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「春のパン特集」開催中の「渋谷スクランブルスクエア」6店舗のパンを紹介!
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「春のパン特集」開催中の「渋谷スクランブルスクエア」6店舗のパンを紹介!

野崎 さおり
野崎 さおり

2019年にオープンした「渋谷スクランブルスクエア」。200店以上のショップが並ぶ商業施設として既にお馴染みですが、食品フロアではパンも充実しています。パンシェルジュでもあるパン野ゆりさんがおすすめのパンを紹介する「春のパン特集」という企画が進行中と聞いて、渋谷スクランブルスクエアにお邪魔してきました。

パン野ゆりさんが見るパンのトレンドは「ヘルシーパン」vs「進化系レトロパン」

渋谷スクランブルスクエア

パンシェルジュの資格も持つパン野ゆりさん。

パン好きさんからの信頼も厚く、さまざまなメディアで活躍するパン野ゆりさん。2022年のパンのトレンドを「ヘルシーパン」vs「進化系レトロパン」と見ているそうです。

確かにヴィーガンパンのほか、低糖質やグルテンフリーなどヘルシーなパンが増える一方で、カレーパンや焼きそばパン、コロッケパンなども進化中。そのトレンドも「渋谷スクランブルスクエア」で見つけることができます。

旬と懐かしさのハイブリッド「木村屋總本店」の新ブランド「キムラミルク」

渋谷スクランブルスクエア

地下2階にある「キムラミルク」は、「木村屋總本店」の新ブランドとしてご存知の方も多いはず。パン以外にもミルクなどドリンクも販売されています。

「四角いパン 焼きそば/ナポリタン」は「春のパン特集」で「進化系レトロパン」としておすすめされています。焼きそばパンもナポリタンパンも懐かしい味として人気ですが、「キムラミルク」ではデニッシュ生地にぎっしり詰めてキューブ型に焼き上げているのが斬新! 焼きそばには青のり鰹節、紅生姜にソース、そして中にマヨネーズ!ナポリタンにはパセリにチーズというトッピングに、ファンの心をくすぐります。

いちばん人気の「渋谷あんパン」は、「木村屋總本店」の代名詞、酒種を50%使っています。ソフトな生地の中にはホイップしたこしあん入り。新鮮な舌触りのふんわりしたあんこ、小豆入り、そして桜の塩漬けがトッピングされて塩加減をプラスというコンビネーションに思わず唸ります。

ハード系のパンが人気の「メゾン・イチ」

渋谷スクランブルスクエア メゾンイチ

同じく地下2階にある「メゾン・イチ」。代官山や世田谷区の経堂にもお店があり、ハード系のパンをメインにフランスの総菜なども取り扱うお店です。

お店のいちばん人気は「いちじくピスタチオ」。「ヘルシーパン」としてパン野ゆりさんも注目。表面はサクッとしていて、中はふんわり。ピスタチオの風味と香ばしさ、いちじくのプチプチした食感と甘さのコンビネーションが堪能できます。

そしてもうひとつ、おすすめのパンは「栗のパン」。もっちりした生地の中に粗く砕いた栗と甘いマロングラッセを練り込んでいます。シンプルながら、ほんのりした甘さで食べやすいとファンの多いパンです。

手がけるのはミシュランに輝くシェフ。「ティエリー マルクス ラ ブーランジェリー」

渋谷スクランブルスクエア ティエリー マルクス ラ ブーランジェリー

ミシュランで5度星を獲得したシェフ、ティエリー・マルクスのベーカリー「ティエリー マルクス ラ ブーランジェリー」も地下2階にあります。

この春、人気なのは「あんバターサンド」! カリッとしたクラムが印象的なバゲットに挟まった、有塩バターと北海道産小豆を使ったあんこがボリューミー。間違いない組み合わせです。

カリカリ食感の「ビーフカレーパン」は、中にカレーがぎっしり。カレーの味も本格的で、フォンドボーや赤ワイン、選び抜かれたスパイスなどで作られているのだとか。甘みと辛さのバランスが大人っぽい雰囲気で、ぱん野ゆりさんも「進化系レトロパン」として注目しています。

