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『日刊WEBタウン情報おかやま』『ぱんてな』公式ライターとして活躍中 ありましょうこさん
輝くパンシェルジュ

『日刊WEBタウン情報おかやま』『ぱんてな』公式ライターとして活躍中 ありましょうこさん

辻 美穂
辻 美穂

ライター ありま しょうこさん

パンシェルジュ,ありましょうこさん

大学卒業後入社した「株式会社ビザビ」で、4年ほど広告営業職を経験。その後、地域情報誌『月刊タウン情報おかやま』など、同社が発行する雑誌の編集スタッフとなる。現在も編集スタッフとして活躍する傍らWebサイト『日刊WEBタウン情報おかやま』にて、『あのパンのとりこ』を連載中。さらに、2020年には『ぱんてな』公式ライターに就任し、これまでの取材経験や、パンシェルジュマスター(1級)取得で学んだ知識をもとに、パン愛あふれる視点でパン屋さんを取材し、執筆している。また、一年じゅう穏やかな気候の故郷・岡山と、家で飼う4匹のネコを、パンと同じくらい愛している。

パンシェルジュ検定を受験した目的やきっかけを教えてください。

3年ほど前、勤めている出版社でWebの連載を始める話が出まして。上司から“テーマを考えて”と言われたときに、私が昔から好きだった『パン』で連載を提案したのがきっかけです。私は、学生の頃から独学でパン作りをしたり、お店巡りをしていたのですが、パンの勉強を専門的にしたことはありませんでした。せっかく連載を始めるのなら、パンのことをもっと深く学んでおきたいと思って、パンシェルジュ検定を受験することにしたんです。

資格試験の前、“取得後はこうなりたい”という目標はありましたか?

“パンのことならこの人”って言われるようになることです。業種柄、同じ部門に在籍しているメンバーは、“ラーメンならこの人”とか、“映画ならこの人”というように、それぞれ得意分野を持っているんです。そういう環境で働いていましたから、私も何か得意分野を持ちたいと思っていました。そこで、“パンのことならありまに聞け”と言われる人になることを目標に、パンシェルジュ検定のテキストを肌身離さず持ち歩いて勉強した結果、パンシェルジュ資格に3級・2級・1級と、ストレートで合格することができました。

パンシェルジュ検定の勉強をした中でためになったことや、新たに知ったことはありましたか?

パンシェルジュ検定の受験勉強をする前は、パンに関する理論的な知識がほとんどなかったので、新発見の連続でした。なかでも特にためになると思ったのは、2級テキストの「パンとのコンビネーション」。単純な知識ではなく、“濃いコーヒーにはこんなパン”というような、よりおいしいパンの食べ方を模索するための知識を学べたからです。もともと食いしん坊の私ですから、パンをもっとおいしく食べる方法が知りたかったので、その点でもよかったですね(笑)。

パンシェルジュ,ありましょうこさん,ル・パン・ドゥ・タカ

「クロワッサンとカフェ・オ・レ」など定番のほか、さまざまな組み合わせをパンシェルジュ検定テキストで学んだ。(アート作品のように美しいクロワッサンは、岡山の『ル・パン・ドゥ・タカ』のもの。今後、ありまさんにより『ぱんてな』でも紹介予定)。

パンシェルジュ検定に合格したあと、仕事などで変化はありましたか?

目標通り、職場で「パンの人」と言われるように。雑誌の巻頭でパンの特集を組むときにも、企画の主軸をどうするかなど、私に聞いてくれるようになったんですよ。また、広告代理店業務を行う部署からは、クライアントさんがパンのイベントをやりたいという時に“どういうお店を呼んだらいいか”と意見を求められるようになりました。このように、社内で声をかけてもらうことが増えて、とてもうれしかったですね。また、パン屋さんへ取材に伺ったときでも“パンシェルジュマスターを持っているの?すごい!”と言っていただけるようになりました。

パンシェルジュ,ありましょうこさん,パングッズ

会社のデスクは大好きなパングッズまみれ!一目で「ありま席」と分かるそう。握ると「プープー」と音が鳴るバゲットのクッションを仕事中につい握ってしまい、みんなの視線が一斉にありまさんに向けられたことも(笑)。

新たにチャレンジをされたことはありましたか?また、それを行う上で苦労したことはありましたか?

