今年もあっという間に12月。いよいよクリスマスがやってきます。パン好きさんのなかには、シュトーレンを購入してもう食べ始めた人や、まだ購入を迷っている人もいることかと思います。
ぱんてな編集部のなかでも「今年はこれに決めた！」「昨年はこれでした」という声がちらほら。まとめてご紹介します。

BAKERYタツヤ（福岡県福岡市）の「STOLLEN2022」（1800円）

今年のシュトーレンをいくつか味わったなかで、印象的だったのがこちら。「BAKERYタツヤ」の「STOLLEN 2022」。ほどよくスパイスを感じるしっとりした生地に、サンマスカットレーズンやドライイチジクなど5種のドライフルーツとくるみ、そして、マジパンも練り込まれています。

驚いたのはフルーティさと同時に、ふわっと広がるフローラルな風味。ドライフルーツの漬け込みにラム酒とエルダーフラワーのリキュールを使っているからでしょうか。ゴロッと入ったくるみがアクセントで、全体的にやさしい味わいながら、華やかな余韻をしばらく楽しめるシュトーレン。機会があれば、味わってみてください。

（ぱんてなライター　辻美穂）

GARDEN HOUSE CRAFTS（東京・代官山）の「桃とバニラとスミレ 国産小麦のシュトレン」（2800円）

東京・代官山のログロードにある「GARDEN HOUSE CRAFTS Daikanyama」の「桃とバニラとスミレ 国産小麦のシュトレン」が印象的です。シュトーレンに桃を使うのは珍しいですが、シェフは夏の果物を使って時間の経過を感じられるシュトレンを作りたかったそう。

ほんのりピンクで繊細な食感の生地と、ほどよくやわらかいドライの白桃やアプリコットの組み合わせが、バニラの香りとともに忘れられなくなります。

（ぱんてなライター　野崎さおり）

NARSBAKERY（岡山県倉敷市）の「2種のチョコとナッツとオレンジのシュトーレン」（1650円）

私のおすすめは、岡山県倉敷市茶屋町にある「NARSBAKERY」の「2種のチョコとナッツとオレンジのシュトーレン」。なんといっても目を引くのが、まるでプレゼントボックスみたいなキューブ型のビジュアル！

スペイン産のチョコと国産クーベルチュールカカオ55%をたっぷり使い、さらにアーモンドやくるみ、マカダミアナッツにカシューナッツと具だくさん。岡山県産の赤ワインで漬け込んだフルーツ、クリスマス仕様の自家製イチゴパウダー入りマジパンも加わり、しっとりと仕上がっています。

（ぱんてなライター　ありましょうこ）

しろはとベーカリー（京都市中京区）の「ほうじ茶のシュトーレン」（1500円）

京都・烏丸御池にあるこちらのお店のシュトーレンは、ほうじ茶を使用した和テイスト。しっとりと密度の高い生地に、ごろごろと大きなアーモンドやくるみ、レーズン、有機イチジクがたっぷり入っています。

口に含むと、お茶の香りがふんわり広がります。さらに、ナッツの香ばしさとラム酒の風味、あと味には柚ピールの爽やかな苦みがあり、生地そのものはあっさり。外側にまぶされたトッピングシュガーにしっかりと甘さがあり、味のバランスのよさが光る一品です。


（ぱんてなライター　田辺容子）

近江屋洋菓子店（東京・神田）の「シュトーレン」（5508円）

ぱんてなでも以前ご紹介した神田の近江屋洋菓子店。昨年のこの時期はシュトーレンを求める人で大行列だったそうで、今年は事前のオンライン予約のみに。それでも予約開始30分でほぼ売り切れでした！

包丁を入れた瞬間の、ザックリとした手応えのよさから惚れ惚れ。マジパンを練り込んだ生地にはレーズン、オレンジピールとレモンピール、そして大ぶりのイチジクが入っています。中はほろっとしながらも崩れすぎず、果実感とラム酒のコク、バターのうまみが口に広がります。この幸せは想像以上！

（ぱんてなライター　梶原綾乃）

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以上、ぱんてなライター＆編集部の一部メンバーによるシュトーレンの紹介でした。みなさんの気になるものはありましたか？今年はもちろん、来年のシュトーレン選びにお役立ていただけるとうれしいです。
引き続き、楽しいホリデーシーズンを！