆食パン」「ちいかわコロッケバーガー」などパンのほか、お土産にもぴったりな瓶入りのドリンクや作品に登場する缶入りの飲み物「シュワ」も並んでいます。

パンを取り入れたデザインのキャラクターグッズも豊富!

奥から「トレー」(1,980円)「巾着」(1,650円)「ランチトートバッグ」(3,080円)

ファンにはたまらないグッズも目移りするほど並んでいます。パンを持ったキャラクターたちがデザインされていて、「ちいかわベーカリー」は作品の一部のようです。マグカップ、コースター、タンブラー、トートバッグにTシャツ、ハンドタオルと種類豊富。毎日使いたい気持ちと大切に取っておきたい気持ち、両方が湧いてくる愛らしいデザインのものばかりです。

9種類ある「パンみたいなもちもちマスコット」(各1,320円)。本物のパンかと思いました。

グッズの棚にたくさん並んでいた「パンみたいなもちもちマスコット」(9種類)。こんがり焼けたようなキャラクターたちの様子に、少し離れたところから見たときは「あれって本物のパン?」と思ってしまったほどでした。

開けるのが楽しみになるパン用のボックス。

11月30日(土)までの入店は、事前予約が必要です。12月1日以降のスケジュールも含めて「ちいかわベーカリー」の公式サイトを確認してください。

食べるのがもったいないほどのかわいさです!

「ちいかわ」のかわいい世界にひたれるだけでなく、味も楽しめる「ちいかわベーカリー」。ファンならずとも訪れてみてくださいね。

原宿 表参道 ちいかわベーカリー

©nagano / chiikawa committee

■ ちいかわベーカリー

住所
東京都渋谷区神宮前4丁目30-3 東急プラザ表参道「オモカド」3階
営業時間
11:00〜20:00
定休日
不定
公式サイト
https://chiikawabakery.jp

WRITER

野崎 さおり

野崎 さおり

ライター。2017年パンシェルジュ検定2級合格。カンパーニュなどのハード系とクロワッサンが好き。旅の目的にはパン屋さん巡りとローカルフードの実食を必ず入れ、旅が「パンの仕入れ」になっていると揶揄されることもしばしば。早起きが苦手なのがパン好きとしての最大の弱点。

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