季節限定の「クロワッサン・フランボワーズ」は、「ティエリー マルクス ラ ブーランジェリー」人気No.1のフランス産の全粒粉を使った大きなクロワッサンの上に、マカロン生地を絞ってのせた見た目にも可愛く豪華なパン。クリームチーズと自家製フランボワーズソースがフィリングとして挟み込まれていて、甘酸っぱさの虜に。スパークリングワインと一緒にピクニックに持っていきたくなるような華やかなパンです。

「COROMORE」で北海道の味を詰め込んだバラエティ豊かなコロッケサンドを

渋谷スクランブルスクエア COROMORE

地下2階からはもうひとつ。パン屋さんではなくコロッケ屋さん「COROMORE」のコロッケサンドが「進化系レトロパン」として取り上げられています。

コロッケサンドは単品195~280円、8個入1665円。ボックスもかわいいコロッケサンドは、渋谷スクランブルスクエア限定の商品です。

「旨みぎゅっと焼きとうもろこし」「津別とろっとカニクリーム」「旨みじゅわっとカレールゥ」などそそるネーミングで、北海道の食材にこだわったコロッケがコロッケサンドに。ワンハンドで食べられる手軽さはもちろん、柔らかい食パンと工夫を凝らされたコロッケの相性が抜群。バリエーション豊かで、目移りしてしまいそう。

珍しい世界のパンも揃う充実のベーカリーコーナー「Gourmand Market KINOKUNIYA」

渋谷スクランブルスクエア Gourmand Market KINOKUNIYA

地下1階は「Gourmand Market KINOKUNIYA」があるフロアです。たくさんのおいしそうな食品が並びますが、ベーカリーコーナーも充実。一般のパン屋さんではなかなかお目にかかれない世界各国のパンも並びます。

ドイツの「プンパニッケル」は、ライ麦100%。酸味が少なくマイルド、ほろほろとした食感です。すでに薄くスライスされているので、そのまま食べてもよし、好きな具を乗せてオープンサンドにすればパン飲みにも。

「ハパンコルプ」はフィンランドの薄焼きパンです。パリパリしたおせんべいのようですが、小麦粉、オーツ麦フレークや麦芽粉、ひまわりの種、大豆フレークにハーブまで入って香ばしく風味も豊か。ワインかな、ビールかなとお酒が好きな人ならきっと思うはず。

そして今、お店のおすすめは店内のベーカリーで焼き上げているバナナマフィン。バナナがたっぷり混ぜ込まれた、甘くしっとりした生地にはクルミ入り。香りもいい定番のおいしさです。

米粉パンの「ベーカリー サンチノ」では和素材を使ったパンに注目

渋谷スクランブルスクエア ベーカリー サンチノ

1階にあるのが「ベーカリー サンチノ」。ますます注目が集まる米粉を使ったパンがずらりと並びます。

ヘルシーパンとして取り上げられているのが「豆腐食パン」。乳成分、卵を使わずに豆腐を練り込んだ食パンです。大豆の香りを感じるしっとりしたパンで、積極的に食事に取り入れたいタンパク質を多く含んでいるのもうれしいですね。

「豆腐食パン」同様、「ベーカリー サンチノ」は和素材を取り入れるのも得意。お店おすすめの「よもぎかのこ」は国内産よもぎを使った緑の濃い生地に金時豆、ひよこ豆、手亡豆、青えんどうの4種類の豆が入っています。よもぎの香りのするもっちりしたかみごたえのある生地の中に、甘い豆が混ぜ込まれていて春を感じるパンです。

「ヘルシーパン」や「進化系レトロパン」、そして流行のパン飲みにもぴったりなパンに、ベーカリーの強みを生かしたパンと、パンだけでもバラエティ豊かな「渋谷スクランブルスクエア」。パンを目当てに訪れてみてはいかがでしょうか?

■渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストラン

住所
東京都渋谷区渋谷2-24-12
インフォメーション電話番号
03-4221-4280(10:00〜21:00)
営業時間(B2~11F・14F)
10:00~21:00

※営業時間の変更や休館になることがあります。最新情報は公式サイトを確認してください。

WRITER

野崎 さおり

野崎 さおり

ライター。2017年パンシェルジュ検定2級合格。カンパーニュなどのハード系とクロワッサンが好き。旅の目的にはパン屋さん巡りとローカルフードの実食を必ず入れ、旅が「パンの仕入れ」になっていると揶揄されることもしばしば。早起きが苦手なのがパン好きとしての最大の弱点。

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