国内外問わず、観光地として人気の京都。“パンの街”としても名高く、パン好きとしては一度は訪れてみたい街ではないでしょうか。その玄関口となる「京都駅」では、老舗ベーカリーのパンはもちろん、京都の食文化を味わえるパンが販売されています。
そこで今回は、京都駅で購入できるお土産にぴったりのパンをご紹介いたします。

外せない！定番パン屋

まずご紹介するのは、1948年創業の「志津屋（SIZUYA）」。京都を中心に20店舗以上を展開する、言わずと知れた老舗ベーカリーです。

志津屋「京かるね」（250円）

京都のご当地パンとして有名な“カルネ”。ドイツの定番パン「カイザーゼンメル」を元に開発されたフランスパンに、ボンレスハムとオニオンスライスを挟んだサンドウィッチです。味付けは志津屋オリジナルのマーガリンのみ。

もっちりとしたパン生地にシャキッとした玉ねぎの食感、ハムのジューシーなうまみは飽きのこないおいしさで、京都へ訪れるたびに味わいたくなる一品です。

京都駅店は新幹線乗り場に近い八条口エリアに立地。旅の思い出に浸りながら、自分へのお土産として新幹線車内でいただくのはいかがでしょうか。

パンで楽しむ！京の地物と食文化

パン激戦区・京都には、老舗のパン屋以外にも注目のパンが揃います。ここからは、京都産の食材や京都らしさを味わえるパンをピックアップしてご紹介いたします。

グランディール「京生ちぎりパン～プレーン～」（420円）

1989年創業の「GRANDIR（グランディール）」。看板商品「黄金のメロンパン」をはじめとしたパンが地元・京都の人々から愛されてきたベーカリーショップです。

「京生ちぎりパン」は、グランディールのブランドロゴをイメージして焼き上げられた一品です。
昨年末より京都府産小麦「京小麦」を使用し、口当たりがよく小麦の風味が際立つ製法へとリニューアル。きめ細やかな生地に仕上げられており、絹のような口溶けとほんのりやさしい甘みを味わうことができます。

家族や友人とシェアして楽しめるサイズ感と形状で、季節ごとに登場する限定フレーバーも要チェックです。

グランマーブル「マーブルデニッシュ　黒糖みるくきなこ」（1,728円）

京都発祥のデニッシュ専門店「GRAND MARBLE（グランマーブル）」。京都の異国文化を受け入れ昇華してきた伝統と智恵にならい、洋の味わいと和素材の出合うデニッシュパンを生み出しています。

「黒糖みるくきなこ」は、京都駅店限定商品。まろやかな甘みのミルク生地とコクのある黒糖生地に、しっとりと香ばしいきなこチョコを織り込んでいます。和素材が描きだすマーブル模様の断面が美しく、洗練されたパッケージも魅力的な一品。

常温未開封で、1週間から10日ほど日持ちするというのも嬉しいポイントです。

SUETOMI AoQ「AoQのあん塩パン」378円

1893年創業の京菓子司「末富」がプロデュースする「SUETOMI AoQ（スエトミ アオキュウ）」。京菓子の技法や素材をルーツにもちながら、もっと気軽にお茶時間を届けたいという思いから生まれた菓子ブランドです。

「AoQのあん塩パン」は、無添加の国産材料のみを使用した塩パンに「末富」の職人が炊き上げたこしあんをたっぷりと混ぜて焼き上げられています。あんのおいしさはもちろん、もっちりとした塩パン生地の塩けとバターのコク、それぞれのうまみが噛むほどに広がります。
こちらのあん塩パンが購入できるのは、JR京都伊勢丹と京都市下京区にあるCafe Standのみ。パン好きのみならず、和菓子好きにも贈りたい一品です。

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有名ベーカリーのパンはもちろん、ここでしか購入できないパン、パン屋以外にルーツを持つお店のパンと、個性豊かなパンが揃う京都駅。観光のお土産やちょっとした手土産に贈れば、喜ばれること間違いなしです。