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GWはパン活で旅行気分!?世界のサンドイッチを食べてみた&作ってみた
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GWはパン活で旅行気分!?世界のサンドイッチを食べてみた&作ってみた

辻 美穂
辻 美穂

パンの生地と、挟む具材次第でバリエーションが広がる「サンドイッチ」。日本では、お惣菜からスイーツ系まであらゆるものがありますが、世界ではどんなパンでどんな具材が定番なのでしょうか。日本で味わえる世界のサンドイッチを購入したり、実食したりしてみました。

※商品情報は、2023年4月現在のものです。
※各商品の詳しい情報は、店舗にお問い合わせください。

【フランス】ジャンボン・フロマージュ

バゲットを使用したフランスのサンドイッチ。バターとハムだけを挟んだ「ジャンボン・ブール」とともに定番なのが、ハムとチーズをサンドした「ジャンボン・フロマージュ」です。チーズは基本的にハード系のものが使用されているそうですが、現地では、好きなチーズを選べるお店もあるそうです。

このパンを、フランスの伝統製法で作られるパンが人気のパリ発「MAISON KAYSER」(メゾンカイザー)で見つけました。

MAISON KAYSER「ハムとエメンタールチーズのサンド」(599円)

外はパリッと、中はもっちり噛み応えのあるバゲットに、あっさりしながらうまみを感じるロースハムとエメンタールチーズをサンド。塩味のやさしい具材がパンのおいしさも引き立てる、上質な味わいのサンドイッチです。

■MAISON KAYSER 大丸福岡天神店

住所
福岡県福岡市中央区天神1-4-1 福岡天神大丸本館 B2階
電話番号
092-718-3058
営業時間
10:00~20:00
定休日
施設に準ずる
MAISON KAYSER 公式Instagram
https://www.instagram.com/maisonkayser_japon/?hl=ja
MAISON KAYSER公式サイト
https://maisonkayser.jp/

【オーストリア/ドイツ】カイザーゼンメルサンド

皇帝(カイザー)の王冠を模した「カイザーゼンメル」は、オーストリア生まれのパン。オーストリアやドイツでは、このパンを使ったサンドイッチが定番のひとつです。

そんなカイザーゼンメルを使用したサンドイッチを、福岡市内の住宅街にある、オーストリア発の「Sailer」(サイラー)で見つけました。

Sailer「ローストポークサンド」(420円)

外はしっかりサクッと、中はふんわりのカイザーゼンメルに、ローストポークやレタス、トマトをサンドしたもの。カレーソースがアクセントになっています。

■SAILER

住所
福岡県福岡市南区長丘2丁目1-5
電話番号
092-551-7077
営業時間
7:00~19:00※カフェO.S18:15、営業時間は変更の場合あり
定休日
元旦のみ
公式サイト
https://sailer.jp/

【ベトナム】バイン・ミー

「バイン・ミー」は、かつてフランスの植民地だった影響が残るサンドイッチ。フランスパンにベトナムハム、なますなどをサンドし、ベトナムの魚醤「ヌクマム」をかけて味わうのが基本のスタイルです。

現地の味を再現しているという、福岡県大野城市内の「333 Sai Gon」(バーバーバーサイゴン)で、定番タイプを購入しました。

333 Sai Gon「ベトナムハムと自家製パテ」(690円)

温めた香ばしいフランスパンに、現地で教えてもらったという自家製レバーパテやベトナムハムなどをサンドした、ほんの少しピリ辛を感じる「バイン・ミー」。たっぷりのなますや、きゅうり、パクチーのさわやかさで、さっぱりと味わうことができます。パクチーは抜くことができるので、苦手な人は注文時に伝えて。

■333 Sai Gon(バーバーバー サイゴン)

住所
福岡県大野城市錦町2丁目1-20
電話番号
050-3503-3338
営業時間
10:30~19:00
定休日
月曜

【日本】フルーツサンド

いまや大人気の「フルーツサンド」ですが、日本生まれというのはご存知でしょうか?

どのお店が発祥というのは特定できないようですが、大正時代からすでに提供していたお店があるほど、歴史あるサンドイッチです。

今回は、数あるフルーツサンドの中から、佐賀市創業のフルーツ店で、東京にも店を構える「FRUITS GARDEN 新SUN」(フルーツガーデン シンサン)のものを購入しました。

FRUITS GARDEN 新SUN「ミックスフルーツ」(450円)

10種以上そろう中から選んだのは「ミックスフルーツ」。いちごをはじめ5種類のフルーツが、ホイップクリームとともにサンドされています。ほんのりバターが香るしなやかな食パンと、甘さ控えめのふわふわホイップクリームが、フルーツの味わいを引き立てます。

■FRUITS GARDEN 新SUN いっぴん通り店

住所
福岡県福岡市博多区博多駅中央街1−1 博多デイトス1Fいっぴん通り
電話番号
092-471-6680
営業時間
8:00~21:00
定休日
施設に準ずる
新SUN公式サイト
https://www.shinsun.co.jp/

世界のサンドイッチを作ってみました!

続いて、世界のサンドイッチをおうちで再現してみました。身近な材料で気軽にできるものを紹介します。

【アメリカ】ツナメルト

BLTやクラブハウスサンドなど、多くの人気サンドイッチを生み出しているアメリカ。カフェなどでも気軽に食べることができるこの「ツナメルト」も、定番サンドイッチのひとつです。

2枚の食パンでスライスチーズやツナマヨをサンドして、フライパンで焼いただけと作り方は簡単。
今回は6枚切りの食パンを使い、マスタードを塗ったチーズで、ツナマヨを上下に挟んでみました。玉ねぎのみじん切りがアクセントの、食べ応えのあるホットサンドです。

世界のサンドイッチ

チーズがとろ~りとろけて、ふんわりとしたツナマヨ。バター香るサクサクパンとこれらのコンビネーションが、たまりません。

【イタリア】トラメッツィーノ

白く薄いパンに具をたくさんサンドした、三角形の「トラメッツィーノ」。イタリア・トリノのカフェが発祥で、同じイタリア北部にあるヴェネツィアで特に人気というサンドイッチです。最近ではトラディショナルな三角形以外に、ティーサンドのような正方形や長方形も作られているそうです。

日本でもレシピが多数存在する「トラメッツィーノ」。筆者がセレクトした2種類のフィリングを使い、三角形とロールタイプで「トラメッツィーノ風サンドイッチ」を作ってみました。


福岡県を中心に「世界のサンドイッチ」を紹介しましたが、ぜひみなさんのお近くのパン屋さんでも探してみてくださいね。お店になくても、自己流で作って味わうのも楽しいものです。

例年以上に外出しやすくなった今年のゴールデンウィーク。パン好きさんの中には、海外旅行で「世界のサンドイッチ」を食べる方もいるのではないでしょうか。
国内でも国外でも、お外でもおうちでも、みなさんのスタイルで世界のパン旅行を楽しんでみてください。

※参考文献:「世界のサンドイッチ図鑑」(佐藤政人著/誠文堂新光社発行)

WRITER

辻 美穂

辻 美穂

とにかく食べること、飲むことが好きで、異業種から食の業界へ転職をとフードコーディネーターの学校へ。複数の調理現場でバイトしたあと、菓子とパンの会社で商品企画の仕事に就く。自社パンのおいしい食べ方をあれこれ試しているうちにパンの魅力にハマり、その後ライター活動を始めてからも、そして活動拠点を福岡に移した2013年以降も、仕事のついでに気になるパン屋へ立ち寄り、新たなパンとの出合いを求め続けている。最近気になるのは、自分の体重と屋根で勝手に居候するスズメたちのこと。

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