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【「パンのフェス2025 in 横浜赤レンガ」初出店】素材すべてにこだわり抜いた無添加パンを手作りする長野県・長野市「まめぱん」
パンやの夜明け

【「パンのフェス2025 in 横浜赤レンガ」初出店】素材すべてにこだわり抜いた無添加パンを手作りする長野県・長野市「まめぱん」

ありま しょうこ
ありま しょうこ

2016年に初開催されて以来、延べ100万人以上が来場している日本最大級のパンイベント「パンのフェス2025 in 横浜赤レンガ」。今年は2025年3月7日(金)~9日(日)の3日間にわたって開催されます。それに先がけて、『ぱんてな』では初出店のパン屋さんをご紹介いたします。

今回は雄大なアルプスを望むログハウスでベーカリーを営む、長野県長野市の「まめぱん」の垣下和之さんに、「パンのフェス」への意気込みやフェスでのおすすめ商品などを伺いました。

「まめぱん」について教えてください。

「豆入りのパン専門店ですか?」とよく聞かれますね(笑)。店名の由来は、2004年に自宅の一室を改装して「まめサイズの小さなパン工房」でスタートしたこと。また、そのスタート時に見た目が豆のような丸いプチパンをメインで提供していたのも理由です。

当店の自慢は、なんといっても「信州の自然豊かな高原」という抜群のロケーション。空気も水もおいしく、アルプスの眺めも最高な森のログハウスが店舗です。高原の自然湧水と国産小麦をメインに、卵や牛乳、動物性油脂は原則使用しないのがこだわり。アレルギーのある方にも味わってもらえるよう、健康には配慮しています。国産小麦と自家製酵母で作る無添加のパンをぜひお召し上がりください。

またSDGsへの取り組みも積極的に行っており、パンの冷凍に力を入れています。これによりネット通販による遠距離輸送や製造段階での作業効率化、廃棄ロスの削減も実現しました。

パンづくりへの思いを教えてください。

当店のパンに使用しているのは、「ブナ林の自然湧水」という特別な水。長野県が認定した「信州の名水・秘水15選」のうちのひとつです。この水を使って小麦全粒粉とライ麦からおこした酵母を作り、欧州伝統の「発酵種製法」で低温長時間発酵にて焼きあげます。

小麦粉は基本的に国産のものだけを厳選。パンの種類によって長野県産の「華梓」や北海道産の「春よ恋」に「ゆめちから」、岩手県産の「南部小麦」などを使い分けています。具材もできるだけオーガニックで、これは私の娘が幼少期にアトピーの症状があったため。卵や牛乳を使わないパンがなかなか手に入らず、「ならば自分で作ろう」と思ったのがベーカリーを始めるきっかけでもあります。実はその娘は名古屋の製菓短大からベーカリーでの修行を経て、今は長野に戻ってお店を手伝ってくれる頼もしい存在になりました。

「パンのフェス」で食べてほしいおすすめのパンを教えてください。

一番人気は「くるみレーズン」。地元の道の駅で15年以上販売しているロングセラー商品で、具だくさんでずっしり重たいのが特徴です。このパンを目がけて、はるばる県外から訪れる方もいらっしゃるほどなんですよ。

あとはやはり、ほかでは買えない“信州ならでは”のパンがおすすめです。まずは信州産のワインを使った「信州ワインブレッド」。たくさん練りこんだドライフルーツとともに、ワインの風味をお楽しみいただけます。

また、めずらしい長野県産大麦粉で作る「大麦食パン」(650円)や「芋あんぱん」(300円)、長野県のローカルフード「牛乳パン」をアレンジして動物の顔の形に仕上げた「牛乳パン」(320円~)もおすすめです。

最後に、「パンのフェス」出店への意気込みをお願いします!

これまで年間に30回近く、いろいろな土地の百貨店やイベントに出店してきました。その際によく耳にしたのが”横浜赤レンガ倉庫のパンのフェス”というワード。「いつかは参加してみたい」とずっと気になっており、今回ついに出店のご案内をいただいたんです。当日は長野の道の駅で人気の商品を中心に、信州のご当地パン「牛乳パン」をはじめ“信州らしさ”を感じてもらえる個性的なパンを出品したいと考えています。今からとても楽しみです!


信州が育んだ自然の恵みをパンに昇華する「まめぱん」。地元のおいしさを詰めこんだパンを探しに、ぜひブースを訪れてみてくださいね。

まだまだ初出店のお店紹介は続きます。おでかけ前に各店舗の情報をチェックして、「パンのフェス2025 in 横浜赤レンガ」をもっともっと楽しみましょう!

まめぱん

■まめぱん

住所
長野県長野市大岡甲1250
電話番号
080-8158-5047
営業時間
11:00~18:30
定休日
水曜

WRITER

ありま しょうこ

ありま しょうこ

岡山の地域情報誌『タウン情報おかやま』『オセラ』随一のパン好きスタッフで、自称「ぱんライター」としても活動中。

パンシェルジュ3・2・1級のほか、パンプロフェッショナル・パンスペシャリスト・手作りパンソムリエ・ベーカリーパティシエ・カレーパンタジスタの資格も取得。

このたび、ずっと夢だった『パンの本』の創刊編集長に就任。

『WEBタウン情報おかやま』では、岡山のパン屋さんを紹介する企画『パンのとりこ』を連載。

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