【「パンのフェス 2023春 in 横浜赤レンガ」初出店パン屋さんリポート】サクッともちもち食感が魅力!モントリオール式ベーグルの専門店 東京都・港区「Poko Bagel Café(ポコベーグルカフェ)」
2016年に初開催して以来、延べ100万人以上が来場している日本最大級のパンイベント「パンのフェス2023春 in 横浜赤レンガ」が、2022年3月3日(金)~5日(日)に開催されます。それに先がけて、今年も「ぱんてな」では初出店のパン屋さんを紹介します。
今回は、「Poko Bagel Café」(ポコベーグルカフェ)オーナーの宗田宏子さんに、「パンのフェス」への意気込みや、フェスでのおすすめ商品などを伺いました。
「Poko Bagel Café」について教えてください。
2008年7月に開業した、日本初のカナダ・モントリオール式ベーグルの専門店です。2023年2月現在、通信販売やポップアップショップをメインに営業しています(店舗営業は休止中)。
15周年を迎える今年、「パンのフェス」で神奈川エリアに初めて出店します。まだ、モントリオール式ベーグルを食べたことがないお客様にも、この機会に食べていただきたいと思います。
商品の特徴や、素材について教えてください。
カナダ産小麦粉を100%使用した、モントリオール式ベーグルを販売しています。日本でおなじみのニューヨーク式ベーグルは生地に塩を使っており、ムギュッと詰まった食感なのに対し、モントリオール式は卵とグラニュー糖を使っており、石窯で焼き上げるので、外がカリッとした食感が特徴です。
当店でも、モントリオール式で製造しているので、現地と同じ味わいをお楽しみいただけます。現地のベーグルは小さくて細いです。そのままの形では少しいびつなので、ポコベーグルではオリジナルの形にしています。
ベーグルは定番を10種ほど、ベーグル以外は石窯で焼き上げたチーズケーキやバスクチーズケーキ、コーンブレッドやブラウニーなどご用意しています。
「パンのフェス」で販売する商品で“これは食べてほしい”というおすすめを教えてください。
モントリオール式ベーグルの定番「セサミ」や、カナダ・ケベック州のメープルシュガーを使った人気の「メープルウォールナッツ」がおすすめです。ほかに今回の「パンのフェス」限定で「ポピーシード」と「ローズマリー」、「オレンジ」も販売予定です。
ベーグル以外では「コーンブレッド」も販売しますので、「ポコベーグルカフェ」の人気商品を、この機会にいろいろと味わっていただきたいです。
宗田さんのベーグルづくりへの思いやこだわりを伺えますか?
ベーグルづくりでこだわっているのは、生地をゆでる工程「ケトリング」。スチームで加熱する方法もありますが、よりもちもち感を出すために、当店ではゆでてから、石窯で焼き上げています。
また、ケトリングのお湯にはちみつを入れるという、モントリオール式ならではの手法で作ることにもこだわっています。
ベーグル店を始めるきっかけは、高校時代のカナダ留学です。ただ、留学先のオンタリオ州はモントリオール式ではなく、当時食べていたのはニューヨーク式。帰国後にモントリオール式ベーグルの存在を知りました。
サラリーマンを経て、29歳で“日本初のもので商売したい”と思ったとき、モントリオール式ベーグルの存在を思い出し、現地で食べてみました。モントリオールの街で食べたものは薄くて、石窯で焼き上げるせいかセサミも焦げていました。“日本では無理かな”と思ったのですが、空港でスモークサーモンのベーグルサンドを食べたとき、その完成度の高さに衝撃を受けました。“これならいける!”と、商売を始める決意をしたんです。
これからも微力ではありますが、モントリオール式ベーグルの普及に努めていきたいと思います。パン好きのみなさんにも、この独特な味わいのベーグルを、ぜひ召し上がっていただければと思います。
「ポコベーグルカフェ」のベーグルは子どもから年配の方まで、幅広い世代に好評。「パンのフェス」のおみやげにも喜ばれそうですね。
モントリオール式ベーグルを味わって、ニューヨーク式との違いを実感してみてはいかがでしょうか。
Poko Bagel Café
■店舗情報
- 所在地
- 東京都港区東新橋2-10-7-200(2F)
- https://www.instagram.com/pokobagelcafe/
- オンラインショップ
- http://www.poko-bagel.co.jp/category/11/
※カフェ営業再開については、公式ホームページやInstagramでご確認ください。