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宮城の名店がコラボ!1日1万個売れるあの有名おはぎのあんこを使ったパンを開発
開発プロジェクト

宮城の名店がコラボ!1日1万個売れるあの有名おはぎのあんこを使ったパンを開発

野崎 さおり
野崎 さおり

「パン開発プロジェクト」は、パン愛が止まらないパンシェルジュたちが、人気ベーカリーとひとつのパンを作り上げるプロジェクトです。早くも第5弾となる今回は、宮城県仙台でおいしい焼きたてパンを提供しているパン屋さん「石窯パン工房Pensee」(パンセ)と、地元のスーパー「主婦の店 さいち」で1日1万個売れるといわれているおはぎを使ったパンを開発! 第1回オンライン会議の様子をレポートします。

パンもおはぎも愛するパンシェルジュ10名が集結

宮城 仙台 パンセ さいち おはぎ

開発メンバーと「パンセ」の星さん、佐藤さんら。

今回の開発プロジェクトでは、全国にファンがいる仙台市太白区のスーパー「主婦の店 さいち」(以下さいち)のおはぎのあんこを使ったパンを作ります。パンを手がけるのは同じく仙台市を中心に12店舗を展開するパン屋さんの「石窯パン工房Pensee」(以下パンセ)です。

多数の応募から選ばれた10名の開発メンバーは日本各地から参加。なかには仙台在住や仙台出身などゆかりのある人、和菓子が好きで情報発信をしている人、開発プロジェクトに参加したいとパンシェルジュ検定を受験したという人も。「さいち」のおはぎを食べたことがあるという人は10人中6人含まれています。

地元宮城に貢献しようとタッグを結んだ「さいち」と「パンセ」

宮城 仙台 パンセ さいち おはぎ

「さいち」のおはぎ。

開発メンバーには事前に「パンセ」から2つセットの試作品、「さいち」からおはぎも届けられています。

第1回開発会議には、「さいち」の佐藤さん、「パンセ」の星さんと佐藤さんも参加。「パンセ」の星さんからは「パンシェルジュのみなさんと宮城の名物になるようなパンを作りたい」試作のパンを担当した「パンセ」福室本店の佐藤さんからは「おはぎとのファンのコラボレーションはなかなか難しい。みなさんの意見を聞いて、よりよい商品を作っていきたい」と、意気込みを込めた挨拶がありました。

「さいち」の佐藤さんは、地元の新しい名物を作るためのプロジェクトだからと今回協力してくださいました。「何個でも食べられるように甘さ控えめのあんこで、塩味も効かせています」とあんこの特徴を話し、「いいパンを作ってもらって、地元に貢献したいですね」とも話してくださいました。

宮城 仙台 パンセ さいち おはぎ

左が蔵王クリームチーズ入り、右がバター入りです。

「パンセ」の佐藤さんによると、第1回の試作では、生地に国産小麦と宮城県生まれの米「ひとめぼれ」の米粉を使用。おはぎらしい見た目や食感に近づけるため、パンに混ぜる玄米も使って、もっちり焼き上げました。2種類のパンは、あんこに加えて、ひとつはバター、もうひとつはやはり宮城県内で作られている蔵王クリームチーズを使っています。

サイズやフィリングに意見いろいろ。開発メンバーの思いが白熱。

開発メンバーには事前アンケートで試作のパンを食べた感想や意見を答えてもらいました。さすがはパンシェルジュたち。さまざまな観点で感想を知らせてくれました。改善したいポイントについても次々と意見が飛び出しました。

宮城 仙台 パンセ さいち おはぎ

バターを挟んだ試作品の断面。白い生地はもっちり。

パン生地については、「白っぽい生地がもちもちしていておいしい」「玄米ののつぶつぶ感がおはぎに似ていていい」などと第1回試作の生地に好意的な意見がありました。

「さいち」のおはぎの粒あんをそのまま使用しているあんこについては、「今の甘さがいい」という意見が大半を占めました。

パンのサイズについては、「今回の試作品は少し大きい」という声が多く聞かれました。「販売するときはもう少し小ぶりのサイズにして種類を増やしてはどうか?」という意見も出てきました。

宮城 仙台 パンセ さいち おはぎ

ボリュームがたまらない「さいち」のおはぎ。

あんこの量については意見が分かれました。「ちょうどいい」という人もいるいっぽうで、「さいち」のおはぎのファンという開発メンバーから、「あんこをもっと入れて!」という熱烈な声も。なかには「『さいち』のおはぎは、食べたときに余ったあんこを、あとで別に食べるのも幸せなんです!」とファンのコメントも聞こえてきました。

そしてフィリングについて。「あっさりしたあんこにバターが重い感じがする」といった意見のほか、SNSで拡散してもらうためには割ったり切ったりしたとき「断面に驚きがほしい」という意見も出ました。

また食感の楽しさを出すためにクルミ、さっぱりいただけるように杏子やイチゴなどの甘酸っぱいジャム、求肥や白玉を合わせてもいいのでは?と、イメージがふくらむ提案もありました。なには「あんことマスカルポーネの組み合わせはワインに合いますよ」という大人のおすすめも!

話し合いが進むうちに、「もっと大きなパンの中に宮城県らしい素材がいくつも入っていたらどうでしょう?」とか、「『さいち』でおはぎを入れているパックにパンを入れたい」などと、楽しい意見も飛び出しました。

第2回試作と次回開発会議に向けて、滑り出しは順調!

開発メンバーの意見を聞いた「パンセ」の佐藤さんは、「みなさんの意見を聞いてイメージできたものがあります。求肥やマスカルポーネは使ってみたいです」と、頭の中に次の試作の構想ができあがってきた様子です。

さて次回の試作に開発メンバーからの意見がどんな形で反映されるのか。ぱんてな読者の皆さんもどうぞお楽しみに!

WRITER

野崎 さおり

野崎 さおり

ライター。2017年パンシェルジュ検定2級合格。カンパーニュなどのハード系とクロワッサンが好き。旅の目的にはパン屋さん巡りとローカルフードの実食を必ず入れ、旅が「パンの仕入れ」になっていると揶揄されることもしばしば。早起きが苦手なのがパン好きとしての最大の弱点。

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