

注目の新店から老舗ベーカリーカフェまで。JR中央線武蔵小金井駅周辺で行きたいパン屋さん3選

東京都小金井市にある武蔵小金井駅は、JR中央線で新宿から最短23分とアクセスが抜群。小金井市は1万年以上も前から人が住んでいたことがわかっていて、今も人気の住宅街です。そのJR武蔵小金井駅から徒歩圏内にある個性的なパン屋さん3店を紹介します。出来て間もない新店から、フランスの味を提供するお店、街の老舗ベーカリーまで。パン屋さんから街の魅力を垣間見られるかもしれません。
2026年4月オープンの新店。路地にできた8.5坪の小さなパン屋さん「Plaine」

黄色いテント屋根が目印。
「Plaine(プレーヌ)」はJR武蔵小金井駅北側にある、狭い路地に2026年4月15日にオープンした新しいお店です。オーナーシェフの平野季沙子さんは、池袋にあるホテルのベーカリー部門勤務を経て、独立。ふたりのお子さんを持つお母さんパン職人でもあります。

入って左側に3段の棚。
パン屋さんを開くには最低10坪ほど必要だといわれていますが、「Plaine」は厨房を含めたわずか8.5坪という小さなパン屋さんです。そのため販売スペースへもふたりずつ入ってくださいとのこと。

右側には、バゲットや食パン、冷蔵ケースなど。
毎日30種類ほどが焼き上がるパンは、100%国産小麦を使用しています。ハード系やヴィエノワズリーなどのフランス生まれのパンが中心です。焼き色の美しさも目を引きます。

リュスティック・フロマージュ(380円)
いろいろあるハード系のパンの中でも、シェフの平野さんのおすすめは、リュスティック・フロマージュ。じわっとちぎれるような食感の生地に、焼けたチーズの香りと塩気のコンビネーションがワインにも合いそう。

パンスイス(450円)
近年、販売するお店が増えてきたパンスイスは、極細の縞模様が、そのまま口当たりの繊細さにもつながっています。まったりとコクのあるカスタードクリームとチョコチップを巻き込んでいて、パリパリしたパン生地とのギャップも⚪︎。

角食(900円)
また、米粉を限界まで入れた湯種製法の角食も人気です。そのまま食べるともちもちで、トーストするとクラストがガリっと音を立てるような生地を目指しているそう。理想とする生地を実現するために、何度も試行錯誤した平野さんにとっても愛着のあるパンです。
■ Plaine(プレーヌ)
- 住所
- 東京都小金井市本町5-18-5 太平ビル 1F
- 電話番号
- 非公開
- 営業時間
- 11:00〜17:00(売り切れ次第終了)
- 定休日
- 日・月・火
- 公式インスタグラム
- https://www.instagram.com/plaine_2026
フランス・アルザス地方の文化も伝える「ラトリエ・ドゥ・カンデル・トウキョウ」

猫がバゲットを持っている看板が目印。
「ラトリエ・ドゥ・カンデル・トウキョウ」は、駅から徒歩10分ほどの連雀通り沿いにあるヨーロッパのような建物の一画です。オーナーシェフの奥田有香さんは、いくつかのベーカリーチェーンで働き、その間にフランスのアルザス地方でパンづくりの研修を経験しました。

パンは主にガラスケース内に並んでいます。
ライン川を挟んでドイツと国境を接するアルザスは、食が豊かな場所としても知られます。奥田さんは「アルザスの人たちのホスピタリティ、歴史や文化にすっかり魅了されました」と話します。

壁にはアルザスで撮影した写真や、アルザスの象徴、コウノトリのグッズも。
2012年に「ラトリエ・ドゥ・カンデル・トウキョウ」を開いて独立してからは、アルザス滞在中に学んだパンをお店に並べるだけでなく、アルザスの文化もお店で発信しています。また、「カンデル」という店名は、アルザスで知り合った尊敬するお菓子とパンを作る職人の名前をもらって名付けました。

