出店数が50店にパワーアップ&豪華福引も!「パントタビスル甲子園2023」レポート
昨年に初開催され、約1万人の動員を記録したベーカリーイベント「パントタビスル甲子園」。今年はさらに規模を拡大し、兵庫県西宮市・甲子園駅前広場に全国31の都道府県から約50もの人気店が集まりました!
百貨店などで数々のイベント実績を持つパンシェルジュの榎 友寿(えのき ともひさ)さんが選び抜いたパンが並び、先行入場には多くのパン好きさんが押し寄せるほど。当日はパンシェルジュ検定ブースも出店され、興味を持ってくれた方々でにぎわっていました。
『ぱんてな』ライター・ありまがイベント当日の様子と、おすすめの出店ベーカリーをレポートします!
「パントタビスル」とは
関西随一のパンのプロ・榎友寿さんが「本当においしいパンを伝えたい」という想いから始めたパンのセレクトショップ。『阪神梅田本店』でこだわりのパンを日替わりで楽しめる店舗『パントタビスル』を営業しながら、イベント運営や店舗プロデュース・監修といったパンに関する事業を展開している。
公式SNS: https://www.instagram.com/pantabii/
榎さんの紹介記事はこちら: https://pantena.jp/pankiji/kagayaku_pancierge/225
岡山市内より電車で出発し、現地に到着したのは10時少し前。今年は10時半から先行入場ができるため、小雨が降る中でもメイン入り口前にはたくさんのパン好きさんたちが列を作っていました。
私も気になるパン屋さんを回って、お目当てをゲットしたいと思います。
出店ブースより、ひときわ注目の3軒をピックアップしてご紹介!
ロティ・オラン(Roti Orang)
パンブロガーやパン教室の先生も夢中になるという、大人気のパン教室「ロティ・オラン」。日本人好みのもっちりとしたパンに仕上げるため、常識を超えた分量の水分を加えているのが特長です。独特の手法で焼く高加水パンは「まさに極上の味」との声も多く、私も以前から食べてみたかったので楽しみにしていました♪
「ライポーリッシのメープルセサミ」(994円)や「パン・ペイザン」(497円)といったパンがホールで積み上げられ、どれを買おうか迷っちゃいます。
ZOPF
次は千葉県松戸市から出店の「ZOPF」へ。いわずと知れた超有名店ですが、関東まで行く機会が少ない関西以西の人には貴重なチャンス!ドイツ語の店名とは裏腹に、ずらりと並ぶパンは多国籍。店舗では毎日約300種類も焼きあげるそうで、「必ずお気に入りのパンが見つかる」をコンセプトに掲げています。
看板商品の「オレンジ食パン」(486円)のほか、「シュトルーデルン」(432円)が気になる!長いソーセージにフランスパン生地を巻き付けて焼き、表面に穀類をトッピングした調理パンで、亜麻、ヒマワリ、ゴマ、押麦を使用しているそう。ソーセージのジューシーさに香ばしさが加わり、パン生地の弾力と相まってじつに美味でした。
パンストック(painstock) 箱崎本店
はるばる九州・福岡からは、ほっとする温かさのパンが自慢の「パンストック(painstock) 箱崎本店」。国産小麦を中心に使い、時間と手間をかけた生地は複雑なうまみとしっかりした食感が持ち味です。高加水、低温長時間発酵なので保湿性が高く、店名のとおりに冷凍ストックに向いているのだとか。自宅でいつでも食べられるおいしいパンを提供し、その味わいで幸せになってほしいとの思いが込められています。
ブースにはクリームパンやペストリー、調理パンに食事パンと多彩に並び、なかでも「カカオドショコラ」(334円)は必食。2種類のチョコレートをたっぷり練り込み、もちもちに仕上げた人気商品です。先行開場からいちばんに大行列ができ、ブースのまわりを囲むほど人であふれていました。
そのほか、注目はあまりイベントに出店しない「セテュヌボンニデー(C’EST UNE BONNE IDÉE!)」や「BLUFF BAKERY」、全国からご当地パンが集結したブースなども。一般入場が始まってからは売切れ間近の店もちらほら見られ、改めてパンイベントの人気っぷりが印象に残りました。
「パンシェルジュ検定」ブースで豪華賞品がもらえる福引きに挑戦!
会場には「パンシェルジュ検定」のブースが設置され、みんなにもっとパンシェルジュを知ってもらうためのイベントが開催されていました。
当日この『ぱんてな』に会員登録すると、空くじなしの福引きにチャレンジできました。3等は「パンシェルジュ検定クリアファイル」or「古川紙工抗菌マルチファイル」、2等は「ぱんてな特製チャーム」or「オリジナルマルチケース」、1等を引くとなんと「パンシェルジュ検定3級公式テキスト」がもらえるという大盤振る舞い。
さらにスマホで「パンシェルジュ検定」の模擬問題を解くと豪華賞品が抽選で当たるとあって、みんな一生懸命チャレンジしていました。私もひそかに挑戦して、かわいいマルチファイルとステッカーをちゃっかりゲットしちゃいました。
ほかにも、ステージでは9組のアーティストによる楽曲演奏や「パンの重さ当てゲーム」などの参加型チャリティーイベントがあり、一日中楽しめる企画が盛りだくさん。広場の駅側では「こどもらんど」から「UFOキッズカー」と「ふわふわ」と「ボッチャ」が登場し、子どもたちがわいわい遊んでいました。
会場内に並ぶキッチンカー&ブースは、おなじみのコーヒーショップからアジアンフード、手軽に食べられるメンチカツやがっつりハンバーグ、華やかなフルーツサンドまで全部で8店。パンをモチーフにした雑貨やステーショナリーを販売するお店には、グッズを買い求める人が訪れて大盛況でした。
今年もたくさんの新たなパンとの出合いがあり、レアなベーカリーの出店に心躍る大満足の一日でした。来年の開催も今から楽しみです。
「パントタビスル甲子園」を通してパンの魅力を知った人、パンがますます好きになった人、パンを極めたくなった人は、ぜひ「パンシェルジュ検定」の受験をおすすめします。パンに関する知識が増えれば、イベントももっともっと楽しめるはずですよ。
WRITER
ありま しょうこ
パンシェルジュ3・2・1級のほか、パンプロフェッショナル・パンスペシャリスト・手作りパンソムリエ・ベーカリーパティシエ・カレーパンタジスタの資格も取得。
このたび、ずっと夢だった『パンの本』の創刊編集長に就任。
『WEBタウン情報おかやま』では、岡山のパン屋さんを紹介する企画『パンのとりこ』を連載。
★日刊WEBタウン情報おかやま
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