2016年に初開催して以来、延べ100万人以上が来場している日本最大級のパンイベント「パンのフェス2024春 in 横浜赤レンガ」が、2024年3月1日（金）～3日（日）に開催されます。それに先がけて、今年も「ぱんてな」では初出店のパン屋さんを紹介します。

今回は、「パン工房 ホルンベーカリー」店長の飯野友幸さんに、「パンのフェス」への意気込みや、フェスでのおすすめ商品などを伺いました。

「パン工房 ホルンベーカリー」について教えてください。

40年以上の歴史があるベーカリーです。先代から受け継いだ昔ながらのパンはもちろん、二代目の私が生み出したちょっと面白いパンまで、“真面目にふざけた”商品ラインナップを得意としています。常に130種類以上のパンを取り揃えているので、お客様がどれにしようか迷っているのを見るとつい嬉しくなります。

イベント出店経験がほとんどない当店ですが、日本最大級の「パンのフェス」に出店できるのは大変うれしいです。私が大好きな音楽にたとえると……インディーズバンドが初めて「フジロック」に挑むような気持ちです。より多くのパン好きさんに「パン工房 ホルンベーカリー」のパンを楽しんでいただけるのを楽しみにしています。

商品の特徴や、素材について教えてください。

看板商品は、「天然酵母食パン」。独自製法の元種を使って、卵や油脂は使わないシンプルな食パンです。プレーンのほか、全粒粉、玄米、黒米と金ゴマを日替わりで提供するなど種類も豊富です。これは変わり種ですが、ビビッドな色合いの「バグるブレッド」という食パンもありますよ。

私のおすすのめ食べ方は５枚切のトーストですが、生でもおいしく召し上がっていただけます。

「天然酵母食パン」はご家庭用に買っていかれるお客さんはもちろん、喫茶店の人がお店のメニューに使われたりと、幅広くご愛用いただいています。

「パンのフェス」で販売する商品で“これは食べてほしい”というおすすめを教えてください。

先代から受け継いだ伝統のカスタードクリームを使った「クリームパン80s’」や、春の定番商品「千葉菜花とペッパーベーコンのフォカッチャ」がおすすめです。

「板パリ ハバネロ」は、スナック感覚で食べられるパリパリ食感のパンです。うま味のあとすぐに辛みが追いかけてくるので、やみつきになりますよ。ファンも多いです。

ほかにも、バナナをたっぷり練り込んだ「バナナブレッド」（350円）や、看板商品の「天然酵母食パン」を使った「目玉トースト」（350円）、ガイコツの形をした「ガイコツパン」（800円）も数量限定で用意しますので、当日のブースでぜひチェックしてみてください。

飯野さんのパンづくりへの思いやこだわりを伺えますか？

一生懸命“真面目にふざけて”パンづくりをすることです。

基本となる生地づくりは、正確に。ここは真面目に作っています。しかし、商品を考える時はちょっとふざけて。見た目も楽しめるように仕上げています。

一度頭の中にアイデアが浮かぶと、どんなにふざけたパンでも、すぐに作っちゃうんです（笑）。新商品づくりは自由にさせてもらっていますが、販売は社長のOKが出てからです。優しく懐の深い方なので、ありがたいです。

当店で楽しくパン選んで、おいしく食べていただきたい。先代の教えやレシピも守りつつ、これからも新たなパンづくりを続けていきたいと思います。

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極彩色な「バグるブレッド」、巨大なガイコツ型でできた「ガイコツパン」、など、面白いアイデアでいっぱいの「パン工房 ホルンベーカリー」。飯野さんのアイデアが光るパンたちは驚きです。

「パンのフェス」会場でも、豊富なラインナップで私たちをきっと迷わせてくれると思いました。

パン工房 ホルンベーカリー