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【「パンのフェス 2025春 in 横浜赤レンガ」初出店パン屋さん】夫婦愛から生まれたとっておきのスコーンが人気!神奈川県・横浜市「スコーン専門店 iro」
パンやの夜明け

【「パンのフェス 2025春 in 横浜赤レンガ」初出店パン屋さん】夫婦愛から生まれたとっておきのスコーンが人気!神奈川県・横浜市「スコーン専門店 iro」

辻 美穂
辻 美穂

2016年に初開催して以来、延べ100万人以上が来場している日本最大級のパンイベント「パンのフェス2025春 in 横浜赤レンガ」が、2025年3月7日(金)~9日(日)に開催されます。それに先がけて、今年も「ぱんてな」では初出店のパン屋さんを紹介します。

今回は、「スコーン専門店 iro」を運営する株式会社iro代表取締役の北野聖夜さんに、「パンのフェス」への意気込みや、フェスでのおすすめ商品などを伺いました。

「スコーン専門店 iro」について教えてください。

基本の生地に卵・牛乳・バター・白砂糖を使わないのスコーン専門店です。妻の恵里菜がおやつに作ってくれたスコーンが、これまで僕の中にあったスコーンのイメージを覆すほど衝撃的においしかったんです。この味を広めていきたいと、2023年の夏頃から夫婦で通信販売をスタートしました。

地元のマルシェなどに出店したのち、さらに多くの皆さんにお届けできるよう、同年10月6日に横浜に工場兼店舗をオープンしました。店頭では常時15種ほどご用意しております。まだ始めて1年半ほどですが、僕たちのスコーンをまずは知っていただきたいという想いで「パンのフェス」に参加しました。

商品の特徴について教えてください。

「体にやさしいお菓子」をめざしています。卵・牛乳・バター、白砂糖は使用せず、外はサクサク、中はほどよくしっとりした食感に焼き上げています。フィリングに使う食材は、無農薬栽培や有機栽培のフルーツ、野菜をはじめ、オーガニックや国産の食材などを厳選。素材そのままの味わい楽しんでいただけます(一部ヴィーガン対応ではないものがあります)。

大切な人への贈り物や、毎日頑張っている自分へのちょっとしたご褒美になるようなスコーンにしたいと、ケーキのように美しく仕上げているのも、「iro」のスコーンならではだと思います。

「パンのフェス」販売商品で“これは食べてほしい”というおすすめを教えてください。

まず食べていただきたいのは「焼き芋ブリュレ」です。熊本で無農薬栽培された「紅はるか」を店内のオーブンで一度焼いたあと、生地に練り込んでいます。まさにサツマイモを食べているかのような甘みをお楽しみいただけます。

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キャラメリゼされた香ばしさも魅力!「パンのフェス2025アワード」のエントリー商品 「焼き芋ブリュレ」(490円)。

ベーシックな「ヴィーガンプレーン」もおすすめです。シンプルでやさしい味わいですが、ヴィーガンということを忘れてしまうほどのおいしさがある自信作です。

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何個も購入する人がいるほど人気という「ヴィーガンプレーン(320円)は朝食にもおすすめ!」

そのほかにも数種類ご用意いたしますので、「パンのフェス」会場のブースもぜひお立ち寄りください。

スコーンづくりへの想いやこだわりを伺えますか?

じつは僕、「Y.S.C.C.横浜」に所属する現役のフットサルプレイヤーでもあるんです。ポテトチップスが大好きで、小腹がすくとついついつまんでいたのですが、妻が体を気遣って常備してくれるようになった手づくりお菓子のひとつが、このヴィーガンスコーンでした。

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「Y.S.C.C.横浜」の現役選手で株式会社iroの代表取締役の北野聖夜さんと、商品開発担当の妻・恵里菜さん。「iro」のスコーンは妻の夫に対する愛から誕生しました。

もとは僕のために作ってくれたおやつでしたが、この小さなヴィーガン生地のスコーンから、きっと多くの人を幸せな気持ちにできると確信しています。アスリート社員としてかつて勤めた会社で学んだマーケティングの知識などを生かしながら、横浜から日本全国に、そして世界へと「iro」のスコーンを広めていきたいと思います。

使用する素材にこだわり、2025年は神奈川県産の規格外野菜やフルーツを使うなど、地域のフードロス問題に貢献もしていきたいです。自分へのご褒美だったり、大切な人に食べてもらうためのものとしてを皆さんの選択肢に入れていただけるならば嬉しいです。

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みんなの色を合わせればよりいい色が生まれるのではないかという意味を込めた「iro」という名のもと、妻・恵里菜さんやスタッフのみなさんと力を合わせて世界を目指したいと、北野さんは語ります。


現在まで60~70種ほどのスコーンが販売されていますが、恵里菜さんの中にはまだまだたくさんのアイデアがあるそう。これからどのようなスコーンが誕生するのか、筆者も楽しみです!

オープンから1年半ながら、横浜のスイーツ催事で売り上げの最高記録を塗り替えるなど、注目を集めている「iro」のスコーン。ぜひこの機会に味わってみてください。

■スコーン専門店 iro

所在地
神奈川県横浜市西区伊勢町3-143 眞井ビル1F
営業時間
木曜・金曜11:00~17:00/土曜・日曜10:00~17:00※夏季は~20:00
店休日
月曜・火曜・水曜
ホームページ(オンラインショップ)
https://sconeiro.jp/

WRITER

辻 美穂

辻 美穂

とにかく食べること、飲むことが好きで、異業種から食の業界へ転職をとフードコーディネーターの学校へ。複数の調理現場でバイトしたあと、菓子とパンの会社で商品企画の仕事に就く。自社パンのおいしい食べ方をあれこれ試しているうちにパンの魅力にハマり、その後ライター活動を始めてからも、そして活動拠点を福岡に移した2013年以降も、仕事のついでに気になるパン屋へ立ち寄り、新たなパンとの出合いを求め続けている。最近気になるのは、自分の体重と屋根で勝手に居候するスズメたちのこと。

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