『ぱんてな』の公式ライターになったことですね。縁あって事務局主催の座談会に参加した際に、“こういう連載をやっている編集者です”とちらっとお話ししたところ、声をかけてくださって。苦労……というほどではありませんが、最初は記事作成に使う「WordPress」(※)に戸惑ったことですね。文章を書くことは私にとって趣味のひとつでもありますから、会社勤めをしながらでも、締め切りが重ならない限り辛いと思うことはありません。ただ、締め切りの何日か前に、完璧な状態で仕上げたいという謎のプライドが私の中にあって。自分自身で与えた、そのノルマに対するプレッシャーが辛いことはあります(笑)。

※Webサイトやブログを作成できるソフトウェア。

パンシェルジュ,ありましょうこさん,名刺

『ぱんてな』公式ライターに就任後、「ぱんライター」としての活動用の名刺を作成。キュートなイラストは、ありまさんと同じ会社のデザイナーに依頼。取材先では、4種類をランダムに渡しているという。

今後の目標を教えてください。

私は生まれ育った岡山が大好きですので、岡山の雑誌を作れるのは本当にうれしいんです。今後も地元のパンや食の情報を発信しながら、引き続きライターとして経験を積んでいきたいです。そして、岡山県内のパン屋さんを全店取材するのはもちろん、ゆくゆくは近県のパン屋さんの取材ができたらいいなと思っています。将来的には、『ぱんてな』で自ら立ち上げたパンの企画で記事を執筆したり、ライティング以外の分野にも、どんどんチャレンジしていきたいですね。

パンシェルジュ,ありましょうこさん,取材ノート

愛用の取材ノートもパンのシールまみれ。ノートには、パン屋さんの特徴や魅力をより伝えられる文章を書くため、さまざまなデータや情報がびっしり書き込まれている。

パンシェルジュ,ありましょうこさん,ベイクショップヘルメス

掲載されたページを、岡山の『ベイクショップヘルメス』のレジ横で発見!ライターにとって、仕事へのやり甲斐と喜びを感じる瞬間のひとつ。

全国のパンシェルジュたちや、これからパンシェルジュ資格の取得を目指す人たちにメッセージをお願いいたします。

パン好きな人なら、パンシェルジュ検定の勉強自体がためになるし、面白いと思います。私は酵母についての勉強が苦手でしたが、知れば知るほど面白くなりました。この資格を仕事に活かせるとか活かせないとかは、あとから付いてくるものだと思うので、自分が楽しんで勉強していれば結果的に仕事になり、それで収入を得ることもできると思います。まずは楽しみながら学んで欲しいな、それが私からのエールです。そして、パンシェルジュ資格を取得するのであれは、ぜひ1級まで取得してください。パンの知識も広がりますし、1級取得後の方が、ハクが付いたと実感できましたので(笑)。

「取得資格」

・パンシェルジュ1級

「執筆記事」

<雑誌>
・月刊タウン情報おかやま(毎月発行/株式会社ビザビ)
・オセラ(隔月発行/株式会社ビザビ)
・岡山のおいしい店(年1回発行/株式会社ビザビ)
・岡山ラーメン本(年1回発行/株式会社ビザビ)
※岡山周辺の書店やコンビニ、ドラッグストアなどで購入できるほか、Amazonでも購入可能。
定期購読なら送料無料とお得です。

<Web>
・日刊WEBタウン情報おかやま
https://tjokayama.jp/
・あのパンのとりこ
https://tjokayama.jp/section/series/pantoriko/
・あのパンのとりこ season2
https://tjokayama.jp/section/series/pantoriko2/
・ぱんてな(当サイト)
https://pantena.jp/author/pantenar002

WRITER

辻 美穂

辻 美穂

とにかく食べること、飲むことが好きで、異業種から食の業界へ転職をとフードコーディネーターの学校へ。複数の調理現場でバイトしたあと、菓子とパンの会社で商品企画の仕事に就く。自社パンのおいしい食べ方をあれこれ試しているうちにパンの魅力にハマり、その後ライター活動を始めてからも、そして活動拠点を福岡に移した2013年以降も、仕事のついでに気になるパン屋へ立ち寄り、新たなパンとの出合いを求め続けている。最近気になるのは、自分の体重と屋根で勝手に居候するスズメたちのこと。

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