2016年に初開催されて以来、延べ100万人以上が来場している日本最大級のパンイベント「パンのフェス2025 in 横浜赤レンガ」。今年は2025年3月7日（金）～9日（日）の3日間にわたって開催されます。それに先がけて、『ぱんてな』では初出店のパン屋さんをご紹介いたします。

今回は北海道札幌市に3店舗を構え、WEBショップも運営する『boulangerie coron』企画担当の島森萌さんに、「パンのフェス」への意気込みやフェスでのおすすめ商品などを伺いました。

「boulangerie coron」について教えてください。

2012年札幌にオープンした「boulangerie coron」は、「シニフィアン・シニフィエ」の志賀勝栄がグランシェフを努めるベーカリーショップです。パンの形や長さはいろいろありますが、北海道産小麦の実りをイメージし、「コロンコロン」とした響きを大切にして「coron」と名付けました。北海道産小麦を100％使い、そのうまみを十分に引き出すため、低温・長時間発酵させて焼き上げています。生地は吸水性がとても高く、成形する時に形が作りにくいために扱いが難しいです。作るのが大変なぶん、かめばかむほど芳醇で、口いっぱいに広がる奥深い味わいを楽しんでいただけると思います。

パンづくりへの思いを教えてください。

「その土地のパンにはその土地の食材が一番合う」という考えのもと、北海道から地元のおいしさを発信したいと思っています。そのためパンには北海道産小麦を100％使うほか、小麦以外の材料もできるだけ北海道のものを選んでいます。特にワインの原料となる醸造用のブドウ、ナチュラルチーズにおける生産量はともに日本一で、同じ大地から生まれた小麦との相性も抜群です。生産者の方々が抱く熱い気持ちまで、私たちのパンを通して味わっていただけると思います。

「パンのフェス」で食べてほしいおすすめのパンを教えてください。

当店の人気1位は、もちもち食感の「リュスティック」という多加水生地に北海道産とうきびを入れて焼きあげた「道産とうきびのリュスティック」です。小麦のうまみ、北海道を代表する食材であるとうきびの甘みが存分に発揮できるよう、贅沢にたっぷりと入れることにこだわりつつベストなバランスを見極めました。

そのままでも十分おいしいのですが、トースターで少し温めると香ばしさと風味が増してさらにおいしくなります。熱々の状態でバターをのせると北海道らしい「コーンバター」っぽさも味わえておすすめですよ。しょうゆを1滴たらして「バターしょうゆ味」するとワインやビール、お酒にも合うので試してみてくださいね。

 

最後に、「パンのフェス」出店への意気込みをお願いします！

北海道から初めての出店となります。私たちも今回の参加を非常に楽しみにしており、北海道産の小麦のうまみや食感を大切にした『boulangerie coro』のパンをたくさんの方にお届けできたら幸いです。

---

食の宝庫・北海道ならではのパンがずらりと並ぶ『boulangerie coron』。うまみあふれるパンを買い求めに、ぜひブースを訪れてみてくださいね。

まだまだ初出店のお店紹介は続きます。おでかけ前に各店舗の情報をチェックして、「パンのフェス2025 in 横浜赤レンガ」をもっともっと楽しみましょう！

boulangerie coron