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日本初バブカ専門店「バブカカダブラ」京都・下鴨にオープン! ポップアップ出店・通販も
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日本初バブカ専門店「バブカカダブラ」京都・下鴨にオープン! ポップアップ出店・通販も

野崎 さおり
野崎 さおり

東欧からユダヤ系の人々がアメリカに持ち込んだと言われるバブカ。チョコレートを織り込むなどしたデニッシュのような、ケーキのようなパン菓子です。ニューヨークで流行し、徐々に世界に広がりました。そのバブカだけを専門に販売する日本初のお店が2025年10月4日(土)に京都・下鴨にオープン。ブランドをスタートさせたのはマーガリンやパイ生地といったプロ向けの製品を作る「リボン食品」です。都内で開かれたプレス向けイベントに参加して、6種類もあるバブカを試食しましたので、その味わいと魅力をレポートします。

ニューヨークで出会ったバブカに魅せられて

6種類のバブカはそれぞれ色鮮やかなパッケージ入り。ギフトにもぴったりです。

チョコレートを挟み込んだ生地を編んで焼き上げるバブカは、マーブルチョコパウンドケーキのようにも、ブリオッシュ生地のチョコデニッシュのようにも見えます。主にニューヨークで流行したことをきっかけに世界に広まり、2020年にはパリに専門店がオープン。日本でも一部のパン屋さん、ショコラティエが販売し、パン好きやチョコレート好きには存在が知られてきました。「バブカカダブラ」は日本初のバブカ専門店です。

「バブカカダブラ」は、ニューヨーク発のブラウニーのお店「Fat Witch New York」の姉妹ブランドで、どちらもマーガリンやパイ生地などを製造する「リボン食品」が運営しています。「リボン食品」代表取締役の筏由加子さんがニューヨークでバブカの美味しさに魅せられて、会社に持ち帰り事業化を検討。試行錯誤を繰り返して、お店を開くまでに8年もの歳月がかかったのだとか。プレス向けイベントでは6種類のバブカを試食させてもらいましたが、どれも個性豊かな味わいです。

きっとお気に入りが見つかる! 豊かな個性際立つ6種類のバブカ

1. オリジナルバブカ

まずは「オリジナルバブカ」。バブカといえばチョコレート味が定番です。「バブカカダブラ」では、ブラウニーの生地とデニッシュ生地を何層にも重ね、さらに砕いたチョコレートをたっぷり散りばめて焼き上げています。しっかりと重みのある焼き上がりです。軽くトーストすると、表面のサクッと感が増します。

2. エルビスバブカ

6種類の中でもユニークなフレーバーの「エルビスバブカ」。エルビス・プレスリーが愛したアメリカの定番サンドイッチをバブカにアレンジしています。ピーナッツバター、イチゴジャム、バナナペーストに加えて、ベーコンが入っていて朝食にもぴったり。クセになる甘塩っぱい系のバブカです。口の中でいろいろな味が次々と広がって、このバブカをきっかけにエルビスサンドへの注目度も高まりそう!

3. アップルシナモンバブカ

3つ目もアメリカンな味わいの「アップルシナモンパブカ」。蜜漬けにしたりんごとチョコレート、そしてシナモンがアクセントに巻き込まれています。電子レンジで温めて食べるとシナモンの香りやりんごがとろりとした食感も楽しめておすすめだとか。ワインとの相性もいい大人の味わいです。

4. レモンバブカ

「レモンバブカ」は、レモンとホワイトチョコレートを合わせたブラウニー生地を練り広げて焼き上げています。レモンの酸味とホワイトチョコレートのすっきりとした甘みに、アクセントとしてレモンピールの苦味もプラス。濃厚さが魅力になっている他のフレーバーとは趣の異なる爽やかな味わいです。

5. 抹茶あずきバブカ

お店が京都にオープンすることもあって、「抹茶あずきバブカ」として和風なバブカも準備されました。抹茶とホワイトチョコレートを組み合わせたブラウニー生地と、北海道産あずきで作った粒あんを重ねて焼いています。抹茶とあずきという間違いのない組み合わせに、海外からの観光客にも人気が出そう。焼き上がったあと鮮やかな緑色になる抹茶を厳選して使用しています。

6. ジャバチップバブカ

ジャバチップバブカは、ほろ苦いコーヒー風味のブラウニー生地と砕いてチップ状にしたチョコレートを合わせています。コーヒーの香りが引き立つようにと使っているチョコはビター。コーヒーの香りを楽しめるようにバランスにこだわって作られているので、コーヒーのお供にぴったりです。

3種類のバブカップ

カップケーキサイズの「バブカップ」は「オリジナル」、「チョコレート」、「キャラメル」の3種類。(各460円)

気軽に食べられるカップサイズの「バブカップ」は3種類。デニッシュ生地にオリジナルのブラウニー生地を塗り広げてからくるくると巻いてカップに入れて焼いています。シンプルなオリジナル、焼き上げてからチョコレートとチョコチップをかけたチョコレート、オリジナルにキャラメルチョコレートとナッツを合わせたキャラメルの3種類があります。「バブカップ」は生地を編むのではなく巻いているのでバブカとは食感に違いがあるところも楽しいポイントです。

リボン食品株式会社代表取締役筏由加子さん(左)と「バブカカダブラ」担当の島田麻衣さん(右)。

「バブカカダブラ」の店舗は、京都の下鴨地区にオープン。都内では羽田空港や渋谷ヒカリエでポップアップ出店が予定されています。また「バブカップ」以外の6種類のバブカはオンラインショップでも購入可能です。

店舗は京都駅からバスで40分弱の静かな場所にオープン。

ニューヨークから世界に広がりつつあるバブカ。バラエティ豊かなフレーバーで京都から日本中に広がっていくかもしれませんね。

■ BABKA cadabra(バブカダブラ)

住所
京都府京都市左京区下鴨東半木町67-6
営業時間
10:00~18:00
定休日
月(祝の場合営業)

ポップアップ出店情報

■ 羽田空港 羽田スタースイーツ

場所
羽田空港第1ターミナル2F マーケットプレイス11羽田スタースイーツ
期間
2025年10月8日(水)~2026年1月7日(水)
営業時間
7:00~20:00

■ 渋谷ヒカリエ 

場所
東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ フードステージB2 東横のれん街
期間
2025年11月6日~11月12日
営業時間
平日·土 11:00〜21:00 日·祝 11:00〜20:00

WRITER

野崎 さおり

野崎 さおり

ライター。2017年パンシェルジュ検定2級合格。カンパーニュなどのハード系とクロワッサンが好き。旅の目的にはパン屋さん巡りとローカルフードの実食を必ず入れ、旅が「パンの仕入れ」になっていると揶揄されることもしばしば。早起きが苦手なのがパン好きとしての最大の弱点。

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