さわやかな味わいで人気の「レモンカード」を手づくり&市販品を実食してみた!
さわやかな味わいで、お菓子にはもちろん、パンやスコーンにつけてもおいしい「レモンカード」。これからの暑い季節にはぴったりのスプレッドのひとつです。
じつはおうちでも簡単に作れると知り、手づくりレモンカードにチャレンジしてみました。また、市販のレモンカードの中から、気になる商品もレポートします。
※商品情報は、2023年5月現在のものです。
※各商品の詳しい情報は、販売元にお問い合わせください。
「レモンカード」を手づくりしてみた!
イギリスの伝統的なスプレッドである「レモンカード」。同じくイギリス生まれの、「レモンパイ(レモンメレンゲパイ)」のクリームとしてご存知の方も多いと思います。
材料は卵、バター、砂糖とシンプルなこともあってか、ネットでレシピが多く紹介されています。
今回は、生協パルシステム「だいどこログ」掲載のレシピを参考に作ってみました。
材料を鍋に入れて、湯せんの温度に気をつけつつ混ぜ続けること6〜7分。レシピどおり、とろみが出てきました!好みのかたさになるまで、そのまま混ぜ続けて約7分。作りたいかたさになったところで湯せんからはずして、「レモンカード」完成です!
初めて作りましたが、色みやとろみも、なかなかいい具合に仕上がったような気がします。さて、味のほうはどうでしょうか?早速できたてを味わってみました。
いろいろ使えそうなほど、たっぷり作ることができました。冷蔵の場合は早めに食べたほうがよいそうなので、1週間ほどで食べられそうな分以外は、冷凍保存しました。
「レモンカード」で楽しむアレンジメニュー
「レモンカード」がたっぷり作れたので、アレンジメニューも楽しんでみることにしました。
「レモンパイ風トースト」
「レモンカード」といえばやはり「レモンパイ」。トーストしたパンにレモンカードを塗って、あらかじめ作っておいたメレンゲをふんわりとのせたらオーブントースターへ。焦げ過ぎないように注意しながら、オーブントースターで2分ほど焼き上げました。
さらに、ティーサンドやおつまみにもアレンジしてみました。
ティーサンド風
イギリスといえば「アフタヌーンティー」。普段のおやつでプチアフタヌーンティー気分を楽しめるような、クリームチーズを合わせたティーサンドを作りました。
オランデーズ風ソースでおつまみ
レモンカードを作っていて、「オランデーズソース」と材料が似ていることに気がつきました。「エッグベネディクト」にも使われているあのソースです。
メレンゲを作ったあとの卵黄に、バターや塩コショウ、レモンカード少々を加えて、混ぜながら500Wで10秒ずつ電子レンジで加熱して「オランデーズ風ソース」を作りました。おろしニンニクを軽く塗ってトーストしたパンを添えて、おつまみの一品に。
オランデーズソースは、できるだけすぐに使い切ったほうがよいそうです。また、暑い季節はとくに、材料やレモンカードの取り扱いに十分注意しながら、アレンジメニューを楽しんでください。
気になる市販の「レモンカード」も食べてみました
手づくりしたレモンカードはおいしいですが、さまざまなお店やオンラインショップで出合える「レモンカード」もまた絶品です。「手づくりする時間はないかな~」という人も、気軽に楽しめます。
今回は、筆者が気になった市販の「レモンカード」を購入して、レポートします。
毎日の食卓で気軽に!レインボー「瀬戸内レモンカード」(486円)
スーパーのジャムコーナーで見つけたのは、広島産食材の加工食品などを販売する「レインボー食品」の「瀬戸内レモンカード」。同じ広島にある「アヲハタ」が製造し、瀬戸内産のレモン果汁や卵の卵黄を使用しているなど、気軽に買える商品ながら、こだわりも感じる品です。スプレッドのひとつとして、おうちに常備してみてはいかがでしょうか。
瀬戸内レモンカード(レインボー食品株式会社オンラインショップ)
ちょっといいものをという時に。成城石井「瀬戸内レモンカード」(754円)
「成城石井」といえば、2023年4月に大阪に「成城石井 BAKERY」がオープンしたばかり。高級スーパーの中でも、常に話題を集めています。「瀬戸内レモンのレモンカード」は、瀬戸内産レモンのまろやかな酸味や甘みなどなどを生かしたという商品です。休日のブランチはもちろん、「今日は疲れたー!おいしいものでリラックスしたい!」なんてときにぜいたくな気分を味わえそうです。
成城石井 瀬戸内レモンのレモンカード 270g(成城石井オンラインショップ)
特別なシーンのテーブルに……DEAN&DELCA「SOIL TABLE 神の島レモンカード」(1944円)
「DEAN&DELCA」で販売されていたのは愛媛のブランド「SOIL TABLE」より「神の島レモンカード」。愛媛県大三島産の「神の島レモン」と、内子町で育てた希少な鶏「岡崎おうはん」が生む2種類の卵をとれたてで使用と、材料からも強いこだわりを感じます。大切な来客や記念日を祝う時など、特別なシーンのテーブルに添えたいひと品です。
SOIL TABLE 神の島レモンカード(DEAN & DELUCAオンラインストア)
味の違いや変化も楽しめる!クリームチーズで食べ比べ
3つの「レモンカード」を、パン以外でも食べ比べてみましたが、クリームチーズにのせてみると、味の違いや変化をより楽しめると感じました。筆者の個人的な感想ではありますが、簡単にご紹介します。
レインボーの「瀬戸内レモンカード」はさらにフルーティさが強まる組み合わせ。成城石井の「瀬戸内レモンカード」は、その甘みとチーズの塩味を引き出し合い、少しキャラメルのような風味も感じます。「SOIL TABLE」の「神の島レモンカード」は、果皮がたっぷり入っているからか、ほのかにほろ苦さも感じる上品なレモンの味わいと、チーズの塩みがよく合います。
レモンカードは、クリームチーズにのせると、即席スイーツとしても楽しめそうです。ぜひお試しください。
手づくりでも市販品でも、さわやかな酸味が食欲を誘い、コクと甘みに心まで癒されるような「レモンカード」。今回ご紹介した以外にも、みなさんもお好みの「レモンカード」をお好みの方法で楽しんでみてはいかがでしょうか?
今回紹介した市販品の中には、品薄・終売の可能性もありますので、購入は早めがおすすめです。店舗によって取り扱いがない場合もありますので、おでかけ前にご確認ください。