話題のパン通販「ぱん結び」体験&試食イベントをレポート!
全国のベーカリーとパンが好きな消費者をつなぐモール型ECサイト「ぱん結び」。そのサービスを体験できるオンラインイベントが2月25日(金)に開催されました。今回はその様子をレポートします。
パンのお取り寄せサイト「ぱん結び」とは?
「ぱん結び」とは、全国各地の名店ベーカリーから直接パンをお取り寄せできるECサイト。運営しているカネカ食品株式会社は、全国のベーカリーにパンの素材を提供する卸売の会社です。“ベーカリーと繋がりの深い”カネカ食品ならではのネットワークでパン屋さんを厳選。こだわりの商品を購入することができる、いわば“パンのセレクトマルシェ”なのです。通販初出店の人気店や、『ぱん結び』限定商品なども見かけることができますよ。現在、全国18都道府県、30店舗のパンをお取り寄せ可能です。
事前に参加者のもとへ「パンのセット」が到着!
今回、参加希望者にはあらかじめ「ぱん結び」のラインナップから、食べてみたいパンセットを選んでもらっていました。第1希望〜第3希望のうちのひとつが、自宅に到着しました。
筆者が選んだお店は、横浜の「BonVivant」から、「ボンヴィボンセレクト」。「粗挽きフランク」や「生クリームあんぱん」など人気商品の詰め合わせです。有名店だけれど、なかなか行く機会がなかったお店のパンが選べるのは大変うれしいです!
また、「ぱん結び」の特徴として、パンお取り寄せサイトには珍しい日時指定が可能というのがあります(※今回はぱんてな運営指定のもと到着)。届く日がわかっていると、人が集まるイベントのお持たせや贈り物に使えたり、冷凍庫の空き具合の調整もしやすいですね。
イベント開始&世界の山﨑シェフが登場!
15時になるとイベントがスタート。カネカ食品の野崎正道さん、村上絢香さんからご挨拶と、会社紹介がありました。カネカ食品株式会社は、おもに生イーストやマーガリン、バターなど、製パン業務用原材料を販売しています。私たちには「パン好きの牛乳」「パン好きのカフェオレ」などの商品がなじみ深いかもしれません。
続いて、スペシャルゲストとして、テクニカル・アドバイザーの山﨑隆二シェフも登場です。
山﨑シェフといえば、ジョエル・ロブションのパン部門の立ち上げや、帝国ホテルでのシェフブーランジェを経て、クープ・デュ・モンドで優勝された、日本が誇るシェフです。山﨑シェフと直接お話ができる機会に、参加者も大興奮。なかには、すでに山﨑シェフと交流のある方も!
冷凍パンのリベイク方法を学ぶ!
それぞれお手元に届いたパンを持っていただき、記念撮影を楽しんだあとは、いよいよ冷凍パンの食べ方についてのお話です。
プロの製造現場では、専用の窯でパンに蒸気を入れ、解凍してから食べることがあるそうですが、私たちが食べる場合は、自然解凍がおすすめです。夏は3~4時間、冬は4〜5時間というのが目安ですが、地域や気温によって差があると思うので、ご自分で適した時間を見つけてみてください、とのことです。
そして、「冷凍のパンをどうしたらおいしくできるか?」あらゆるパンを取り寄せ徹底的に調査したカネカ食品さんの答えは、以下のような「電子レンジ×オーブントースター」のあわせ技でした。
① パンの封を開け、ビニール袋のまま、電子レンジに入れる。
② 600Wで30秒〜1分、冷たさがなくなるまで温める。
③ 好みの大きさにスライスし、さらにオーブントースターで加熱する。
ほか、惣菜パンも(カレーパンなども)同様の方法でおいしく食べられます。プレーンなパンは焦げる心配も少ないですが、レーズンや豆などが入っていると焦げやすいもの。アルミホイルでパンを包んで焦げを防止しましょう。
ここで参加者からリベイク方法についてたくさんの質問がありました。
その一部をご紹介します。
チョコレートがコーティングされているパンは?
