2023年もあっという間。いよいよクリスマスがやってきます。パン好きさんのなかには、シュトーレンを購入してもう食べ始めた人や、食べきって次のシュトーレンの購入を迷っている人もいることかと思います。

今年もぱんてな編集部のライターから「今年はこれに決めた！」というシュトーレンの情報をまとめて紹介します。

ブーランジェリーパティスリー E-ji＆CO.（福岡県福岡市）の「シュトーレン」　（2,480円）

隠れ家的なパンとスイーツの店で、福岡のパン好きや食通にはよく知られている「ブーランジェリーパティスリー E-ji＆CO.」。シュトーレンはスライスするとかわいい食パン型。レーズンやオレンジ、ピスタチオなど、ドライフルーツやナッツがたっぷりの生地からは、スパイスやリキュールが豊かに香ります。

さまざまな味や食感が絶妙なハーモニーを奏でるなか、マジパンが口の中でとろ～り溶けていきます。リキュールがしっかりきいて、ふわっと広がるスパイスの風味で締めてくれるシュトーレンは、“毎日少しずつ”なんてゆっくり食べていられないほど、やみつきになる味わいでした。個人的には粉糖もポイント。フォンダンのようなしっとり感で、シュトーレンをリッチに演出しています。
（ぱんてなライター　辻美穂）

siro（東京・三鷹）の「シュトーレン 白」（3,300円）

東京・三鷹にできた「siro」は、2023年オープンしたパン屋さんの中で、今後もパンを買いに行きたいと思うお店です。「デュヌ・ラルテ」のシェフだった後藤一哉さんのお店です。「siro」初のシュトーレンは白と黒があり、スパイスを使わない白を選びました。生地がフランボワーズとビーツのパウダーでピンク色。杏子餡も練り込まれていて、ナッツもドライフルーツもたっぷり入っていて、スパイスを使わなくてもこんなに豊かな味わいになるのかと驚いています。

（ぱんてなライター　野崎さおり）

ベッカライ・ペルケオ・アルト・ハイデルベルク（京都市左京区）の「ぺルケオ スペシャルシュトーレン」（2,700円）

今年は本場のクリスマス気分をより楽しもうと、ドイツパン専門店「ベッカライ・ペルケオ・アルト・ハイデルベルク」で購入。ドイツのパン職人の最高資格「マイスター」を持つご夫婦が営むお店です。

“スペシャル”の名にふさわしく、アプリコットやイチジク、アーモンド、ピスタチオ……と複数のドライフルーツやナッツが入っています。お酒はシードルを使用し、軽やかでフルーティーな口あたり。パインやオレンジピールの爽やかな甘酸っぱさを味わえるのがお気に入りのポイント。パーティー気分を高めてくれる華やかなシュトーレンです。

（ぱんてなライター　田辺容子）

パン工房 かおりほのか（岡山市南区）の「シュトーレン（プレーン／チョコ）」（各1,200円）

私のおすすめは、「パン工房 かおりほのか」さんが作る2種類のシュトーレン。ドライフルーツとマジパンの王道タイプだけど、誰もが食べやすいようにとスパイスなしで仕上げています。

「プレーン」のほか、カカオを練りこんだ生地に77％のハイカカオチョコたっぷりの「チョコ」もスタンバイ。チョコレート感がしっかり感じられる、チョコ好きにはたまらないシュトーレン！お手頃価格なので、どっちも購入してクリスマスまで交互に楽しむのもアリですね♪

（ぱんてなライター　ありましょうこ）

FREUNDLIEB（兵庫県神戸市）の「シトーレン」（3,240円）

今年もいろいろなお店のものを食べましたが、神戸からお取り寄せした「フロインドリーブ」の「シトーレン」がいちばんでした！見た目は大きくずっしり、高さもあってパウンドケーキのような食べごたえです。具材はレーズン、オレンジピールなどいたって定番なのですが、ついついもうひと切れと手が伸びてしまう魔力があります。

煉瓦窯で焼き上げているというのも老舗ベーカリーらしいポイント。古き良き安心感を舌で受け止める瞬間がたまらなく、とても幸福な気分になれました。

（ぱんてなライター　梶原綾乃）

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以上、今年もぱんてなライターによるシュトーレン情報をお届けしました。毎年恒例となりつつあるこの記事ですが、ライターの個性や好みがそれぞれ分かれていて面白いですよね。今年はもちろん、来年のシュトーレン選びにお役立ていただけるとうれしいです。
引き続き、楽しいホリデーシーズンを！