【「パンのフェス 2024春 in 横浜赤レンガ」初出店パン屋さん】佐世保発のベーグルを日本中の食卓へ!長崎県・佐世保市「佐世保アメリカンベーグル」
2016年に初開催して以来、延べ100万人以上が来場している日本最大級のパンイベント「パンのフェス2024春 in 横浜赤レンガ」が、2024年3月1日(金)~3日(日)に開催されます。それに先がけて、今年も「ぱんてな」では初出店のパン屋さんを紹介します。
今回は、「佐世保アメリカンベーグル」の橋口久さんに、「パンのフェス」への意気込みや、フェスでのおすすめ商品などを伺いました。
「佐世保アメリカンベーグル」について教えてください。
アメリカ人女性のジルが創業した「HAPPY TRAILS COFFEE(ハッピートレイルコーヒー、通称「HTC」)」で生まれた、「佐世保アメリカンベーグル」を製造販売するベーグル専門店です。直営の2店舗で販売しているほか、佐世保ふるさと納税の返礼品としても販売中です。
コロナ禍の影響でカフェ営業を休止することになりましたが、日常食としてのベーグルを日本中に広めていきたいと、2022年8月に創業店をカフェからベーグル製造所へと業態転換し、全国の百貨店催事や東京のポップアップストアなどで販売を続けてまいりました。
その結果、業態転換からわずか1年半で日本最大級のパンイベント「パンのフェス」に出店できたことは、私たちベイカーにとって大変感慨深いものです。佐世保で生まれ育ったベーグルを、より多くのパン好きさんに楽しんでいただけるよう、しっかり準備して臨みたいと思います。
商品の特徴について教えてください。
「佐世保アメリカンベーグル」は、“日本人にも親しみやすい本場の味”をめざして開発しました。本場アメリカのベーグルはハードな食感のものが多いですが、それを知るアメリカ人にも好評をいただいています。もちろん、ソフトなパンを好む日本人でも「毎日食べたい」と思ってもらえるよう、ほどよく調整しています。
外はパリッとしていてもっちり噛み応えがありながら、硬すぎないのが特徴。約25万人の人口に7千人ほどのアメリカ人(※)が住む米軍基地の街・佐世保だからこそ生み出すことができたベーグルだと思います。
※2019年時点のデータ
「パンのフェス」販売商品で“これは食べてほしい”というおすすめを教えてください。
まずはベーシックな「プレーン」を味わっていただきたいです。“これぞ佐世保で生まれ育ったニューヨークスタイルのベーグル”という王道のベーグルです。そのまま味わっていただくのはもちろん、トッピングしたり、サンドイッチにとアレンジしていただくのもおすすめです。
もうひとつおすすめしたいのが「スーパーソルト」。クラウドファンディングで「ビールに合うベーグル」を開発したときに誕生したのですが、ソルティさの限界まで挑戦したベーグルです。
そのほかにも「たっぷりチーズ」や「イタリアントマト」、佐世保産ブルーベリー「あいあいの雫」を使った「あいあいブルーベリー」など、当店人気のさまざまなベーグルをご用意しますので、ぜひお立ち寄りいただければと思います。
ベーグルづくりへの思いやこだわりを伺えますか?
コロナ禍の影響で業態転換を余儀なくされ、私たちベイカーたちも戸惑いと不安で、意気消沈していました。しかし、「佐世保アメリカンベーグル」を、全国のベーグルファンにお届けできるようになりたいという強い想いから、2022年10月にクラウドファンディングを開始しました。
すると、無名のベーグル製造所にもかかわらず、開始3時間未満で目標金額に達成。最終的には3倍以上のご支援をいただきました。さらに励みとなったのが、「応援してます!頑張ってください」という出資者のみなさんからいただいた温かいメッセージ。応援してくださる方がこんなにもいる、そう実感できたことで「やるぞ!」と、私たちみんなのモチベーションが一気に上がりました。
私たちベイカーは今も、そのときにいただいた熱い想いを胸に「佐世保アメリカンベーグル」を作り続けています。
日本人とアメリカ人がともに暮らす街だからこそ誕生した「佐世保アメリカンベーグル」は、パン好きにとっても非常に興味深いですね。その食感や味わいを、みなさんもぜひ会場で楽しんでみてください。
佐世保アメリカンベーグル
■店舗情報
- 所在地
- 長崎県佐世保市日野町1828ー49
- 公式サイト
- https://htc-bagel.shop