という質問に対しては、
カレーパンのカットのタイミングについては、
というお返事をいただきました。
中にウインナーが入っていて、チーズがかかっているパンは?
こちらはとても具体的な例ですが、惣菜パンの扱いは悩みますよね。
食べるタイミングや時期に合わせた対応方法を教えて下さいました。
フルーツデニッシュは冷凍も難しそうですが、解凍はどうなのでしょう。
水分とサクサク感のバランスはお好みですね。
みなさん、いろいろな方法でリベイクにチャレンジしてくださったようで、
たくさんの質問と回答のやりとりが行われました。
またチャットは“これ、おいしかった!”の声で賑わいました。
石窯パン工房 サフランさんのパンを食べました
ミニ湯種食パンは、自然解凍のみで食べてもフワモチです
ミル・ヴィラージュさんの「ジャンジャンブル」というジンジャーピールのようなものが入ったパンを食べました!
出店店舗の案内&クイズ大会も!
続いて、「ぱん結び」注目店舗の紹介がありました。
めるころパン工房(熊本)
阿蘇の自然豊かな場所にあるお店。オーナーシェフがドイツパンマイスターを取得したので、本格的なドイツパンがいただけます。山﨑シェフのおすすめは山ぶどうパン。こちらはぱん結びでもご購入いただけます。阿蘇観光の際は、ぜひ店舗にも遊びに行ってみてください、とのことです。
ミル・ヴィラージュ(大阪)
山﨑シェフとともにクープ・デュ・モンドに出場した渡辺明生シェフのお店。パンだけでなく、地元の野菜なども取り扱っている、個性的で楽しいお店です。
続いてなんと、クイズ大会も行われました。出題されたのは「ぱん結び」についてや、出店店舗についてなど。みなさん、公式サイトをよ〜く見て解答してくださっていました。見事正解した人にはプレゼントも用意されていました!
最後は、山﨑シェフに質問攻め!
最後はぱんてなイベント恒例の質問コーナーへ。せっかくの機会、山﨑シェフにパンや製パンのことなどを聞いちゃいましょう。
Q.食パンをよく作っています。おすすめの粉はありますか?
山﨑さん やわらかく食べたければ強力粉のみ、ガリッと食べたければハード系の粉を3割くらい入れてもおいしいと思います。
Q.「ぱん結び」のパンがおいしく食べられる期間を教えて下さい。
山﨑さん 届いてから1週間くらいで食べてもらいたいです。冷凍庫の開け閉めが頻繁だと、どうしても袋の中に霜がパンについてしまうことがあります。
Q.手作りでクロワッサンを作るともちっとした食感になってしまいます。どうしたらサクッとしますか。
山﨑さん じつは、自宅の環境でクロワッサンづくりは、かなり難しいんです。パリッとさせるカギは、生地の冷やし方。私たちは3〜マイナス5℃くらいの冷蔵庫に入れて、生地は凍らせず油脂のみを凍らせるようにしています。その冷蔵庫を家庭で用意するのは難しいと思うので、おいしいクロワッサンを食べたければ、お店で買うのがいちばんです。
Q.「ぱん結び」出店のパンは、ふだん売っているものと冷凍とで配合を変えていますか。
山﨑さん 配合は変えていないと思います。“どのタイミングで冷凍するか”でおいしさが変わってくると思いますので、各店舗それぞれがいちばんいいパフォーマンスで冷凍してくれています。
Q.「ぱん結び」に出店してほしいパン屋さんのリクエストはできますか。
山﨑さん ぜひ実現できるようにがんばりますので、教えて下さい!
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シェフにお話を聞きながら、おいしく焼ける方法も学べてしまう、パン好きにとってはたまらない至福の1時間となりました。企画していただいたカネカ食品さん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました&お疲れさまでした。
カネカ食品と山﨑シェフがこだわった、とっておきのパンが楽しめる「ぱん結び」。みなさんもぜひこの機会にお試しください!
■ぱん結び
- 公式サイト
- https://pan-musubi.jp/