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【大阪・天王寺】近鉄百貨店発の新ブランド「KAFFE OTTE(カフェオッテ)」で体感するデンマークのライフスタイル
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【大阪・天王寺】近鉄百貨店発の新ブランド「KAFFE OTTE(カフェオッテ)」で体感するデンマークのライフスタイル

田辺 容子
田辺 容子

今年4月、あべのハルカス近鉄本店に誕生した「KAFFE OTTE(カフェ オッテ)」は、北欧・デンマークのライフスタイルをお手本にしたカフェ&ショップです。世界幸福度ランキングでは常に上位にランクインし、「しあわせの国」と言われるデンマーク。“Hygge(ヒュッゲ)”といわれる「居心地の良い空間や時間」を大切にする精神が根付いており、その考え方は世界から注目を集めています。

店名の「OTTE」はデンマーク語で数字の「8」を意味し、“「週に8回」訪れたくなるような居心地のよい空間やパン、サービスを提供したい”という想いが込められているのだといいます。そこで実際に“Hygge(ヒュッゲ)”を体感しに、お店へ伺いました。

※2024年5月購入時点の情報です。商品や店舗営業等に関する最新情報は、公式サイトやSNSでご確認ください。

全国初登場!デンマークのライフスタイルを体感できるカフェ&ショップ

「KAFFE OTTE」があるのはウイング館2階。お店は、デンマークで親しまれているメニューを提供する「カフェゾーン」と、デンマークの衣・食・住のアイテムが揃う「物販ゾーン」で構成されています。

店頭のショーケースには、旬のフルーツがのったデニッシュ、地元野菜を使ったパン、北欧で親しまれている穀物入りのパンなどがずらり。これらを手掛けるのは、「デニッシュペストリー」を日本で初めて紹介したアンデルセングループのタカキベーカリーです。

2人掛け・4人掛けのほか、最大8人が座ることが出来る大きなテーブルも用意されたカフェの席数は76席。木の温もりを感じる壁面、大きなガラス窓、そしてランプシェードから生み出される穏やかなあかりに包まれる店内は、老若男女問わず誰もが入店しやすい空間です。

 

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デンマークを味わう一皿を、いざ実食

今回いただいたのは、11:30~15:00のランチタイムに注文可能な「スメアブロプレート」(1,650円)。サラダとデリ1種類、温かいスープ、そして2種類の「スメアブロ」がセットになっていました。「スメアブロ」とはデンマークの伝統料理で、薄く切ったパンにバターを塗り、お肉やお魚、野菜、ソースなどを彩りよく重ねて、素材の組み合わせを楽しむオープンサンドイッチです。

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「スメアブロプレート」(1,650円)。

この日のスメアブロは「サーモン&ディルクリームチーズ」と「ロースハム&マリボー」。
まずは「サーモン&ディルクリームチーズ」から。香草・ディルの爽やかな風味がアクセントになったクリームチーズのまろやかさ、脂がのった肉厚なサーモンはとろけるおいしさ。レモンをきゅっと絞れば、爽やかさに磨きがかかります。

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「サーモン&ディルクリームチーズ」。

続いては「ロースハム&マリボー」。クセがなくマイルドなマリボーチーズに、柔らかくあっさりとしたロースハムがマッチ。こちらはパンに塗られたバターのフレッシュな風味もしっかり楽しむことができました。また、ピンク色のクリームはビーツが混ぜ込まれたクリームチーズ。この甘酸っぱさが味のアクセントとなっていました。

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「ロースハム&マリボー」。

5mm程にスライスされたライ麦パンは、いずれのスメアブロでも主張しすぎず、食材それぞれのおいしさの引き立て役として楽しむことができました。

おうちでヒュッゲ。デニッシュやパンはテイクアウト可能

デニッシュやパンは、テイクアウトすることが可能。大切なご家族・ご友人とともに、おうちで“Hygge(ヒュッゲ)”を楽しむのにピッタリです。筆者も悩んだ末、2品を購入しました。

「OTTEロール 黒ごま」

“OTTE”にちなんで8の字の形をしたパン。白ごま・黒ごまがトッピングされ、中にもごまがたっぷり練り込まれています。もっちりとした生地は香ばしく、野菜やチキンなどお好きな具材をはさんでサンドイッチにアレンジしていただくのもよさそうです。軽く温め直すと、ごまの香ばしさがよりいっそう際立ちます。

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「OTTEロール 黒ごま」(イートイン352円、テイクアウト345円)。

「デニッシュConfectionary チーズケーキ」

サクサクのデニッシュ生地の上に、カットされたチーズケーキを4つトッピング。インパクト大のビジュアル。中のチーズクリームはふわふわと軽く、ぺろりと食べ終えてしまいました。また、底に隠されたキャラメルソースが、コクとほろ苦さをプラス。コーヒーのおともにぴったりの一品です。


メニューは、季節に合わせて変更されるそう。旬のおいしさとくつろぎ空間を楽しみに、定期的に訪れたくなる、そんなお店でした。筆者がお店に訪れた際も、ひとりでのんびり食事を楽しむ人、ご家族・ご友人同士でお喋りを楽しむ人……と、思い思いの過ごし方で“Hygge(ヒュッゲ)”を楽しんでいるようでした。

お買い物の休憩に、デンマーク料理を味わいに、そして“Hygge(ヒュッゲ)”の時間を楽しみに、「KAFFE OTTE」へ訪れてみてはいかがでしょう。

■KAFFE OTTE(カフェオッテ)あべのハルカス店

住所
大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 ウイング館2階
営業時間
10:00~20:30(ラストオーダー20:00)
公式サイト(あべのハルカス近鉄本店)
https://abenoharukas.d-kintetsu.co.jp/

WRITER

田辺 容子

田辺 容子

1990年滋賀県生まれ。製菓製パン材料を販売する会社でWEBデザイナーを経験したのち、印刷系の制作会社でライターとして勤める。現在は文化芸術を支える仕事の勉強中。好きなパンはシナモンロール。

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