2023年3月4日(土)・5日(日)にお菓子＆パンの祭典「コッタマルシェ」が、パシフィコ横浜にて初開催されました。

「コッタマルシェ」は、お菓子・パン作りのための日本最大級の総合サイト「cotta」と、全国でハンドメイドイベントを開催している「ハンドメイドマルシェ」の共催によるイベント。お菓子やパンはもちろん、紅茶やジャムなどのお供お供フード、キッチン雑貨など幅広い商品が大集合していました。

ちょうど同じ期間に「パンのフェス2023春 in 横浜赤レンガ」が開催されていたこともあり、ハシゴしたパン好きさんも多いのでは。今回はぱんてなライターが現地で見つけた「コッタマルシェ」出店のパン＆パン雑貨をリポートします。

バラエティ豊かな商品で大行列の「なみまちベーグル」（鎌倉・長谷）

会場オープンから行列が耐えなかったのが、「なみまちベーグル」。鎌倉・長谷の工房でひとつひとつ手作りされているというベーグルは、北海道産はるゆたか100%、ホシノ天然酵母、シママース、はちみつを使用するのが基本。シンプルな材料をベースに、あらゆる種類の遊び心ある商品展開をされていました。

店員さんのおすすめは「ラズベリークリームチーズ」。ブラックココア入りの生地にラズベリーとクリームチーズを練り込んだ、リッチで上品な味わいのベーグルです。同じくブラックココア生地を使用した「抹茶〜極〜」も大変人気で、追加するそばからなくなっていくほどでした。

道産素材を生かした「マルヤマベーカリー shian」（北海道・札幌市）

素敵なロゴと商品レイアウトで目を引いたのは、「マルヤマベーカリー shian」。北海道産小麦をはじめとする道産素材を使用し、あこ天然酵母で発酵させたパンが売りのお店です。ミルク、じゃがいも、かぼちゃなど、じつに北海道らしい具材からなるパンたちは、商品を選ぶのがとても楽しく、つい迷ってしまいます。

今回のイベント限定商品「豆乳と豆腐のパン」が気になりました。豆腐屋「Jimo豆腐Soia」の豆乳、豆腐を使用し、水を使わずに仕込んだという特徴的な商品です。
また、店員さんおすすめの「コーンちぎりパン」も購入。甘みが強くやわらかな粒が特徴の品種「スーパースイートコーン」が使用されています。

小麦アレルギーの店主が作る米粉パン「Luciole」（東京・代々木）

コンクールの受賞歴もあるパティシエの店主による米粉パン・スイーツのグルテンフリー専門店「Luciole」。間借りでの営業を経て今年2月に代々木に店舗をオープンしたばかり。自身が「米粉パンに救われた」というきっかけもあり、アレルギーで困っている方の食の選択肢を広げられるようにとの思いでパンづくりをされているそうです。

おすすめは、「ベーコンチーズブレッド」。食べごたえのあるソフトフランス生地に、カリカリのチーズが香ばしい一品。米粉らしいもちもち感とうまみ味わうならば、「おもちあんぱん」を。求肥が入っていて、中までもちもちです。

和素材を使用したスコーンが魅力的「tom's SCONE japanesque」（東京・西荻窪）

お菓子のブースを見ていて気になったのは、和のスコーンと日本茶のお店「tom’s SCONE japanesque」。雑穀や野菜、果物など和風な素材選びと組み合わせに惹かれました。週末は、お店のお茶とスコーンで楽しむアフタヌーンティーなどもよさそうです。

購入したのは「もちきびとハトムギのスコーン」と「青海苔塩モッツァレラ」。ほかにも、甘酒や焼き芋、宮古島の雪塩を使用したスコーンなど、どの商品も個性豊かでした。

パン雑貨にも注目！

「コッタマルシェ」では、パンやスイーツはもちろん、多くのハンドメイド作家さんが出店されていました。パンをキーワードに、筆者が気になったものを紹介します。

ゆるかわな「hammy」のパンぬいぐるみ

数あるブースのなかで、食パンやあんぱん、クロワッサンなどのぬいぐるみと目が合いました。こちらは、ぬいぐるみ作家のhammyさんが手掛けた作品たち。

ゆるくてかわいい、ちょっとシュールな表情に癒やされます。ぬいぐるみはもちろん、小ぶりなブローチも販売されていました。

トートバッグにつけて、一緒にパン巡りをするのも楽しそうですね。

「candy roll fake sweets」のリアルな造形のパンやスイーツ！

続いては、粘土で作ったパンやスイーツを販売している、「candy roll fake sweets」。

メロンパン、トーストなどのシンプルなパンはもちろん、目玉焼きやベーコンが乗ったオープンサンドや、たっぷり乗ったデニッシュ（層まで美しい！）。

中のフィリングが見えるかじりかけのパンなど、細部にまでこだわった作品ばかりでした。

「YUYAmade」の革で再現したパンポシェット

「YUYAmade」では、革作家の曽根雄也さんが手掛けるパンをモチーフにしたポーチやポシェットなどが販売されていました。革端材をアップサイクルして作られているとのこと。

お財布やスマホなどが入る小さめサイズなので、春のお散歩にぴったりそうです。

フランスパンのクープ部分の材質や、立体的な目玉焼きの黄身など、モチーフへのリスペクトとていねいなものづくりを感じられました。

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「コッタマルシェ」で出合った気になるパンやスイーツ、パン雑貨をご紹介しました。

マルシェイベントや、ハンドメイドイベントは全国で数多くありますが、
大きな規模で楽しめる機会はまだまだ少ないと思いました。ぜひ継続的に開催していってほしいイベントのひとつです。