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京料理とパンのコラボを発信! 東京・八重洲に「Japan Bakery『Bakerys Kitchen ohana×嵐山 熊彦』」誕生
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京料理とパンのコラボを発信! 東京・八重洲に「Japan Bakery『Bakerys Kitchen ohana×嵐山 熊彦』」誕生

野崎 さおり
野崎 さおり

東京駅八重洲地下街に、新しい魅力を持つパン屋さん「Japan Bakery『Bakerys Kitchen ohana×嵐山 熊彦』」がオープンしました。京料理の技法と日本の食材にこだわったパンが並ぶお店です。

「ベーカリーキッチンオハナ」と京都の老舗京料理店「嵐山 熊彦」のコラボ

「Japan Bakery」は、関東を中心に19店舗を展開する「ベーカリーキッチンオハナ」と京都の老舗京料理店「嵐山 熊彦」がコラボレーションしているお店です。ずらりと並ぶパンには、京料理の技法、京都らしい和の食材が取り入れられています。こんなにも和の要素をたくさん取り入れたパン屋さんは、これまでなかったのでは?

左から「ベーカリーキッチンオハナ」の久保田浩司さん、「嵐山 熊彦」の栗栖基さん、京菓子材料を扱う「美濃与」の松井敬介さん(お名前確認)。

オープン前日に行われた内覧会で、「ベーカリーキッチンオハナ」の久保田浩司さんは、「自分たちのノウハウ以上に、栗栖さんがもう50〜60年やってきた料理の技法を、パンの中にびっしり詰め込んだ商品ができた」と挨拶。「嵐山 熊彦」の栗栖基さんも「世界広しといえども、ここにしかないパンを作りました」とコメントしました。白味噌や京都らしい素材をパンに入れたらどういう風においしくできるか、試食を重ねてきたそうです。

イチオシ商品はきのこたっぷりの「丹波黒豆クラプフェン」

「丹波黒豆クラプフェン」(378円)。

イチオシ商品は、「丹波黒豆クラプフェン」。クラプフェンといえば、ドイツのドーナツです。これは、黒豆入り。京菓子材料を専門にあつかう老舗「美濃与」が自社で焙煎、粉砕するきな粉をたっぷり纏わせました。生地はしっとりしていて、ふんわり柔らか。ボリュームがありますが、しつこくなくぺろりと食べられます。

「嵐山カレーパン」(432円)。

嵐山カレーパンは、柔らかくなるまで煮込まれた牛すじ肉にナスや小芋(里芋)、たけのこなど、和食でよく使われる野菜入り。これまでにないカレーパンです。

「宇治抹茶と丹波黒豆食パン」(583円)。

宇治抹茶と丹波黒豆食パンは、美しい緑色の生地にほんのり甘い黒豆入り。黒豆の甘さと食感も楽しく味わえます。

「パン・オ・黒豆」「宇治抹茶クローネ」「嵐山デニッシュ」(各410円)。

デニッシュ類も、宇治抹茶や黒豆、うぐいす豆が使われていて、可愛らしくて上品です。

白みそをポイントにしたタルティーヌや、焼いたしめ鯖を使ったサンドイッチも

「焼しめ鯖とポテサラのチャバタサンド」(702円)。

「焼しめ鯖とポテサラのチャバタサンド」は、「一度しめ鯖にした鯖を焼いて挟むことで、最後まで飽きないようにしました」と栗栖さんにとっても自信作のようです。柴漬け入りのポテトサラダと組み合わせられています。

左から「鶏の⻄京焼と姫竹のタルティーヌ」「サーモン幽庵焼と筍のタルティーヌ」「鯖の味噌煮と九条ねぎのタルティーヌ」(各486円)。

3種類用意されたタルティーヌは、京都らしさ満載。鶏の西京焼きと姫竹、サーモンの幽庵焼きと筍、白味噌を使った鯖の味噌煮と九条ネギという組み合わせです。サーモンの幽庵焼きと筍はゆずの香りがする白みそのクリームが合わせられていて、サーモンのおいしさを引き立てます。

お店がある八重洲地下街は、国内外からの観光客や、ビジネスマンや買い物客などが行き交う場所。夜20時まで営業しているので、会社帰りに立ち寄るといったことも可能。東京はもとより、世界から訪れる人に京都の味わいとパンの融合が届きそうです。

■Japan Bakery「Bakerys Kitchen ohana×嵐山 熊彦」

住所
東京都中央区八重洲2-1ヤエチカ地下1階
営業時間
10:00〜20:00
定休日
八重洲地下街に準ずる

WRITER

野崎 さおり

野崎 さおり

ライター。2017年パンシェルジュ検定2級合格。カンパーニュなどのハード系とクロワッサンが好き。旅の目的にはパン屋さん巡りとローカルフードの実食を必ず入れ、旅が「パンの仕入れ」になっていると揶揄されることもしばしば。早起きが苦手なのがパン好きとしての最大の弱点。

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