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【京都のお宿】時の流れと空間と、パンを味わう──きょうの家
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【京都のお宿】時の流れと空間と、パンを味わう──きょうの家

田辺 容子
田辺 容子

きょうの家(京都府京都市)

『きょうの家』は、京都市内に8棟(※2021年1月現在)を展開する一棟貸し型の宿泊施設。
“暮らすように過ごせる”素敵な空間でゆったりとパンを味わえる「パン朝食」は、若者を中心にSNSで話題となり、『きょうの家』の人気サービスのひとつとなっています。そこで、サービスがスタートした経緯や、お部屋の魅力について、『きょうの家』を運営する株式会社カルシウムの中山さん、パン朝食サービスを担当するパンシェルジュの榎友寿さんにお話を伺いました。

さびの家
〒600-8823 京都府京都市下京区薬園町150-3
※JR山陰本線「丹波口」駅より徒歩7分

・チェックイン:15:00~20:00/チェックアウト:10:00
・宿泊人数:最大5名まで
・パンメニューの提供条件:2名様以上、72時間前までの予約。1名様あたり3,300円(税込)。
(提供時間7:00~/8:00~/9:00~)
※予約状況などによっては承れない場合がございます。パン朝食をご希望のお客様は、お問い合わせください。
※宿泊施設や宿泊に関する情報は、直接宿泊施設にお問い合わせください。
https://kyonoie.co.jp/

宿泊施設のコンセプトを教えてください。

中山さん(以下敬称略):『きょうの家』は、家そのものの空間を楽しみ、お部屋でゆっくりと過ごして欲しいという思いから生まれた一棟貸し型の宿泊施設です。「つきひの家」、「イエノ家」、「あさひの家」、「ゆうひの家」、「ノボル家」、「メグル家」、「そめの家」、そして今回ご紹介する「さびの家」と、現在8つの家があります。家によりコンセプトは異なりますが、どのお部屋も、歴史を感じてもらえるお部屋づくりをしています。
2020年12月末にオープンした「さびの家」は、“今、を愉しむ家。”をキャッチコピーに、町家を改装したお部屋です。島原という古くは花街として栄えたエリアにあり、お部屋の窓からは「島原大門」もご覧いただけます。

さびの家,室内

島原大門

──「さびの家」の「さび」は、「わびさび」の「さび」なのでしょうか?
中山:「わびさび」の「さび」ともかけているのですが、実は本当に「錆」ているんです。お部屋の外壁に錆びついたトタン板があり、建物が経た時の流れを感じてもらえるよう、あえて残しました。そこから「さびの家」と名付けています。設計士の方が家をイメージして名前の候補を挙げてくださるのですが、最初に「さびの家」と聞いた時は、私も少し驚きました。

さびの家,建物

どのような方のご利用が多いですか?また、人気のプランやサービスを教えてください。

中山:パンシェルジュが厳選したパンをご提供する「パン朝食」を目当てにご宿泊くださるお客様が非常に多いです。Twitter やInstagramなどのSNSで“映える”と話題にしていただき、若い方やカップルを中心にご利用いただいています。
また、「あさひの家」と「ゆうひの家」は愛犬の宿泊が可能で、特に人気のお部屋です。ドッグフレンドリーの施設は古いところも多いようなのですが、こちらの2棟は3年程前に新しく建てられたもの。愛犬とともに、きれいなお部屋で過ごしていただけます。特に、愛犬を連れたご家族のご利用が多いです。愛犬を連れての外食が難しいからと、こちらでも高い確率で「パン朝食」をご予約いただきます。

パン朝食

さらに、力を入れているのが“案内人”のサービス。『きょうの家』には通常のホテルのようにフロントがないので、お客様がお部屋に到着すると、“案内人”と呼ばれるサービススタッフがお部屋を訪問し、チェックインの手続きなどを行います。そしてお部屋の利用に関するご説明のほか、ご質問があればお部屋のつくりや観光スポット、グルメ情報などにもお答えします。こちらの“案内人”は、京都を知り尽くしたスタッフばかり。口コミでも「案内人のサービスがすごくよかった!」と大変ご好評いただいています。

さびの家,寝室

「パン朝食」のサービスを提供するようになるまでのエピソードを教えてください。

中山:京都はパン文化が根付いた街。そして、「お部屋でゆっくりと過ごしていただきたい」という思いを、朝食サービスでもお届けしたい。そう考えていたところ、偶然パンシェルジュの資格を持つ榎さんを紹介していただき、ご縁があってお願いすることにしました。
「パン朝食」では、パンの温めからテーブルセッティング、付け合わせのサラダやスープ、コーヒーのご提供まで、すべてを榎さんが行っています。

提供されているパンについて教えてください。

榎さん(以下敬称略):「パン朝食」は事前予約制・2名様以上でご利用可能です。提供しているパンに関しましては、日々変わっております。関西の美味しいパン、今注目されているパンなどお客様が興味を持ってくれそうな食パン・菓子パン・惣菜パンの中から10種類ほどを選びバランスよく揃えるようにしています。新しく好きなパンを発見してもらえるきっかけにもなればと思っています。
中山:予約枠は7:00~、8:00~、9:00~の1日3枠。榎さんが選んだその日おすすめのパンについて、説明してもらいながら召し上がっていただけます。また、ジャムやクリームチーズ、塩など、パンの付け合わせもご用意しており、おすすめの食べ方も教えてもらえます。

さびの家,室内

パン好きの方に、アピールしたいポイントを教えてください。

榎:パン好きの方でもゆっくりと多くのパンの食べ比べが出来る時間はそんなに多くないと思います。ゆったりと流れる時間のお宿でパンが中心の朝食を味わっていただきたいと思います。
中山: 「パン朝食」では、パンに詳しい“パンシェルジュ”が、季節やその日に合ったパンを家へ届けてくれ、自分たちだけのためにサービスをしてくれます。「家」でゆっくり朝食をとれて、お店でいただくのとは違う特別感を味わっていただけます。穏やかな気持ちで、朝を過ごしていただけますよ。

さびの家,景色

WRITER

田辺 容子

田辺 容子

1990年滋賀県生まれ。製菓製パン材料を販売する会社でWEBデザイナーを経験したのち、印刷系の制作会社でライターとして勤める。現在は文化・芸術を支える仕事の勉強中。好きなパンはシナモンロール。

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