スブロート(300円)
形が独特の「スブロート」は、アルザス地方の伝統的なパンです。「ス」とは、日本の銭のように昔使われていた少額の貨幣単位のことです。「スブロート」は余った生地を集めて焼く庶民のためのパンだったと奥田さんは教わりましたが、今ではアルザスでもあまり作られていないそう。生地は、奥田さんが日本の師匠から教わった製法で発酵させています。さっぱりしながらも、小麦の味がしっかり感じられるフランスパンに仕上がっています。

ブリオッシュカネル(1,000円)
「ブリオッシュカネル」は、奥田さんのアルザスでの師匠が、ケーキづくりで余った生クリームにパンに生かそうと編み出したパンです。ブリオッシュ生地にシナモンシュガー、バタークリームをのせ、仕上げにホイップクリームを塗ってから焼き上げています。しっとりしたブリオッシュ生地にたっぷりかけたシナモンや、溶けて染み込んだクリームの甘さも特徴です。購入には事前の予約が必要です。

動物パン(70円)
大人気の「動物パン」は、国産小麦を使う食パンと同じ生地で、お店をオープンしたときから作っています。パンダやコアラがモチーフになることも多いですが、これを食べる子どもたちはみんな、まず耳の部分をちぎって食べるのだとか。なお「ラトリエ・ドゥ・カンデル・トウキョウ」ではパンや常連客の好みに合わせて、外国産と国産、両方の小麦を使ってパンを作っています。
■ ラトリエ・ドゥ・カンデル・トウキョウ
- 住所
- 東京都小金井市前原町3-29-14
- 電話番号
- 非公開
- 営業時間
- 11:00〜14:00・15:00〜17:30
- 定休日
- 日・月・火
- 公式サイト
- https://kandel.jp
武蔵小金井を中心に9店舗を展開する「ベーカリーカフェクラウン武蔵小金井店」

お店があるのは武蔵小金井駅北口から130mのところ。(写真は店舗提供)
「クラウンベーカリー」は、昭和6(1931)年にパン・洋菓子の卸しとして創業した老舗です。昭和40(1965)年頃に現在の武蔵小金井店のある場所で「クラウン洋菓子店」が開かれました。

店内にはバラエティ豊かなパン、お土産にもぴったりな焼き菓子も並びます。
それ以来、武蔵小金井を中心に複数の業態で、ベーカリーカフェを中心にベーグルやコッペパンの専門店など複数のお店を展開しています。武蔵小金井を代表する町のパン屋さんといっていいでしょう。

とろっとジューシーカレーパン(テイクアウト 280円、イートイン286円)(写真は店舗提供)
「ベーカリーカフェクラウン」の人気No.1は、「とろっとジューシーカレーパン」。サクッと歯切れの良い生地のなかに、ジューシーなカレーがたっぷり入っています。冷めてもザクザクとした食感で、まろやかながらスパイスの風味もあるカレーは、具材もしっかり入っています。

塩ロール(テイクアウト 162円・イートイン165円)
もうひとつの人気商品は「塩ロール」。北海道産石臼挽き全粒粉入りの生地は歯切れがよく、バターが巻き込まれているのでさっくりとした食感も楽しめます。

アサイーボウル(テイクアウト 1,512円・イートイン 1,540円)(写真は店舗提供)
「ベーカリーカフェクラウン武蔵小金井店」は、駅に近いこともあってカフェとしても親しまれています。トーストやクロワッサンを使ったモーニングメニューのほか、「アサイーボウル」や「サラダボウル」なども人気です。
■ ベーカリーカフェクラウン武蔵小金井店
- 住所
- 東京都小金井市本町2-6-1
- 電話番号
- 042-384-7165
- 営業時間
- 平日 8:00〜20:00
土・日・祝 8:00〜19:00 - 定休日
- 年末年始
武蔵小金井駅に降りる機会があったら、立ち寄ってみたい3つのパン屋さんを紹介しました。どのお店もそれぞれ個性的。好みのパンを見つけてみてください。


